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親善試合 vs スペイン

2012年07月26日 | オリンピック関係
さあいよいよ親善試合最後にして強豪スペインと戦いますよ。
FIBAランクで言うところの1位と2位の対決ですから当然注目も集まりますよね。
しかし、親善試合でこのような頂上決戦をやってしまうのは些かどうかとも思いますけどね、いざ本番で試合をする時白けなければいいのですが・・・

アメリカ代表のスタートはアルゼンチン戦と変わらず。
一方のスペイン代表はカルデロン(ラプターズ)、ナバーロ(元グリズリーズ)、フェルナンデス(元ナゲッツ)、イバカ(サンダー)、
ガソル兄(レイカーズ)と相変わらずの布陣。
本来ならばイバカのポジションにガソル弟が入るのでしょうが、この試合に限っては理由は分かりませんが欠場しています。
またもう1人NBA経験のあるセルジオ・ロドリゲスも欠場している為、かなり戦力が低かったものとも感じ取れましたね。


で、そんな相手にアメリカ代表は第1クォーターから苦戦を強いられます。
シュートが全くきまらず、ターンオーバーとファールを交互にし、ただでさえ身長でのアドバンテージをスペイン代表に奪われているのに唯一のCチャンドラーが早々に2ファールを犯しベンチに下がってしまったのです。
加えてスペイン代表のチームバスケットに翻弄され中に外にと自由に得点をあげられてしまったのでした。
メロが1人で気を吐き何とか21-23で第1クォーターを終了したものの、一時期は9点差も離れてしまったほどアメリカ代表は対応が取れていなかったんですね。

しかし、第2クォーターになりようやくエンジンがかかってきたのか開始3分で逆転に成功すると、第1クォーター大活躍だったメロがまたしても連続で3Pをきめるなど得点でチームをリード。
するとそれに触発されたのか、アメリカ代表は本来の力を取り戻し、鬼ディフェンスからのショータイムや崩れかけていたハーフコートオフェンスが復活し始めたのです。
結局前半を終了して48-40、第1クォーターの流れが嘘みたいにアメリカ代表ペースに変わっていたのでした。

こうして後半も勢いを保ちつつだんだんと点差をつけていき、最終的には全員が出場するほどの完勝となりました。

○アメリカ代表100-78スペイン代表●
ハイライト

第1クォーターこそ苦戦しましたが、最終スコアをみてもらえれば分かる通りvsアルゼンチン代表戦程の苦労はなかったと思いますね。
ま、これを本来の実力と取るにはあまりにも時期尚早であり、最初に述べた通りこのスペイン代表は主力が2人も欠場している上に出場した選手でさえ皆平均的な出場時間に抑えられているのですよ。
むしろそんな相手に第1クォーター躓いてしまったアメリカ代表が不安なくらいです。
相変わらずトラベリングが多くまだまだ国際試合に慣れ切れていませんし、いやはや心配でなりませんよ、僕は。
それでも親善試合5戦全勝は素晴らしいことだと思いますけどね。


主な個人成績

カーメロ・アンソニー

24分の出場で27得点3リバウンドを記録。
ぶっちゃけた話彼の活躍がなかったら負けていたかも知れない試合だっただけに、素晴らしいの一言ですよ。
前半だけで3P5本を含む23得点を記録し、ビハインドを1人でリードへと変えてしまったのです。
また、チャンドラー不在のインサイドでもしっかりと仕事を果たしリバウンド全てがオフェンスリバウンドとなっている程。
ドミニカ共和国でのデュラント同様、点差の開いた後半は空気を読んで主にパスやディフェンスに専念していました。






レブロン・ジェームズ

28得点の出場で25得点3リバウンド7アシスト2スティールを記録。
そこまで得点しているイメージは無かったのですが気付けばメロと同じだけの試投数を記録しており、さすがの活躍でした。
しかし、この試合の注目ポイントは得点ではなくパスやディフェンスです。
もちろん要所でのシュートはきっちりきめていますが、どちらかと言うとこの試合は潤滑油のような働きをしていました。
味方の動きに上手く合わせてパスやPGにもぴったりマークしてスティールなど、他の選手の良さを惹き立てていたと思いましたね。
ま、これだけのことをやっておきながら結果的に得点も伸ばしているのは彼のオールラウンダーさ故なのでしょうが、トラベリングも相変わらずでした。





ケビン・デュラント

29分の出場で13得点8リバウンドを記録。
チームで最高の出場時間を記録。
それもチャンドラーファールトラブルによるものなのですが、そのおかげでしょうかサンダーのチームメイトであるイバカとのマッチアップも実現しました。
この試合はどちらかというと脇役に徹していたかなと思うくらいアルゼンチン戦程のインパクトはなく、地味に3Pをきめたり地味にリバウンドを取ったりとしていましたね。
レブロン同様にトラベリングが目につく場面もあり、まだまだ国際試合に慣れ切れていないのかも知れません。
ちなみにダンクの際、額をリングにぶつけてしまうなんておちゃめな部分も見せてくれていますよ。






ということで親善試合を全勝で終えたアメリカ代表は29日からのロンドン五輪本戦に臨みます。
このブログでも観戦した試合はなるべく記事にしたいと考えていますんで、よろしくお願いします。


※本日購入したD誌で知ったのですが、親善試合で対戦したドミニカ共和国ってロンドン五輪にいないんですね・・・(汗)


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