

1978年製作
製作国:日本
劇場公開日:1978年12月23日
上映時間:88分
ジャンル:時代劇 ドラマ
配給:東映
≪解説 あらすじ≫
水戸黄門(みとこうもん)とは、権中納言である江戸時代の水戸藩主・徳川光圀の別称かつ、徳川光圀が隠居して日本各地を漫遊して行なった世直し(勧善懲悪)を描いた創作物語の名称。かつては専ら『水戸黄門漫遊記』(みとこうもんまんゆうき)と呼ばれていた。講談、歌舞伎、演劇、小説、映画、テレビドラマ、漫画、アニメ等において描かれている。水戸黄門の人気や知名度は高く、水戸市で開かれる水戸黄門まつり、水戸黄門漫遊マラソン[1]のような行事名などにも取り入れられている。実在の水戸藩主である徳川光圀は、国史編纂(『大日本史』)の為に史局員の儒学者らを日本各地へ派遣して史料蒐集を行っているが、光圀自身は世子時代の鎌倉遊歴と、藩主時代の江戸と国元の往復や領内巡検をしている程度で、諸国を漫遊したという記録は一切確認されていない。作中では徒歩で移動しているが実際の光圀は馬などで移動していた。光圀は同時代の伝記資料において名君と評され、庶民の間でも知名度は高かった。亡くなった時には「天が下 二つの宝つきはてぬ 佐渡の金山 水戸の黄門」という狂歌が流行った。水戸黄門漫遊譚の成立には、この様な名君としての評判や、幕末における水戸学の浸透が後の物語の形成に影響していると思われる。光圀の伝記資料としては、正伝である『義公行実』をはじめ『桃源遺事』『久夢日記』など様々なものがあり、宝暦年間にはこれらの伝記資料を基に実録小説である『水戸黄門仁徳録』が成立し、黄門漫遊譚の起源となっている。また史実の光圀は、家臣の佐々十竹(佐々介三郎)らを各地へ派遣しており、彰考館総裁であった佐々と安積澹泊(あさかたんぱく、安積覚兵衛)の二人が、後の助さん・格さんのモデルと見られている。当時の身分制社会では現在に残る風習以上に、諱は本人・直系尊属・本人が仕える君主のみが、プライベートないし畏まった特別の場面でのみ呼称できるものであった。目下の者が目上の者あるいは上位家系・上位職にある者などに対して諱を直言することを禁忌とし、呼称の際には、被呼称者が俗人の場合には官位・職制・居住地などを姓あるいは字と併用することが一般的であった。出家の場合には法名を用いたり、呼称者と被呼称者の格差が激しい場合には姓すらも直言をタブー視したりする風習が厳然と存在していた。このため、水戸黄門の名は、光圀が徳川御三家の一統である水戸藩の藩主であり、武家官位として権中納言を名乗っていたことから、「徳川光圀」と直言することを避けるために、藩名である「水戸」と、中納言の唐名である「黄門」をとって広く用いられていた別称である。
1978年12月23日に公開された日本映画。同名のテレビドラマ『水戸黄門』(東野英治郎版)の放送開始10年を記念して製作され、主演の東野英治郎はじめテレビドラマ版の主要俳優が出演している。テレビドラマ版同様、水戸光圀らが正体を隠して旅をし、事件を解決する筋立てであり、本作の立ち寄り先は柏崎と金沢。東映・俳優座映画放送提携作品。テレビドラマ版の放送局である東京放送(TBS)と、制作会社であるC.A.Lも製作協力に名を連ねている。封切り時の同時上映作品は『トラック野郎・一番星北へ帰る』。
加賀藩の次席家老・村井主水らによる、時期藩主選びに乗じた藩の乗っ取りを阻止するため、城代家老・奥村作左衛門の娘・由美が解決を求め、独断で「水戸黄門」こと水戸光圀のいる水戸に向かった。現藩主・前田綱紀は光圀の甥であった(綱紀の母・清泰院が光圀の姉)。村井は自身に反対する藩士たちを次々捕らえ、城内の牢に幽閉していた。由美は道中で村井の放った刺客の襲撃に遭い、傷を負ったところを危うく風車の弥七に救われ、光圀の住む西山荘に運び込まれて治療を受ける。回復した由美の頼みを聞き入れた光圀は、村井の計画を鎮めるべく、佐々木助三郎、渥美格之進、うっかり八兵衛、そして弥七とともに、加賀へ旅立つ。道中、柏崎に差し掛かった一行は、宿で「水戸光圀一行」をかたる3人の偽者と鉢合わせしたほか、代官・黒部と結託した地元のヤクザ・柏屋一家の悪事を目の当たりにし、これらを解決する。一行は金沢にたどり着く。その間、反村井派の若い藩士・鶴来源八郎が謀反のかどで捕らわれる。由美は自身の恋仲で、村井に近い藩士・石川隼人を説得し、鶴来の釈放を求める。石川はわざと村井一派のふりをして情報を集め、告発の機会をうかがっていた。石川は、参勤交代から帰国した藩主・綱紀に対し、村井のたくらみを暴露したため、藩士たちにその場で斬られかける。そこへ奉納太鼓の奏者に紛れた光圀一行が正体を表し、三つ葉葵の家紋の入った印籠をかざす。村井らは奥村に成敗され、騒動は解決する。

★★★☆☆
●やはり水戸黄門はいいねぇ。勧善懲悪、悪いやつは必ずやっつける。偽者黄門にハナ肇、にせ助三郎に植木等、
にせ格之進に谷啓。役者がそろってるね。加賀藩城代家老に三船敏郎、その娘に栗原小巻、その許嫁に竹脇無我、
いいねえ、役者がそろってるね。柏崎の悪代官に遠藤太津朗、そうそうたるメンバーですね。最後はスカッと、
印籠を見せて、解決解決。めでたしめでたし。
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