NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

プレーオフ vs グリズリーズ5

2011年05月13日 | 2010-11 プレーオフ
ホームで1勝1敗だったサンダーは、アウェーでオーバータイムの末なんとか1勝1敗のタイにして再びホームに戻ってきました。この試合に勝ったチームがカンファレンスファイナルへリーチとなるので、サンダーはホームの利を活かし是非勝ってもらいたいです。

PG ウェストブルック
SG セフォローシャ
SF デュラント
PF イバカ
C パーキンス


この試合もこのシリーズ通してずっと課題である立ち上がりで苦戦します。0-6といきなり相手にリードを許してしまう一方、サンダーは開始4分全く得点できずターンオーバーを重ねてしまったんですね。その後もオフェンスが良くなる様子はいっこうに見えませんでしたが、ディフェンスが良くできていたため得点力の無さを見事にカバーすることができていたのです。
なのでかなりのロースコアな両者だったのですが14-17とした場面でクォーター終了間際、ハーデンが同点となる3Pをきめ第1クォーター終了。流れをサンダーに引き寄せることに成功したのでした。

第2クォーターになり流れを引き寄せたサンダーは第1クォーターとうってかわりオフェンスが面白いようにうまくいくようになったのです。セカンドユニット、スタート全員が活躍していましたね。一方でディフェンスは第1クォーターに続きよくできていたためだんだんとサンダーが点差を離していったのでした。気づけばこのクォーター相手を18点に抑える好守で、前半を46-35とリード。ザック5得点、ガソル弟を4得点に抑え込むことができたのです。

第3クォーターになっても流れはサンダーに傾いていて、どんどん点差だけが離れていきました。デュラントのアリウープやウェストブルックのスティールからのダンクなど豪快なプレーも飛び出し、会場は大盛り上がり。結局このクォーターも相手を17点に抑えたサンダー、残り2分にスタートを全員ベンチにさげるほどの余裕があったのです。

それ以降スタートがコートに立つことはなく、むしろこのシリーズ初出場となったネイトやアイビーまでも活躍するということに。コートに立っていたメンバーがメイナー、ネイト、クック、アイビー、モハメドという超スモールラインナップにも関わらず28-20と最終クォーターも相手を圧倒。
前回の試合の疲れが残っているスタートを休ませながら、ホームで手堅く勝利することができました。

最終スコア 99-72


相手を72点に抑えたようにこの試合では最初から最後まで良いディフェンスができていました。そのためここまで苦労させられているザックとガソル弟を合わせて24点だけに抑え、FGは36%、リバウンドでも50-33と全ての面で勝っていたと思います。
またベンチメンバーの活躍も光った試合で、むしろこの試合ではベンチメンバーの方が良かったのではないかと思うほどでした。クックを筆頭に3Pの雨を降らせ、スタートに負けないディフェンスで相手を翻弄できていたと思います。
結果としてスタートを充分に休ませることができたのが何よりも大きいですね。30分以上出場したのはデュラントだけでした。




では個人成績です。

ケビン・デュラント


30分の出場で19得点7リバウンド2ブロックを記録。

特に見せ場があったわけではなく、ただたんたんと得点を積み重ねていきました。それでもチームトップの得点ですし、地味にディフェンスも頑張っていたのです。

第4クォーターでは疲れの心配もなく思いきり騒いでいました。






デカーン・クック


18分の出場で18得点を記録。

レギュラーシーズンにもあったたまにある彼の当り日、それがこの日だったようですね。得意の3Pは4/5、この時点でベンチメンバーとして充分な活躍なのですがこの日はそれ以上に活躍があったのです。

ただのシューターだと思っていたのですが、スティールからのレイアップやダンクなど様々なバリエーションを見せてくれたのです。最後はフリースローもきとんときめてチーム2位の得点を記録したのでした。非常に良かったですね。








ラッセル・ウェストブルック


25分の出場で11得点6アシストを記録。

この試合はこれといった暴走もなく、PGとしての役割をこなせていたと思います。デュラントよりも試投数が少なくアシストが多いのが良い証拠ですね。

そして真骨頂であるディフェンスが見事に相手を抑え込めていました。大学ではディフェンスとしても有名だった彼は得意のディフェンスからスティールし豪快なダンクをぶちかましていましたね、あれは凄かった!

この試合はオフェンスよりディフェンスといった活躍だったと思います。







ナジー・モハメド

22分の出場で10得点6リバウンド2スティールを記録。

やはりベテランはプレーオフ活躍してくれますね。イバカ、パーキンスがテクニカルをとられ出場時間がいつもより増えていたのもありますが、きちんとゴール下で働いていました。

ザック、ガソル弟相手だと身長、パワーで負けてしまっているのでそれをテクニックと経験で補っていたと思います。とにかくうつシュートは確実にきめる、ディフェンスでは相手をできる限り苛立たせるという風にプレーしていました。やはり優勝経験のある選手は違いますね。







ジェームズ・ハーデン


26分の出場で9得点6リバウンド5アシストを記録。

第1クォーター終了間際の3Pやツインタワー相手にドライブしていく勝負強さと得点力は相変わらずで、その他もオールラウンドにこなしていました。

特に目を引いたのがパスでPGばりの見事なアシストをきめていたのには「流石」と驚いてしまいましたね。もうすでにセフォローシャより出場時間が長くなってしまっていますし、それに見合った活躍もできています。ディフェンスもそこそこできるのでもしかしたらそのうちスタートに変更があるかもしれません。







ニック・コリソン


25分の出場で9得点10リバウンドを記録。

ザックからしてみれば彼がうっとおしくてしょうがないでしょうね。特にこの試合ザックは9得点5ファールと彼に完全に抑えられてしまい、一方で彼はベンチからザック並の活躍をしています。

ディフェンスはもう言うまでもありませんが、オフェンスもチップイン、ポストプレー、最後にはミドルシュートまできめ最高の活躍ができていました。僕のあげるこの試合のMVPです。








サージ・イバカ


21分の出場で9得点4リバウンド3ブロックを記録。

出場時間が少ないためいつもに比べるとやや見劣りする成績ですが、内容はそれほど悪くなかったです。やはりそれはザックを抑え込めたということと、その他ディフェンスが上手くできていたからなんですね。ブロックもしっかり3回記録していますし。

唯一気になったのがミドルシュートがあまりきまっていなかったところでしょう。試合によってまだ波があるので、そこだけが改善点だと思います。







ケンドリック・パーキンス


22分の出場で5得点3リバウンドを記録。

ベンチのビッグマンが素晴らしい活躍をしてしまったため少しもの足りない感じになってしまいました。一応ディフェンスは良くできていたのですが、それにしてもオフェンスが酷かったです。

まずゴール下のシュートを外していたのが一番ですね。さすがにセンターとして出場しているんですし、フリースローをきめろと言っているわけではありません(これもおかしいですが・・・)せめてゴール下くらいは・・・

あともう少し笑顔を作らないとテクニカルをとられますよw








タボ・セフォローシャ


16分の出場で2得点6リバウンドを記録。

オールディフェンスシブチームには漏れてしまいましたが、やはりディフェンスが良すぎます。ペリメーターのディフェンスは彼に任せておけばまず問題ないと思ってしまうほどのものでした。

また唯一の得点がタップダンクという彼にしては珍しい豪快なものだったので、少し驚きました。しかし、最近はハーデンにどんどん出場時間を奪われてしまっているのでオフェンスでもそれくらいやっていかないとダメなのでしょうね。

ターンオーバーが多いのも気がかりです。







エリック・メイナー

22分の出場で1得点9アシストを記録。

第4クォーターをフル出場したためほぼこのクォーターだけでアシストを量産しました。自らはまったく攻めずひたすらパスを出していたのはウェストブルックとは逆の問題があります。しかし、とにかく1本1本のパスが上手くお膳立てのスペシャリストだと感じましたね。

彼がいなければクックはここまで得点できませんでしたし、アイビー、ネイトも活躍できなかったのかもしれません。そしてこれまたやはりバスケスのディフェンスができない・・・






ネイト・ロビンソン

4分の出場で3得点を記録。

よくこれだけの出場時間で3Pを3本もうてますね。まあきめて会場を盛り上げていたのでそれも彼のキャラなんかもしれませんが、空気の読めなさ具合はやっぱりでした。

それにしても彼のポジションは一体どこなのでしょう?試合を見ていても分からないくらい適当な動きをしてましたよ。






ロイヤル・アイビー

4分の出場で3得点1リバウンド1アシストを記録。

ネイトとは正反対、冷静にメイナーとともにプレーしていました。何気にレギュラーシーズン成功率の高かった3Pを沈め、アシストもきめ少ない出場時間ながら見事な活躍でした。

まだベテランと呼ぶには疑問の残る年齢ですが、プレーは完全にベテランのようでしたね。






かくして全員が得点をすることができ勝利をあげることのできたサンダー、これでカンファレンスファイナルへリーチです。しかし、忘れてはいけないのが次の試合が相手ホームだということ。相手ホームでは両戦ともにオーバータイムという苦い経験しかないので、厳しい展開になるのは目に見えています。
最悪ホームでの試合が残っているという余裕も持ちながら、できればシリーズ突破をきめて欲しいものです。





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