白亜紀より
天に祈りて
白木蓮
(真鹿子)

ひたすら天を仰ぎ、花びらの合掌で祈り続けている白木蓮
その白木蓮の季節も、もうそろそろ終わろうとしていますが、
終わらないのが、白亜紀より、脈々と受け継がれてきた、モクレン属白木蓮の、底知れないパワーを秘めた遺伝子の継続です。
今から、1億2500万年前ぐらいとされている白亜紀前期、
それまで、巨大恐竜たちが君臨していた、巨大なシダ類、巨大な裸子植物の森林に、花びらをもつ被子植物が誕生しました。花革命の到来です。
ゆったりとした、風媒による繁栄を繰り広げていた巨大森林に、昆虫などの虫媒による被子植物の繁殖力は、飛躍的で、勢力拡大めざましく、巨大森林は少しずつ衰退していったとされています。
それにともなって、巨大恐竜たちも少しずつ変化、小型化してゆき、私達の小さな小さなご先祖様や、哺乳類にも適合した自然環境となり、私達のご先祖様は、あたかも花革命の申し子であるかのように、人類への進化の道を歩み始めたのでしょうか。
生きている化石と呼ばれているモクレン属白木蓮など、すべての生物、私達の中で、脈々と生き続けている小さな小さなご先祖様も、
巨大隕石の衝突や
あまたの天変地異を乗り越え、今もなお不屈の底知れないパワーを、私達に授けてくださっているのだと思います。
福島原発事故収束への祈願!!
福島原発事故の深刻化がやわらぎ、好転いたしますように、全力で祈念申し上げます。
