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雑記帳

豊田市在住 あきたんの日記風ブログ 様々なジャンルのブログです。

変化 交代寄合伊那衆異聞

2009-11-29 16:10:40 | 読物
 変化 交代寄合伊那衆異聞

平成21年11月8日-11日

著者 佐伯泰英
講談社

【内容】安政地震の報に、旗本座光寺家の江戸屋敷へ信州伊那から駆けつけた若者本宮藤之助。だが放蕩者の当主・左京為清は焼失した吉原で妓楼の八百両をくすね、女郎と消えていた。武家の面目は、天竜川で鍛えた藤之助の豪剣に託された。座光寺家の使命を知った藤之助は、ついに主殺しを決意するが!?
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●安政大地震で江戸は壊滅的な打撃を受けていた。そのさなか、信州伊那から一人の若者が江戸をめがけてひた走る。江戸での彼への指令は、当主・座光寺左京為清の生死を確かめ、連れ戻すことだったが、左京為清は妓楼から消えていた。生きていると確信する籐ノ助であったが、なかなか姿をみせぬ左京為清。籐ノ助はいかに「変化」するのか…。
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無用の隠密

2009-11-29 15:59:10 | 読物
 無用の隠密

平成21年10月31日-11月8日

著者 藤沢周平
文藝春秋

【内容】人に恐れられる隠密という存在も、巨大な組織からすれば卑小な歯車に過ぎない――命令権者に忘れられた男の悲哀を描く表題作ほか、歴史短篇「上意討」、悪女もの「佐賀屋喜七」など、作家デビュー前に書かれた15篇を収録。文庫化に際し、藤沢の浮世絵への並々ならぬ関心を知ることが出来る「浮世絵師」を追加した。

 ①暗闘風の陣
 ②如月伊十郎
 ③木地師宗吉
 ④霧の壁
 ⑤老彫刻師の死
 ⑥木曽の旅人
 ⑦残照十五里ヶ原
 ⑧忍者失格
 ⑨空蝉の女
 ⑩佐賀屋喜七
 ⑪浮世絵師
 ⑫待っている
 ⑬上意討
 ⑭ひでこ節
 ⑮無用の隠密
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●この作品は、昭和37年から昭和39年までに雑誌に掲載された作品のようである。所々稚拙さが見られる、とあとがきで書かれていたが、これはこれで面白い小説だと思う。中でも私は①②と⑪⑮がお気に入りだ。⑨は、女の情が描かれていて、なんともやるせなさを感じた。
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浮かれ黄蝶 御宿かわせみ 34

2009-11-26 01:33:14 | 読物
 浮かれ黄蝶 御宿かわせみ 34

平成21年10月23日-30日

著者 平岩弓枝
文藝春秋

【内容】麻生家に通う途中で見かけた新内流しの娘の視線に、思惑を量りかねる麻太郎。ある日その娘がひったくりに遭い、その荷物を麻太郎が取り返してやるのだが…。麻太郎、花世、源太郎たちが大活躍する表題作をはじめ八篇を収録。
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①浮かれ黄蝶
②捨てられた娘
③清水屋の人々
④猫と小判
⑤わいわい天王の事件
⑥二人伊三郎
⑦さんさ時雨
⑧公孫樹の葉の黄ばむ頃
●これで「江戸版」御宿かわせみが終了するようなのですが、どうもピンと来ませんね。私も東吾とるいのかわせみがいいのですがね。
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奨金狩り 夏目影二郎始末旅 14

2009-11-26 01:00:29 | 読物
奨金狩り 夏目影二郎始末旅 14

平成21年10月15日-22日

著者 佐伯泰英
光文社文庫

【内容】実父・常盤秀信から新たな使命を受けた夏目影二郎は、愛犬あかを伴い上州に向かう。遅れて合流した菱沼喜十郎、おこま親子と共に腐敗した八州廻りを調べることに。ところが影二郎の首に、国定忠治同様奨金が懸けられたのだ。奨金を狙う餓狼たち、怪しい公家の一行、極悪な八州廻りと対決する彼らは、やがて幕府を揺るがす大陰謀へと辿り着くが…。
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●さあ、忠治は生きているのか死んでいるのか?その姿を求めて上州へと旅立つ影二郎。そして、いるのかいないのかわからぬ八州廻り三人の所在をも確かめねばならない。上州では、忠治のほかにも影二郎自身にも奨金が懸けられていた。その奨金を求めて、刺客が襲う。その先には、幕府を揺るがす陰謀が渦巻いていた…。陰で操るのは、水戸か、鳥居耀蔵か・・・。
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酔いどれ小藤次留書 杜若艶姿

2009-11-24 18:27:38 | 読物
 酔いどれ小藤次留書 杜若艶姿

平成21年10月9日-15日

著者 佐伯泰英
幻冬舎文庫

【内容】大店の幼女を狙った連続誘拐事件には、どのような裏があるのか。当代切っての立女形・岩井半四郎から芝居見物に誘われた小籐次は駿太郎の健やかな成長も相まって束の間の平穏を味わっていたが、ふとした拍子に下手人らしき賊の居所を突き止める。小籐次は御用に同道するが、騒動はそれだけに留まらなかった…。
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●駿太郎が、よちよち歩き始めた…。そして、しゃべり始めるようにもなる。その言葉は「・・・」。誘拐事件から始まって、お店の問題まで。そして、芝居見物に行くことになる小藤次は、おりょう様を誘うが・・・。 
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酔いどれ小藤次留書 偽小藤次

2009-11-24 17:31:19 | 読物
 酔いどれ小藤次留書 偽小藤次

平成21年10月8日

著者 佐伯泰英
幻冬舎文庫

【内容】町年寄の突然の自害、米会所の急なお取り潰し―。久慈屋の掛取りに従った小籐次が観右衛門から聞かされた騒動の背景は、事がそれだけでは収まらない気配を見せていた。折しも市中に小籐次の名を騙り、法外な値で研ぎ仕事をする男が出現。素性を探るため、小籐次は東奔西走するが、予想外の事態に突き当たる。
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●偽者が現れるということは、それだけ小藤次の名前が売れているということになる。研ぎ師としても、剣客としても名が売れているということか。それを快く思っていないのは、鍋島藩を初め御鑓拝借事件の面々だ。そして、秀次の助けを借りて、偽者の正体が知れる。偽者を討つのは、本物しかない。
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酔いどれ小藤次留書 薫風鯉幟

2009-11-10 00:34:50 | 読物
酔いどれ小藤次留書 薫風鯉幟

平成21年10月3日~7日

著者 佐伯泰英
幻冬舎文庫

【内容】竹薮蕎麦の倅・縞太郎とおきょうの窮地を救った縁から、二人の祝言の媒酌人を務めることになった小藤次は、その矢先、百姓舟を営むうづが、しばらく商いに来ないことを案じ始める。はたして、彼女の在所を訪ねた小藤次が聞きつけたうづの縁談。だが一見、良縁の嫁入り話には、思いもよらぬ謀略が潜んでいた―。
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●うずに縁談があるのだが、これが良くないのだ。小藤次が、この縁談の裏を調べ上げ、うずの力になる。そして、そこに新たな恋に芽生えた若者が現れる。その若者太郎吉が何者かに連れ去られる・・・さて、小藤次が救出に向かう。
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酔いどれ小藤次留書 春雷道中

2009-11-09 23:47:53 | 読物
酔いどれ小藤次留書 春雷道中

平成21年10月1日~3日

著者 佐伯泰英
幻冬舎文庫

【内容】ほの明かり久慈行灯の製作指南と、久慈屋の跡取り娘と手代の結婚報告のため、水戸へ出立した小籘次ら一行。だが、主人の座を狙っていた番頭の泉蔵が率いる一味に、突如として襲撃される。折も折、一行の行く手を阻む新たな騒動が勃発。図らずも二組の敵を迎え撃つこととなった小籘次に、はたして活路はあるのか。
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●泉蔵が暗躍する。主人の座を狙っていたが、手代にその地位を奪われることになる。そして、番頭泉蔵には秘密があった。なんと店のお金を使い込んでいたのだ。そのことで逆恨みをし、その怒りを手代にぶつけたのかもしれない。しかし、ぶつけた相手が悪かった。ほの明かり久慈行灯の製作指南は上手くはかどり、その上“おまけ”がついてくる。一方、御金蔵破りの一味が、小藤次と遭遇する…。
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酔いどれ小藤次留書 竜笛嫋々

2009-11-02 23:58:21 | 読物
酔いどれ小藤次留書 竜笛嫋々

平成21年9月28日~30日

著者 佐伯泰英
幻冬舎文庫

【内容】赤目小籐次が思いを寄せるおりょうに縁談話が舞い込んだ。だが、この話に違和感を抱くおりょうは、小籐次に縁談相手の高家肝煎・畠山頼近の素性調査を依頼する。そんなある日、おりょうが謎の手紙を残して失踪。折りしも小籐次の探索で畠山が偽者との疑いが浮上する。はたして縁談に隠された思惑とは何なのか?
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■偽者畠山がおりょうをかどわかしたと知る小藤次。竜笛に秘められた思いを聞き分けられるか小藤次。敵陣に乗り込む小藤次たちだが、無事に偽者畠山達からおりょうを救い出せるか? 
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酔いどれ小藤次留書 子育て侍

2009-10-12 22:58:12 | 読物
酔いどれ小藤次留書 子育て侍

平成21年9月24日~28日

著者 佐伯泰英
幻冬舎文庫

【内容】赤目小藤次は、水戸藩の騒動を治めた矢先、子連れの刺客・須藤平八郎を討ち果たす。以来、須藤の子・駿太郎を養育し始めるが、身辺には不穏な侍の影がつきまとうのだった。四家追腹組の新たな刺客なのか?警戒を強める小藤次だったが、駿太郎の出生に驚くべき秘密が隠されていることなど知る由もなかった…。
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●子どもの居ない小藤次に子が出来た。それも刺客として送り込まれた子どもである。はてさて、上手く育てることが出来るだろうか…。周りの心配をよそに、また、周りの皆に助けられ、自分で育てて行く覚悟の小藤次。だんだんと子育てというものに慣れて行く姿が目に見えるようで面白い。途中で、助太刀をしたりして彩を添え、そして、駿太郎の生みの親やその親族を巻き込んだ騒動に巻き込まれていく。駿太郎はどうなるだろうか…。小藤次がその養育を続けることが出来るだろうか?
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酔いどれ小藤次留書 騒乱前夜

2009-09-28 01:35:50 | 読物
酔いどれ小藤次留書 騒乱前夜

平成21年9月21日-24日

著者 佐伯泰英
幻冬舎

【内容】自ら考案した行灯作りを指南する水戸行きを目前に、小藤次はならず者に絡まれていた久慈屋の女中・お花を助ける。だが、お花の語る騒動の理由は要領を得ず、やがてその裏には思いもよらぬ企ての潜むことが発覚する。風雲急を告げる水戸行き。その帯同者には、なぜか探検家・間宮林蔵の姿もあった―。
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●この頃(今回)のシリーズでは、まずは、始めに捕物(「消えたお花」)が一つ来て、それから、本題(「林蔵の貌」)に入り、最後に次本への複線(「子連れ刺客」)が書かれる、というパターンが多くなっているような気がする。さて、水戸行は、「ほの明かり久慈行灯」の製作指導にあたるため、水戸まで出張っていくというものである。まずは27人の水戸藩士に指導し、伝えることが出来た時点で、その27人が、各村々へ指導に行く、という構想らしい。この行灯の先行きも気になるところではある。日本地図が、今回のキーワードで、日本が世界の騒乱に巻き込まれる前夜、あるいは、幕末に向けての騒乱前夜、ということらしい。はたまた、小藤次の今後に対する「騒乱前夜」かも知れぬ。
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酔いどれ小藤次留書 孫六兼元

2009-09-23 23:28:08 | 読物
酔いどれ小藤次留書 孫六兼元

平成21年9月17日-21日

著者 佐伯泰英
幻冬舎

【内容】新兵衛長屋に落ち着いた赤目小藤次は、久慈屋の大番頭・観右衛門から御用の手助けを頼まれる。久慈屋が社中の芝神明で起きた陰間殺しの探索だった。小藤次は密かに大宮司の西東正継と面会するが、そこで聞かされたのは思いもよらぬ事実だった-。江都を騒がす悪漢と追腹組の新たな刺客を迎え討つ小藤次。
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●第一章は、宝剣にまつわるお話。そこから、「孫六兼元」の話が始まっていくのだ。次の章では、はたまた「宝剣」にまつわっていく。何とか争いごとに巻き込まれぬようにひっそりと暮らしたいのだが、世間がそうはさせてくれぬ。じゃじゃ馬小太刀娘が、「小藤次を斃せば、嫁になってやる」と言い出したものだから、騒ぎが大きくなる。小藤次は、そうした騒ぎの元を自らが出て行き、小太刀娘を尋常な勝負で打ちのめしてしまう。高尾山薬王院にて「孫六兼元」の研ぎを行なうことに決め、久慈屋大番頭観右衛門と奉書紙を収めに一緒に旅立つ。そこでも小藤次に迫る刃が・・・。
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酔いどれ小藤次留書 一首千両

2009-09-21 20:13:10 | 読物
酔いどれ小藤次留書 一首千両

平成21年9月15日-17日

著者 佐伯泰英
幻冬舎

【内容】追腹組との死闘が続く赤目小藤次は、文化十五年元旦、初日の出を遥拝していた江戸湾で流人を救う。だが翌日、男は小藤次の小舟を盗み、姿をくらませる。秀次親分らの探索で男が千住宿へ向かったことを知った小藤次は後を追うが、その頃、江戸の分限者の間で小藤次の首に懸賞金を掛ける姦計が密かに練られていた。
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●小藤次の首に千両の懸賞金が掛けられ、いわれのない襲撃が始まろうとしていた。元旦から一つの事件に巻き込まれる小藤次。流人を冬の海から助け上げ、自分の長屋で治療をし、何とか命は助けたが、その流人の背後には、事件が隠されていた。悲劇は、名のある剣客が、小藤次に襲い掛かることから始まり、一首千両の噂が秀次親分の耳にも入る。調べていくうちに大物が控えていた。小藤次は、そんないわれのない闘いを避けるため、久慈屋昌右衛門と紙の仕入れに旅立つ。そこで小藤次の思わぬ腕が披露される。旅の途中で知り合った水戸徳川の家臣の手土産にと竹と久慈紙で作った行灯である。それが意外な方向へと話が進む・・・。
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酔いどれ小藤次留書 寄残花恋

2009-09-21 00:54:21 | 読物
酔いどれ小藤次留書 寄残花恋

平成21年9月12日-15日

著者 佐伯泰英
幻冬舎

【内容】御鑓拝借騒動で威信を傷つけられた小城藩の刺客・能見一族を討ち果たした赤目小藤次は甲斐国へ向かう道中、幕府の女密偵・おしんと出会う。小藤次は、おしんから甲府勤番・長倉実高が密かに金山を採掘しているという話を聞き同道するが、そこには驚くべき真相が横たわっていた。孤高の浪人の壮絶な闘いがまた始まる。
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●能見一族との闘いに勝利はしたが、小藤次にも傷が残っていた。小藤次は、紙問屋久慈屋に迷惑を掛けまいと江戸を離れる決心をし、甲府へ向かう。その道中でおしんと出会う。おしんは曰くありげな女であった。進むうちおしんが幕府の密偵で、すでに3人もの密偵が行方知れずになっており、その3人の行方を調べるべく、つなぎ役であったおしんが、探すことになっていたのだ。そんな騒動に巻き込まれた小藤次は、甲府勤番の悪事を暴き、さらに流浪のたびにでようとしたが、途中、さらに刺客に襲われたことで、このまま旅にでても追腹組らの執拗な襲撃からは逃れられないと悟って、再び江戸に戻って、敵を迎え撃つ覚悟をする。江戸では、新たな試練が待っていたが、そこには想い人おりょうの姿があった・・・。
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酔いどれ小藤次留書 意地に候

2009-09-17 23:16:43 | 読物
酔いどれ小藤次留書 意地に候

平成21年9月10日~12日

著者 佐伯泰英
幻冬舎

【内容】四藩の御鑓を強奪し、主君の意趣返しを果たした赤目小藤次は、芝口新町の新兵衛長屋で浪々の身を送っていたが、ある日、見知らぬ男達に襲われる。長屋の主・久慈屋昌右衛門の話では、先の騒動で威信を傷つけられた小城藩に不穏な動きがあると言う。相次ぐ謎の投げ文、忍び寄る刺客の影・・・御鑓拝借騒動を起こした赤目小藤次に再び試練が訪れる。
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●おりょう様との出会いがあった。そして、研ぎの仕事を始めるが、そこでうづと出会う。うづは、野菜売りの娘だ。うづから商売の手ほどきを受け、ボチボチと商売を始める。客寄せに竹とんぼや風車などを作っては配り歩いた。研ぎの腕は、父親仕込みで、刀研ぎで商売が出来るほどの腕前だ。一本二本と研ぎの仕事が来れば何とか暮らしは出来そうであった。そんな時、うづが借金のかたに女郎屋へ売り飛ばされたと聞いて、小藤次は“師匠”を助け出そうと動き出す…。投げ文で、呼び出しを受け、十三人の刺客と対峙する小藤次。1対13。まるで、宮本武蔵の吉岡一門との決闘の場面を思わせる…。
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