古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

天気 「享保日記」享保十七年三月二日 天気編

2019-08-11 08:05:46 | 古天気学

天気 「享保日記」享保十七年三月二日 天気編 

2019年8月11日 日曜日 天気 曇      

連日の猛暑 熱中症に注意。

「享保日記」 享保十七年三月二日

「享保十七年・・・在々ことの外飢饉ノ山。いまだ草はへ不(V)申候付、山なとと(ママ)云て青木葉ヲとり、かてニするト云。是に中り死するもの有ト云由也。一、當年ハ五月ニ閏有(V)之ゆへか、三月節句殊寒ク有(V)之。二日ニ雪ミぞれふる。ももの花も不(V)咲。二月廿八日よりひがんニ入。」を検証する。  

 

 「テータ変換」

年月日 享保十七年三月二日 → 1732年3月27日

場所 水戸 → 水戸

天気種類 雪ミぞれ → 霙 

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)

享保十七年三月二日 → 1732年3月27日

弘前 晴 

八戸 晴 

盛岡 曇 

日光 雨(雪)

東京 曇(雨) 

八王子 雨 

鯖江 曇(雨) 

伊勢 雨 

京都 雨 

池田 曇(雨) 

津山 晴 

鳥取 晴 

臼杵 雨

古天気学データベース(KTDB)

弘前 快晴

日光 雪申下刻ゟ雨  

 

「検証結果」

年月日 享保十七年三月二日 → 1732年3月27日

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 水戸市 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸市の天気記録無

天気の種類 霙

「データ整理」

享保十七年三月二日 → 1732年3月27日

弘前 晴  

八戸 晴  

盛岡 曇  

日光 雨(雪)

水戸 霙  

東京 曇(雨) 

八王子 雨  

鯖江 曇(雨) 

伊勢 雨  

京都 雨  

池田 曇(雨) 

津山 晴  

鳥取 晴  

臼杵 雨 

「検証結論」

水戸領 三月の節句には桃の花も咲かず、領民のなかには山中の「青木葉」をとって食べて、中毒した者もいたという  

 三月二日(1732年3月27日) 日光の天気は、雪  17時頃より雨  東京の天気は 曇(雨) で、水戸の天気は、霙  です。

昔の天気は大変面白いですね。

茨城県水戸市での大変貴重な天気資料です。

コメント
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