セカンドラウンドにコマを進めたサンダーは第8シードから大アップセットをきめたグリズリーズと対戦です。レギュラーシーズンで負け越しているため苦手な相手であることは間違いないですね。
PG ウェストブルック
SG セフォローシャ
SF デュラント
PF イバカ
C パーキンス
ファーストラウンド同様真っ青に染められた会場は案の定サンダーファンで埋め尽くされていました。そんな圧倒的な後押しを味方につけているサンダーでしたが、先手をとったのはグリズリーズだったのです。
神と呼ばれているザックがこの試合も開始から絶好調。FGを3/3で沈め最初の7点を全て彼に取られてしまったのです。サンダーはというとアレンに徹底マークされているデュラントに代わりウェストブルックが積極的に攻めていきました。しかし、この攻めもジャンプシュート主体でいつまで続くのかいささか不安ではありました。そうなるとやはりインサイドの攻めを中心とするグリズリーズが有利になってきたのです。
サンダーは第1クォーターを24-28とビハインドで終えました。
第2クォーターになるとセカンドユニットで差が出始めます。本来ならばこの場面で得点を稼ぐはずのハーデンが全く活躍できず、逆にグリズリーズのバスケス、バティエ、メイヨあたりが効率よく得点をあげていったんですね。
スタートを戻しても流れは変わらず、サンダーは攻め手を失っていたのでした。こうなってくるとウェストブルックの暴走モードが発動。まあ第1クォーターから3ターンオーバーとかなりやってはいたのですが、それが更に加速。パスをさばかずとにかくリングに突っ込んで行ったのです。結局フリースローはもらえたものの、オフェンスとしては単調すぎたため点差が開いて行きました。
前半が終わり47-57。10点差にまで広がりました。
後半に入っても流れが良くなる気配がありません。第3クォーター4点差にまでつめるシーンがあったのですが、ここぞという時のディフェンスが全くできず相手にセカンドチャンスを何度も与えてしまったんですね。この最大のチャンスを活かすことのできなかったサンダーはまたしても攻め手を失ってしまいラスト3分得点無し、結局71-84にまで点差が開いたのでした。
そして最終クォーター。開始直後にハーデン、デュラントの連続3Pがあり、もう3Pでしか追い付けないと踏んだHCはクックを投入しました。しかし、やはりウェストブルックがこの試合を崩してしまったんですね。とにかくボールを持ったらリングへドライブを繰り返していました。見ているコチラはなぜパスをしないのか疑問になるくらいのワンマンプレーで、明らかにノーマークになっているクックやセフォローシャを完全に無視したプレーとなってしまったのです。また、マークされているとはいえ第3クォーターまでで20得点をあげていたデュラントさえもセカンドオプションになってしまっていました。
一方相手は落ち着いたプレーを展開しインサイドでこつこつ得点を重ねていったのです。
ということでサンダーのホームでありながら熊に喰われてしまいました。
最終スコア 113-101
このシリーズがきまった時、サンダーはいかにグリズリーズのインサイドを抑えられるかがカギとなると言われていました。確かにザック&ガソル弟に合わせて54点取られてしまいましたが、一番の敗因はそこではないと思うのです。実際オフェンスリバウンドがサンダー16に対しグリズリーズ17と良い勝負ができています。
では何が敗因なのかというとFGの低さとターンオーバーの多さです。FGはグリズリーズが50%に対しサンダーは45%ですし、ターンオーバーはグリズリーズ8に対しサンダー18なのです。
そしてこのようなことにしてしまった張本人がウェストブルックです。FGはデュラントより多く試投し39%、ターンオーバーにいたっては1人で7回も記録してしまっています。こうなってしまっては勝てませんね・・・
ここはHCとデュラントの抑制力が弱すぎると思うんですよ。もっとコントロールしてあげなければ今後の試合もこの試合の二の舞になると思います。
では個人成績です。
ケビン・デュラント
43分の出場で33得点11リバウンド2ブロックを記録。
アレン、バティエによる徹底マークが予想されましたが、この試合は難なくプレーしていました。シュートもファーストラウンドに続き好調を維持しているようでなぜもっとボールを欲しがらないのか不思議なくらいでしたね。
パス回しもオフェンスリバウンドもできていました。是非ウェストブルックに見習ってほしいプレーばかりです。
あと気になったのがフリースロー。たくさんもらったのはいいのですが、8/11(72%)は確率が低すぎやしませんか?全てきめるくらいはしてもらいたいです。
ラッセル・ウェストブルック
37分の出場で29得点8リバウンド6アシストを記録。
上記で説明した通りです。確かにこの試合のキープレイヤーとして名前が挙げられていました。しかし、それはデュラントが抑えられた時の話であり抑えられていないならばファーストオプションは間違いなくデュラントになるでしょう。それを全て自分で攻めてしまい試合を崩していました。
コンリーの方がよっぽど良い活躍だったと思います。戦犯扱いされても文句は言えないですね。
サージ・イバカ
37分の出場で16得点11リバウンド5ブロックを記録。
ザックをいかに抑えるかに注目していましたが、結果抑えられませんでしたね。とはいっても彼自身はいつも通りの活躍ですし、ザック分の活躍をしたと思えばいいことです。
得意のブロックで他の選手を守り切りきっていましたし、ファーストラウンド不調だったミドルもスランプを抜けたようです。次からはファールを減らすことが課題になってきそうです。
ザック相手ではファールでさえ全て得点になってしまいますからね。(ランドルフFT9/9)
タボ・セフォローシャ
24分の出場で5得点を記録。
正直この試合はディフェンスができていなかったと思います。シュートこそ抑えたものの、とにかくオフェンスリバウンドに飛び込まれてしまいそこからのセカンドチャンスが多いと感じました。
もともとオフェンス力は高くないうえこの試合はハーデンまで得点できずにいてペリメーターの得点源がなくなっていたと思いました。
ジェームズ・ハーデン
23分の出場で5得点2アシストを記録。
この試合は運が悪かったというのもあるかもしれませんが、とにかくシュート不振だったように思います。いつも通りドライブしていってもファールコールはなくターンオーバーになってしまっていましたし、それ以前にバティエを前にシュートまで行くことさえできなかったのです。
第4クォーターになりやっと3Pをきめましたがこの試合の活躍はそこまで。終盤ではデュラントなみに得点を期待しているのですがダメでしたね。
せめてセカンドユニットの中くらいでは活躍してもらわないと困ります。
ニック・コリソン
15分の出場で5得点2リバウンドを記録。
パスへの合わせやオフェンスリバウンドと相変わらずの渋い活躍だったのですがやはり相手がザックやガソル弟ともなると抑えるのに苦労するようですね。
ザックに対してはぴったりマークするとファールに離すとジャンプシュートをうたれてしまっていました。また、ガソル弟では第1として身長のミスマッチが半端ないです。そこからチップやオフェンスリバウンドを奪うのですから流石の彼も止められません。
今後はとにかくハードにプレーすることが重要になりそうです。
エリック・メイナー
10分の出場で3得点3アシスト2スティールを記録。
基本的にバスケスとのマッチアップとなりましが、この試合では彼の負けだと思います。ドライブを自由に許したりパスを簡単にさばかれたりしていました。
一方で彼もパスこそ好調だったのですが、彼らしくない雑なプレーもちょいちょい見られ安定感をなくしていたと思います。
ウェストブルックと彼が崩れてしまってはサンダーをコントロールする選手がいなくなってしまうので、次からは安定したプレーを期待したいと思います。
デカーン・クック
9分の出場で3得点1リバウンドを記録。
いつも通り試合1本目の3Pを確実にきめ貢献してくれました。そして第4クォーターにも出場機会があったのですが、ウェストブルックの暴走のため1本しかシュートをうてませんでした。
ノーマークになることが割と多いのでもっと呼んで欲しいものですね。
ケンドリック・パーキンス
28分の出場で2得点6リバウンドを記録。
ザックを抑えられるか注目されていましたが、むしろ抑えるべきはガソル弟だったようです。仮にガソル弟をいつ戻りの成績に抑えればまだサンダーも勝ち筋があったと思うんですよ。
しかし、この試合ではガソル弟に中に外に自由に攻められてしまい、結局20点オーバーを許すという結果になってしまったのです。
まあそれにしてもガソル弟のシュート範囲がはあんなに広いとは思いませんでした。しかも高確率で入る入る。流石のパーキンスもそこまでは出れませんよ、困ったものです。
ナジー・モハメド
7分の出場で0得点1ブロックを記録。
やったことと言えばザックのシュートをブロックしたくらいでしょうか。まあ出場時間的にこれだけでも充分な活躍ですけどね。
ということで敗戦です。しかも惜敗ではなく惨敗でした。レギュラーシーズンの成績通り相性なのか、はたまたスパーズを破った勢いなのか。
サンダーとしては次勝たないと結構苦しいですね。せめてホームで1勝してからアウェー戦に臨みたいものです。
PG ウェストブルック
SG セフォローシャ
SF デュラント
PF イバカ
C パーキンス
ファーストラウンド同様真っ青に染められた会場は案の定サンダーファンで埋め尽くされていました。そんな圧倒的な後押しを味方につけているサンダーでしたが、先手をとったのはグリズリーズだったのです。
神と呼ばれているザックがこの試合も開始から絶好調。FGを3/3で沈め最初の7点を全て彼に取られてしまったのです。サンダーはというとアレンに徹底マークされているデュラントに代わりウェストブルックが積極的に攻めていきました。しかし、この攻めもジャンプシュート主体でいつまで続くのかいささか不安ではありました。そうなるとやはりインサイドの攻めを中心とするグリズリーズが有利になってきたのです。
サンダーは第1クォーターを24-28とビハインドで終えました。
第2クォーターになるとセカンドユニットで差が出始めます。本来ならばこの場面で得点を稼ぐはずのハーデンが全く活躍できず、逆にグリズリーズのバスケス、バティエ、メイヨあたりが効率よく得点をあげていったんですね。
スタートを戻しても流れは変わらず、サンダーは攻め手を失っていたのでした。こうなってくるとウェストブルックの暴走モードが発動。まあ第1クォーターから3ターンオーバーとかなりやってはいたのですが、それが更に加速。パスをさばかずとにかくリングに突っ込んで行ったのです。結局フリースローはもらえたものの、オフェンスとしては単調すぎたため点差が開いて行きました。
前半が終わり47-57。10点差にまで広がりました。
後半に入っても流れが良くなる気配がありません。第3クォーター4点差にまでつめるシーンがあったのですが、ここぞという時のディフェンスが全くできず相手にセカンドチャンスを何度も与えてしまったんですね。この最大のチャンスを活かすことのできなかったサンダーはまたしても攻め手を失ってしまいラスト3分得点無し、結局71-84にまで点差が開いたのでした。
そして最終クォーター。開始直後にハーデン、デュラントの連続3Pがあり、もう3Pでしか追い付けないと踏んだHCはクックを投入しました。しかし、やはりウェストブルックがこの試合を崩してしまったんですね。とにかくボールを持ったらリングへドライブを繰り返していました。見ているコチラはなぜパスをしないのか疑問になるくらいのワンマンプレーで、明らかにノーマークになっているクックやセフォローシャを完全に無視したプレーとなってしまったのです。また、マークされているとはいえ第3クォーターまでで20得点をあげていたデュラントさえもセカンドオプションになってしまっていました。
一方相手は落ち着いたプレーを展開しインサイドでこつこつ得点を重ねていったのです。
ということでサンダーのホームでありながら熊に喰われてしまいました。
最終スコア 113-101
このシリーズがきまった時、サンダーはいかにグリズリーズのインサイドを抑えられるかがカギとなると言われていました。確かにザック&ガソル弟に合わせて54点取られてしまいましたが、一番の敗因はそこではないと思うのです。実際オフェンスリバウンドがサンダー16に対しグリズリーズ17と良い勝負ができています。
では何が敗因なのかというとFGの低さとターンオーバーの多さです。FGはグリズリーズが50%に対しサンダーは45%ですし、ターンオーバーはグリズリーズ8に対しサンダー18なのです。
そしてこのようなことにしてしまった張本人がウェストブルックです。FGはデュラントより多く試投し39%、ターンオーバーにいたっては1人で7回も記録してしまっています。こうなってしまっては勝てませんね・・・
ここはHCとデュラントの抑制力が弱すぎると思うんですよ。もっとコントロールしてあげなければ今後の試合もこの試合の二の舞になると思います。
では個人成績です。
ケビン・デュラント
43分の出場で33得点11リバウンド2ブロックを記録。
アレン、バティエによる徹底マークが予想されましたが、この試合は難なくプレーしていました。シュートもファーストラウンドに続き好調を維持しているようでなぜもっとボールを欲しがらないのか不思議なくらいでしたね。
パス回しもオフェンスリバウンドもできていました。是非ウェストブルックに見習ってほしいプレーばかりです。
あと気になったのがフリースロー。たくさんもらったのはいいのですが、8/11(72%)は確率が低すぎやしませんか?全てきめるくらいはしてもらいたいです。
ラッセル・ウェストブルック
37分の出場で29得点8リバウンド6アシストを記録。
上記で説明した通りです。確かにこの試合のキープレイヤーとして名前が挙げられていました。しかし、それはデュラントが抑えられた時の話であり抑えられていないならばファーストオプションは間違いなくデュラントになるでしょう。それを全て自分で攻めてしまい試合を崩していました。
コンリーの方がよっぽど良い活躍だったと思います。戦犯扱いされても文句は言えないですね。
サージ・イバカ
37分の出場で16得点11リバウンド5ブロックを記録。
ザックをいかに抑えるかに注目していましたが、結果抑えられませんでしたね。とはいっても彼自身はいつも通りの活躍ですし、ザック分の活躍をしたと思えばいいことです。
得意のブロックで他の選手を守り切りきっていましたし、ファーストラウンド不調だったミドルもスランプを抜けたようです。次からはファールを減らすことが課題になってきそうです。
ザック相手ではファールでさえ全て得点になってしまいますからね。(ランドルフFT9/9)
タボ・セフォローシャ
24分の出場で5得点を記録。
正直この試合はディフェンスができていなかったと思います。シュートこそ抑えたものの、とにかくオフェンスリバウンドに飛び込まれてしまいそこからのセカンドチャンスが多いと感じました。
もともとオフェンス力は高くないうえこの試合はハーデンまで得点できずにいてペリメーターの得点源がなくなっていたと思いました。
ジェームズ・ハーデン
23分の出場で5得点2アシストを記録。
この試合は運が悪かったというのもあるかもしれませんが、とにかくシュート不振だったように思います。いつも通りドライブしていってもファールコールはなくターンオーバーになってしまっていましたし、それ以前にバティエを前にシュートまで行くことさえできなかったのです。
第4クォーターになりやっと3Pをきめましたがこの試合の活躍はそこまで。終盤ではデュラントなみに得点を期待しているのですがダメでしたね。
せめてセカンドユニットの中くらいでは活躍してもらわないと困ります。
ニック・コリソン
15分の出場で5得点2リバウンドを記録。
パスへの合わせやオフェンスリバウンドと相変わらずの渋い活躍だったのですがやはり相手がザックやガソル弟ともなると抑えるのに苦労するようですね。
ザックに対してはぴったりマークするとファールに離すとジャンプシュートをうたれてしまっていました。また、ガソル弟では第1として身長のミスマッチが半端ないです。そこからチップやオフェンスリバウンドを奪うのですから流石の彼も止められません。
今後はとにかくハードにプレーすることが重要になりそうです。
エリック・メイナー
10分の出場で3得点3アシスト2スティールを記録。
基本的にバスケスとのマッチアップとなりましが、この試合では彼の負けだと思います。ドライブを自由に許したりパスを簡単にさばかれたりしていました。
一方で彼もパスこそ好調だったのですが、彼らしくない雑なプレーもちょいちょい見られ安定感をなくしていたと思います。
ウェストブルックと彼が崩れてしまってはサンダーをコントロールする選手がいなくなってしまうので、次からは安定したプレーを期待したいと思います。
デカーン・クック
9分の出場で3得点1リバウンドを記録。
いつも通り試合1本目の3Pを確実にきめ貢献してくれました。そして第4クォーターにも出場機会があったのですが、ウェストブルックの暴走のため1本しかシュートをうてませんでした。
ノーマークになることが割と多いのでもっと呼んで欲しいものですね。
ケンドリック・パーキンス
28分の出場で2得点6リバウンドを記録。
ザックを抑えられるか注目されていましたが、むしろ抑えるべきはガソル弟だったようです。仮にガソル弟をいつ戻りの成績に抑えればまだサンダーも勝ち筋があったと思うんですよ。
しかし、この試合ではガソル弟に中に外に自由に攻められてしまい、結局20点オーバーを許すという結果になってしまったのです。
まあそれにしてもガソル弟のシュート範囲がはあんなに広いとは思いませんでした。しかも高確率で入る入る。流石のパーキンスもそこまでは出れませんよ、困ったものです。
ナジー・モハメド
7分の出場で0得点1ブロックを記録。
やったことと言えばザックのシュートをブロックしたくらいでしょうか。まあ出場時間的にこれだけでも充分な活躍ですけどね。
ということで敗戦です。しかも惜敗ではなく惨敗でした。レギュラーシーズンの成績通り相性なのか、はたまたスパーズを破った勢いなのか。
サンダーとしては次勝たないと結構苦しいですね。せめてホームで1勝してからアウェー戦に臨みたいものです。
それとサンダーのDが全くダメでしたよね…何か新しい対策(ゾーンとか)でもしないと2戦も微妙になってしまう可能性すらありそうです。控え陣に期待します!
リアルタイムとは凄いですね!確か真夜中だったと思いますが、さすがに寝てしまいました(汗)
デュラントのマークからしてウェストブルックが一番冷静にならないといけないのにも関わらず、ターンオーバーを連発したのは課題点です。
仰る通りです。この試合を観ただけでディフェンスに問題があるのは明らかで迅速な改善が望まれます。というかマークできていなさすぎますね。ザックはもちろんガソル弟にも好き放題、ウィングも自由に動かせてしまったのでここらでHCの手腕を見せて欲しいものです。
第2戦に注目です!