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【2020-21通信簿】モーゼス・ブラウン

2021年06月09日 | 2020-21 シーズン
モーゼス・ブラウン

評定10段階中4

【スタッツ&成果】
43試合出場
21.4分/試合
8.6得点/試合
8.9リバウンド/試合
0.2アシスト/試合
0.7スティール/試合
1.1ブロック/試合
FG 54.5
FT 61.9%

シーズン途中に突如として表れ、それ以降ずっとサンダーの先発センターを務め上げたビッグマン。
218cmの身長を買われ、開幕前に2way契約を結びますが、シーズンの前半はホーフォードがいたことで出番はなく、そのほとんどをGリーグでプレイしていました。

その後、ホーフォードの出場がなくなるとともにお試し起用され、その際に大活躍。
技が「単調なゴール下のダンク」のみではありましたが、長い腕とチームメイトのアシストもあり、効率良く得点を重ねていきました。
3月24日には19得点12リバウンドを、3月27日には21得点23リバウンドと記録し20-20を達成。
これはサンダーの歴史上2番目と3番目に早くダブルダブルを達成したメモリアルな試合。

そしてその試合の直後2way契約から本契約を勝ち取ったのでした。

技は上述した通り、「ダンク」の一択。
レイアップ、フローター、チップイン諸々、いずれにしてもダンクでないのでそれらは外れてしまいます。
またかと言って力強さがあるのかと言うとそうではなく、身長の低いディフェンダーにも押し勝てない場面も散見されました。
その身長の利が活き、自身で外したシュートを自ら取ってまたシュートする、そして外す、、、を繰り返し、結果的にオフェンスリバウンドが物凄く伸びてしまったというスタッツマジックもあります。

ディフェンス面はお世辞にも上手いとは言えず、ガードの選手がインサイドに切り込んできた際はシュートに反応できずに終わってしまうか、反応できてもゴールテンディングになってしまうということがしばしば。
そしてとにかく苦手なのがテクニック系のビッグマン。
特に酷かったのがタウンズ相手の時で、中に外に翻弄されディフェンスもオフェンスもまともにできていませんでした。

シーズン終盤には、自ら進んでフックシュートを試みていましたが、まだまだ任せられるレベルにはなっていません。
なぜか右利きなのに左でフックシュートに行く場面が多く、向上心が垣間見える部分は評価高いです。
ダンクの他にもう1つだけでもオフェンスのオプションが加われば、大分変ると思いますので、”技術”よりかは根本の”基礎”の向上に期待しています。

開幕前から考えたらサプライズな選手ではありますが、その粗さを考慮すると他のチームでは出場時間の確保すら難しいでしょう。
評定は4とします。


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