見えない表情見えない温度
分かったふりしてふりだしに戻る
行動が先の人
じっくり考える人
臨機応変にラッキーの神様がほほ笑んで
鋭い五感でしあわせの方向を見つける
夢物語ではなく奇跡の到来でもなく
続いている道をひたすら進む
分からない事
知らない事
好奇心を身にまとい賢者の真似をする
手探りの恐怖心の後ろを歩いていく
見えないこの先見えない自分
サイコロを振りながら進む数を決める
100の色でぬられた言葉が同じ想いを描いてる
100の詩につづられた言葉が同じ想いを記してる
100の音に響いた言葉がいつか誰かに届いてた
誰にでもある根っこの部分を
さらけ出すのは難しい
嫌われたくないから
いい人でいたいから
目をギュウッと閉じていれば涙はこぼれないかな
あふれる涙をのみ込めるかな
けれど暗闇の中何も見えない
目の前のあたたかさも
包み込むやさしさも
ほんの少し扉を開けたら射し込む光はそこにあるから
夜の向こうに明日はいるから
もう一度今日を始める
カウントダウンが1を指す
指折り数えて明日を待つ
すべてのモノに祈りを捧げ
清廉潔白純真無垢を携えて
はみ出した部分を清めながら
その日限りの夢を見る
365日の温度変化を比べても
おだやかなあたたかさと
凍えそうな憂いの縞模様
丁寧に繋ぎながら生きてきた
誰かが見てるわけじゃなく
誰かに認められるワケでもないけれど
地球並みの丸い大きさをもって
分け隔てない贈り物を受け取る
胸に手をあてて心の温度を測る
嬉しくても悲しくても
ドキドキの沸点が変わらないのは
温かな体温に守られているから
いつも君が心の中に住んでいるから
恋愛ドラマのセリフみたいに
離れた場所から聞くのはいいけど
耳元に温度を感じたら
きっと立っていられない
平常心を保つため
熱いため息を長く長く吐く
規則正しい鼓動の音が
大きくなってここだよと叫ぶ
願望が後悔を飛び越えたら
あしたはきっと明るい日
こうしたいああなりたい
己を知るのは後でもいいから
とりあえず背伸びした先を見る
想像上の景色初めて見る温度
ワクワクする期待とドキドキする緊張に
つま先立ちの足指がふるえる
こうしたかったああなりたかった
過去形に変化した後悔は
とりあえず放物線で打ち落とす