12-13 vs ウルブズ2

リーグ最下位のウィザーズに敗戦してしまったサンダーは今回、1月では貴重なホームでの試合となります。
相手は前回12連勝を止められてしまい、ここ9戦で4敗の悪い流れを作ったと思われるウルブズ。
運良くその試合で散々やられてしまっていたバレアに加えこの試合はラブまで欠場と、ややサンダー有利に感じますが、さて一体どうなるでしょうか。

PG　ウェストブルック
SG　セフォローシャ
SF　デュラント
PF　イバカ
C　パーキンス

珍しくジャンプボールでイバカが負けてしまいウルブズボールから始まったこの試合。
ウルブズは早速ラブに代わりインサイドの要となっているペコビッチにボールを集めあっさり先制点を取られてしまいました。
一方のサンダーはというと、やや重い立ち上がりとなり初得点をきめた時には試合開始から約2分が経とうとしていたのです。もうお決まりですね。
サンダーホームだというのに流れは完全にウルブズ。
6分が経過した時点でサンダーは4回ものターンオーバーにパーキンスのテクニカルも積み重なり最悪の状況でだったのです。
当然スコアが伸びるはずもなく、なんとたったの6得点しか記録できずにいたのでした。
その後ウェストブルック、セフォローシャに3Pがヒットしますが、それでも尚流れが改善することはなく、第1クォーター一杯続いていました。
幸いにも、ウルブズも途中から一緒に足踏みを始めた為、16-16という恐ろしい程のロースコアになっていましたが、サンダーとしては当然最悪の形に他なりませんでした。

そして第2クォーター、前のウィザーズ戦に続きブルックスHCはリギンスを投入してきたのです。
ちなみにメンツは、ジャクソン、マーティン、リギンス、デュラント、サビートといった感じで、珍しくデュラントが第2クォーター頭から起用されています。
するとリギンスは見事HCの期待に応え、早速マーティンの3Pをアシストし流れを引きよせるきっかけを作ると、そこからサンダーは約6分間という長きにわたり20-4のランでいっきに点差を引き離したのでした。
この間リギンスはオフェンスリバウンドからシュートファールを受けフリースローを沈め、スティールからウェストブルックのバスケットカウントを演出するなど、まあそれは見事な活躍でしたよ。
と思ったのも束の間、リギンスが下がった途端今度は逆にウルブズが18-6のランを成功させ、結局47-42で前半終了。
やはりサンダーの前半グダつく癖は治っていないようです。

第3クォーター、いきなりパーキンスのムービングスクリーンでターンオーバーを犯してしまったサンダーでしたが、デュラントのジャンパー、ウェストブルックのアシストからイバカがダンク、そしてセフォローシャに3Pがヒットするとそこから一気に畳みかけ、点差は一時16点までも開いたのです。
クォーター終了時のスコアは76-64でしたが、流れは完全にサンダーにあったと思います。

そして第4クォーター、もう止まりません。
ミスを犯していくウルブズを尻目にサンダーは、華麗なパス回しから3Pや豪快なダンクを沈めていき、5分46秒にはマーティンの3Pがきまり24点差がつくと、試合はそのままガベージタイムに突入していったのでした。

○サンダー106-84ウルブズ●
ハイライト

前半のグダつきは相変わらずながら、一応リベンジは果たせたので良かったかなと。
昨年の10月までサンダーに所属していたヘイワードもサンダーの選手達と試合前・試合後仲良さげに話していましたし、良い試合だったと思います。
ま、本番はバレア、ラブ、そしてバティンジャー、ロイとフルメンバーになった時のウルブズに勝てるかどうかでしょう。
では個人成績。

ケビン・デュラント

34分の出場で26得点8リバウンド3スティール4ブロックを記録。
いつもに比べ短い出場時間に終わったのは今後のスケジュールを考えれば良かったかなと。
そしてその中で省エネかつ効率的に得点なりリバウンドなり、この試合ではディフェンスでも頑張っていたと思います。
ただ逆に34分しか出場していないのにも関わらず3回のターンオーバーはちと多いかな。
スティールからのダンク




ラッセル・ウェストブルック

30分の出場で23得点8リバウンド7アシストを記録。
普段通り出場していればトリプルダブルだったのではないかとも思われる程のオールラウンドな活躍をしてくれました。
この試合はとにかく3Pが好調で3-4沈めるとともに、それの影響かオフェンス面がかなり良く機能していたと思います。
無理矢理突っ込んでいくのではなく上手くディフェンスを引きつけてノーマークにパスしたり、しっかり状況を判断しながら試合を組み立てていたのです。
その結果ターンオーバーもたった1回しかなく、素晴らしい活躍となっています。




ケビン・マーティン

30分の出場で19得点4リバウンドを記録。
実は前の負けたウルブズ戦では欠場していた彼。
僕は密かにその時の分を取り戻す活躍を期待していたのです。
結果、FGこそ4-12と精彩を欠いてしまいましたが、得意の3Pを4-7で沈め、積極的にファールをもらってはフリースローを沈めていました。
ターンオーバーも1回しかしていませんし、前の試合の分を取り戻せたかと思います。




タボ・セフォローシャ

33分の出場で10得点3アシスト3スティールを記録。
個人的にこの試合一番輝いていたかな、と思う選手。
ディフェンスというイメージが強い選手ながらこの試合はオフェンスへ積極的に参加していたと思います。
空中で上手く体を捻りレイアップに持っていったり、今度はそれを逆に利用しノールックでアシストをさばいてみたり、そんでもって3Pを2-2で沈めるという超活躍でした。
彼がリングへ突っ込んでいきオフェンスファールを取られるというとてもレアな場面さえもあったほどです。
また、3スティールから分かる通りしっかりディフェンスもこなし、文句無しです。

その他
イバカ・・・それなりに良い活躍だったのですが、興奮しすぎてボールをコートに叩きつけテクニカルを取られるなんてシーンがありました。
ジャクソン・・・フローターにロングジャンパーに結構良い感じ。ただまだドリブル時ボールへの注意が疎かになっているかもしれません。
コリソン・・・3回のオフェンスリバウンドはチームハイ。
リギンス・・・主な活躍は第2クォーターのところをみて下さい。こりゃ本格的にローテーション入りしそうです。
サビート・・・ゴール下のシュートを外してしまうシーンもありましたが、4得点4リバウンドは及第点か。
パーキンス・・・2得点1リバウンドな一方で、4ファール3ターンオーバー、終いには開始3分半でテクニカルを犯すなどもう最悪の試合でした。
メイナー・・・ガベージタイムで積極的にシュートを放っていくもFGは0-3。2アシストを記録したのが唯一もの救いか。


ということでチーム成績は27勝8敗となりました。
さて、いよいよ次からアウェーの連戦が始まります。
とりあえずその初戦はレイカーズ。
現在インサイドがスカスカなので叩くなら今しかありません！！