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真っ赤に鮮やかな色合いで咲く、ヒガンバナの季節になった。
この植物には曼珠沙華(マンジュシャゲ)のようなきれいな名前もあるが、シビトバナ(屍人花)とかユウレイバナ(幽霊花)やハカバナ(墓花)など、恐ろしげな名前も付いている。
これは、よく墓地に植えられていたことや枯れた花がダラリとさがる様子などからきていると云われる。
また、開花のとき葉は発生せず、花が咲いたあと葉が少しずつ地表に顔を出すので、ハミズハナミズ=葉見ず花見ずとも呼ばれている。
そんな名前のせいか彼岸花を嫌う人も多く、球根を差し上げようと思っても断られることが多い。
ヨーロッパではマジックリリーと云う名前を付けて、好んで栽培されていると云う。
私も大好きな花で今の季節、庭のあちこちに咲き乱れている。
彼岸花とは秋の彼岸のころ真っ赤な花が満開になることから付けられた名である。
事実その年の天候なに左右されず、毎年9月23日頃を中心に満開になる素敵な「魅魔力」のある花と思っている。
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