将棋おたくのつぶやき

主に将棋中心のブログです。

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Unknown (管理人)
2010-03-28 14:42:09
7番)20分くらい。
いきなり手がつけづらい初形。
左へ追っては詰まない…あれ?案外簡単に詰む。ということは2手目同玉…これも違う。じゃあこっち…はっ!
いわゆる「たたみこみ」の収束なのですが、それがいろいろな可能性の中で最高の手順、それもぐんぐんスピードアップして眼前に「現れて」くるあたりが、超一流の作者なんだなぁと感心させられます。

8番)解けず。
正直序盤でへとへとでした。
全く筋もつかめず。
ただ17に逃がしてはどうしようもないので、手のつけ方は限られるはずなのですが、どうやってもごみごみした変化を避けられないのでしんどい。
作意を見ましたら、なるほどなーとは思うのですが…いったいどこから創ったのやら?

9番)解けず。
正直なところ、初手は思考外でした。仮にそうだとしたら、2手目は15玉だろうと。34玉なら初手の存在価値が感じられないからです。それは地力のない解答者のショートカット法なのですが、完全に裏切られた展開。
おそらく軽い手順の収束に読ませる序を逆算という作図と思うのですが、いかにも選手権向けという感じです。

10番)30分くらい。
率直に感動です。
初手は絶対。そのあとは?ひとまず普通にすすめる。詰まない。じゃあ先に変化をつぶすか。2手目中合…ああそうか。じゃあやっぱり作意は53玉が実現するはずだ。しかし鍵が一つ足りない。どこから?左にも馬はいける、銀を拾える…ああそうか!なんてすごい仕掛け!最後の仕上げまで完璧!
なんで完璧なのか?縦横のそれぞれの利きと、角の斜めラインの応酬でストーリーが一貫しているから、駒がめいっぱいに働き、変化でも紛れでも働いているから、誰がみても作意とわかる解後感を与えるための演出があるから…。

2問のみ。あと2問は自分の実力では解けないでしょう。
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