い・ち・に・ち

今更だけどいつも思っていた事

心彩54

2024-05-31 16:53:40 | 心彩
小さな希望の塊が
コロコロコロコロ転がって
明日を目指して大きくなる

いつも
太陽はそこにあるのだから
地球につかまるモノたちが
朝と夜を分けている

時間を区切り数字を加え
生きてる証を計ってる

始まりの時を身にまとい
いちにちの自分を乗せて行く

すべてに
望みと決まりを抱いたまま
こうなりたいな こうしたいなと
見えない時間にいちにちを刻む

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心彩53

2024-05-30 16:36:00 | 心彩
分からない者同士
探り合い求め合い

やじろべえの均衡を保つか
綱引きの勝負に出るか

相手の身になる難しさ
思いやりのかけ違い

良かれと思う未熟さも
相手によって味が変わる

どこまで行っても先があり
立体交差の道が続く

止まれないなら戻れないなら
手を振り「おーい!」と呼びかけようか

気付いた顔の表情に
本当が見えればいいけれど
本音があればいいけれど
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心彩52

2024-05-29 16:57:57 | 心彩
答えは見つからない

無いのではなく
分からないだけ

いろいろな方向を想像しても
このちっぽけな頭の中だけだし
たらればは好き勝手に飛び出す

手を伸ばしても遠かったり
見失う前に消えてしまったり

夢色の世界の中で
思う存分主人公を演じても

悲劇か喜劇か
続きのあるハッピーエンドも
得体の知れない終わりもある

悩むうちに
遠回りしている内に

始まりと問いそのものを
手放すこともある

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心彩51

2024-05-28 16:36:00 | 心彩
雨上がりの雲は少し寂し気

重い気持ちを落とした代わりに
濡れた滴が音を立てる

きれいな音符の音を奏でたかった
悲しみが地上に着く前に聴きたかった

形を変えながら消えて行くなら
風の羽で遠くに行けるなら

このまま静かに空に溶けて
この次を待てばいいんだろうか


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心彩50

2024-05-27 15:52:52 | 心彩
時間と共にやっぱりあつくなる

冷めない醒めないさめない気持ちが

空気を押し上げ
気分を押し上げ

無茶でも無謀でも
ひたすら上を目指す

方角が分からなくても
案内人がいなくても

何を根拠に
何を自信に

進んでしまうのだろう
目指したいのだろう
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