知らぬ間に食べているより転載
2023年06月09日
ーーー転載開始ーーー
トランス脂肪酸 危険 欧米では規制対象です。
私達が普段口にしているものでもトランス脂肪酸が使われている主なものは、マーガリン、揚げ物やフライドフード、ポテトチップス、クラッカー、ビスケット、など多数あります。その危険性について紹介したいと思います。
トランス脂肪酸 危険
トランス脂肪酸 危険
トランス脂肪酸とは、脂質の構成成分である脂肪酸の一種で、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸です。
トランス脂肪酸は天然の動植物の脂肪中に少し存在しますが、水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で多く生成されます。
マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングはそうして製造された硬化油です。
トランス脂肪酸は、摂取量が多いと心臓病や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めると考えられています。
また、トランス脂肪酸は、体内で炎症を起こし、老化を促進するとも考えられています。
厚生労働省は、トランス脂肪酸の摂取量を1日あたり 2g 以下に抑えることを推奨しています。
トランス脂肪酸の摂取量を減らすためには、マーガリンやファットスプレッドなどの加工食品の摂取を控え、オリーブオイルや魚油などの不飽和脂肪酸を多く含む食品を多く摂取することが大切です。
トランス脂肪酸は、身体に害を及ぼす可能性のある脂肪酸です。
摂取量を減らすことで、生活習慣病や老化などのリスクを減らすことができます。
トランス脂肪酸は、欧米ではもっとも危険視されている脂肪酸です。
アメリカでは、2006年1月から加工食品の栄養成分表示に、稔脂肪、飽和脂肪酸、コレステロールに加えてトランス脂肪酸量の表示を義務づけています。
全米薬学協会・全米科学アカデミーが「トランス脂肪酸の摂取はできるだけ少なくするべき」と提言したことを受け、食品医薬品局(FDA) が検討を行い、トランス脂肪酸の表示義務化を決定しました。
アメリカの食品医薬品局は、この表示の義務付けにより、米国における虚血性心疾患の患者を、施行日から3年後には毎年600〜1200症例を減らし、240人〜480人の死亡を防止できるものと試算しています。
また、ニューヨーク市では、より一層のトランス脂肪酸の規制が実施されています。
2006年12月に、市内2万4600軒ものすべての飲食店に対して、食材にトランス脂肪酸を使うことを禁止するという、画期的な処置を発表しました。
2007年6月までには、パンやケーキ用のバター風味マーガリンを含む、すべての調整食品からトランス脂肪酸を排除することになりました。
ニューヨーク市保険局のトーマス・フリーデン局長は声明で「ニューヨーク市民は、有害な加工物を同意もなく、知らないうちに食べさせられている」「トランス脂肪は、心臓病の原因になる危機かつ不必要な成分。
飲食店は、努力すれば味や値段に影響させることなく(トランス脂肪を含まない) 代替品に切り替えることができるはずだ。
改善しない店が閉店しても、誰も残念に思わない」と断言しています。
この動きは全米に拡がり、FDAが2013年1月、トランス脂肪酸の使用を原則禁止すると発表しました。
これほどトランス脂肪酸は危険なものなのです。
私達も普段、何気なく口にしているものも注意しなければいけません。
食べるのをやめたり食べる機会をできるだけ減らすようにしたほうがいいでしょう。
揚げ油はキャノーラオイル、コーン油、大豆油、水素添加大豆油など。
この揚げ油はもちろんトランス脂肪酸+ 遺伝子組み換え食品系列であり、腐らず、蟻や昆虫などの生物が食べないものです。
これでは食べ物ではなく 『 ジャガイモの添加物入りプラスチック包み揚げ 』 です。
一部のイーストフードは、加工過程で作られたトランス脂肪酸を含むことがあります。トランス脂肪酸は、心血管疾患や糖尿病、肥満などのリスクを高めることが知られています。
ファーストフードには、揚げ物やフライドポテトなどに使われる油が多く含まれています。
この油は、高温で長時間使用されることが多く、再利用されることもあります。
そのため、ファーストフードの油には、酸化した脂肪酸やトランス脂肪酸などが含まれていることがあります。
世界各国ではトランス脂肪酸の禁止や規制ではなく、表示の義務化が続々と実施されています。
しかし日本では、これすらなかなか進んでいません。
ニューヨークでは、禁止するくらい危険だ、というトランス脂肪酸追放キャンペーンのポスターが、各家庭、各病院、各学校に必ず貼られています。
トランス脂肪酸の禁止、あるいは規制が、大事な国民の健康を守ることになるのに、日本の政府は何故か実行に移そうとしていません。
政府がしないからといって、私たちは何もしないでいるわけにはいきません。
正しい知識を得て、自己防衛するしかありません。
トランス脂肪酸が表示義務化や規制に動くと、トランス脂肪酸を作っている食品会社やそれを使っている製菓会社にとっでは、都合の悪い問題が発生します。
日本は、産官学とマスコミが癒着する傾向があります。
トランス脂肪酸を規制することは、問題の油を製造し、それを利用している食品メーカーから厚生労働省、農林水省を通じての圧力があり、マスコミにとっても大手食品メーカーは広告のスポンサーである場合が多く、問題を大々的に取り上げるわけにもいかず、表示や規制は進まない現実があります。
要は国民の健康が犠牲にされているわけです。
近い将来に、製油メーカーも「このサラダ油はトランス脂肪酸を●●%有しています」とか「加熱すると、ヒドロキシノネナールという神経毒が発生するので、加熱は避けてください」といったタバコと同じような但し書きをつけなくではいけない時代になってくるでしょう。
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