NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

11-12 vs クリッパーズ3

2012年04月12日 | Thunder 2011-12シーズン
今シーズンも残り9試合。ということで今回サンダーはホームでの試合となっております。相手は今シーズン1勝1敗としているクリッパーズ。
サンダーは1度でも敗戦してしまうとスパーズにウェスト首位を明け渡してしまう立場にいるため絶対に負けられません。しかしクリッパーズも同様に、現在プレーオフに向けて激しい順位争いをしているため、決してホームだからなどと言って易々と勝てる相手ではありません。
サンダーは前回の試合でグリフィンを徹底的に抑え込んでいるため、あのディフェンスがこの試合でもできれば勝つことができると思いますね。

スタート

PG ウェストブルック
SG セフォローシャ
SF デュラント
PF イバカ
C パーキンス


さてさてそうして始まったこの試合、先手を取ったのはクリッパーズでした。外れたシュートをデアンドレがチップしサンダーのホームながら先制されてしまったのでした。残り10分くらいになり外れたシュートをパーキンスがチップで押し込み、サンダーもようやく初得点をあげます。
その後は、ここまで攻めあぐねていたにも関わらず割と良い攻めができていたんですね。上手いパス回しからデュラントが3Pを沈めると今度はセフォローシャにもヒット。パーキンスとデュラントのピック&ロールから最終的にイバカにパスが行きシュート。最後はパーキンスのスクリーンを上手く使いウェストブルックがジャンパーをきめると、サンダーは最初の10得点でスタート全員が得点を記録するちょっと珍しい状況になっていたのでした。
まあそれでも相手は強豪クリッパーズ、思いの外点差を離すことはできず、そして後半にいまいち得点を伸ばせなかったため第1クォーターを24-21で終了しています。


第2クォーター、いつも通りサンダーのオフェンスの中心にいたのはハーデンでした。まず早速自らがファールをもらいきっちり2本のフリースローを沈めると、今度はクック、フィッシャーの3Pのアシストをしました。この時点で点差は8点。
更にスタートが戻ってくると引き続きフィッシャーがレイアップに3Pに沈め、11点差にまで伸ばしたのです。
しかし、ディフェンスがいまいちとなってしまい相手に好き放題パスをさせてしまい連続得点を許してしまう時間帯がやってきたのでした。一時期2点差にまで詰められてしまうものの、終盤にデュラントの3P、ウェストブルックの3点プレーなどがあり、結局55-48で前半を終了しています。
ちなみにこの時点でデュラント10得点、ウェストブルック12得点となっており、要はサンダーにしては珍しく出場した選手が平均的に得点をあげていたのでした。


後半になるといきなりグリフィンに3点プレーをきめられてしまいますが、直後のオフェンスでサンダーもウェストブルックからデュラントがダンクに繋げ、更にウェストブルック自身も3Pを沈め10点差前後を引き続きキープしていました。
しかし、ここから点差が縮む→サンダー踏ん張り点差を離す、が何度も繰り返されていました。決して逆転はされないものの点差を大きく離すことのできなかったサンダーは、最終的にこのクォーターを80-76の4点差で終了したのでした。
なんとも心許ないリードですね。


そして最終クォーター。マーティンとポールにシュートをきめられサンダーはあっさり同点にされてしまいました。そしてそして、残り8分35秒にフォイに3Pを許してしまい、第1クォーター7分54秒以来のリードをクリッパーズに明け渡してしまったのです。
その後、デュラントの半ば無理矢理なフローターシュート、ハーデンの3Pで点差を戻すも、今度は絶好調ポールを3Pラインでノーマークにしてしまう失態を犯してしまい軽々きめられてしまい3点ビハインド。もうここからはポールタイムでした。
サンダーはウェストブルック、デュラントが大乱調。大体の攻めがターンオーバー、良くてファールからのフリースローという状態だったんですね。
それでもホームで負けるわけにはいかないサンダーはウェストブルックのドライブにイバカが合わせダンク。そしてデュラントが1on1から3Pをねじ込むと、残り32秒という土壇場で5点差を埋めて同点にする意地を見せたのでした。
が、もうお分かりですね。なんたってホームこそサンダーですが、現在はポールタイム。まあ見事なチェンジ・オブ・ペースからディフェンスを抜き去り、最後はイバカのブロックを上手くかわす高いループを描きレイアップをきっちりきめたのでした。結局これが決勝点です。
残り8秒ほどサンダーには攻めるチャンスが残されていたのですが、逆転を狙ったデュラントの3Pは案の定リムに弾かれてしまい、ジ・エンド。

最終スコア 98-100

とにかくポールを止められなかった、これに尽きると思います。なんたって全体で31得点を許してしまっているのですが、その内24得点は後半にあげたものですからね。
確かにデュラントFG7/21、ウェストブルックFG3/14というスコアラー2人の不調?もしくは抑えられてしまったことも敗因に繋がるかもしれません。ですが、最後の最後まで接戦を演じることができていた、そもそも試合の大半をリードできていた、ことを考えると、やはりポールを止められなかったことが最大の敗因だと感じますね。
幸い同日にスパーズが敗れたおかげでサンダーはウェスト首位のままでいられますが、ホームで痛すぎる敗戦となってしまいました。

では個人成績です。




ケビン・デュラント

43分の出場で22得点9リバウンド3アシスト2スティール2ブロックを記録。
上記でも触れた通りFGが7/21と不調に終わってしまっています。前半と試合の終盤ではその類稀なセンスを発揮してきましたが、その他の時間帯はディフェンスに守られてしまいボールに触ることさえままならない程徹底的なマークをされていました。特に後半では彼のマークはフォイ、ブレッドソー、ポールといったガードの面々がディフェンスをしていたのですよ。それを2年連続得点王の彼がボールさえ触れないのはさすがにいかがなもんだとは思いましたね。
まあ逆に良かった点をあげるとすれば、ドライブから外角のノーマークにパスをさばけていたことでしょう。そのパスでハーデンが2本3Pを沈めています。
しかし、前も言いましたが彼にはもっとシュートをうって欲しいですね。それが仮に入らなかったとしてもです。確かにパスが捌けることは重要なことですし、結果も出していますが勝利に結びついていないのもまた事実であるため、だったらせめてデュラントのシュートを頼りに勝利を求めたいんですね。この試合のようにデュラントがボールを持てないまま敗戦してしまうと、最善を尽くさずして負けてしまったと感じてしまうわけですよ。
う~ん、うまく説明できませんが、こんな試合くらいたくさんシュートうってもいいんじゃないの?というお話。







ラッセル・ウェストブルック

36分の出場で20得点4リバウンド7アシストを記録。
珍しくパスを捌くという姿勢が試合の開始から終わりまで感じられました。まあこういったプレースタイルですが、仮にもPGというポジションであるためこのような姿勢は非常に良い傾向だと思います。
しかし、ことこの試合に限ってはポールのマークマンというだけで戦犯扱いにされ兼ねません。しかも重ねてFG3/14というのが足を引っ張ってしまうのです。いや、決して暴走モードというわけではなかったのですよ。ですが、この試合のMVPポールと比べられたらそりゃもうお終いですよ。久しぶりに4回ものターンオーバーを犯してしまっていますし。
まあ彼に関しては気持ちを切り替えていくしかないように感じますね。この試合は相手が悪すぎたくらいに捉えておくのが良いのかもしれません。
ちなみにこのFG%で20点オーバーを記録しているのは、フリースローを13/15で稼ぎきめているからです。









ジェームズ・ハーデン

31分の出場で17得点5リバウンドを記録。
デュラント、ウェストブルックが不調&抑えられてしまったということを含め、この試合は唯一安定して得点できていたかなと思いますね。平均得点ではありますが、ターンオーバーは1回ですし、アシストもちょくちょくきめています。
もちろん自ら仕掛けて得点をあげるシーンもありましたが、味方のパスに合わせ得点するシーンもありました。その結果ともいえる3P3/6は非常に高く評価できますね。








サージ・イバカ

34分の出場で12得点7リバウンド3ブロックを記録。
スタッツ上ではいつも通りの安定したプレーが思い浮かぶかもしれませんが、実は割と空回りを見せています。まず3ブロックの裏には2回のテンディングがあり彼らしくない部分が見られますし、ターンオーバー3回というのも彼らしくないですよね。まあグリフィンにマークされていたというのも一理ありますが、単純に3秒バイオレーションを取られているのですよ。
そしてそしてグリフィンがどうしても止められずなんと第3クォーターだけで3回ものファールを犯してしまっているんですね。もちろん豪快なダンクをきめられてしまっていますし。
彼の場合も切り替えでしょう。オフェンスでは良い活躍ができていたので、あとはブロック以外のディフェンスです。パーキンス、コリソンとともにインサイドの支配をよろしくお願いします。







ケンドリック・パーキンス

31分の出場で8得点7リバウンド3アシスト2ブロックを記録。
ターンオーバー無しでこの活躍は良いですね。一応マッチアップであるデアンドレをほとんど仕事させていない部分のディフェンスも評価できます。また、3アシストを記録しているようにとにかくパスが上手くいっていました。
ポストで受けたボールをワンタッチでノーマークへパスしたり、ゴリゴリのポストプレーから逆サイドへのコーナーへパスしたり、意外の器用な一面が見えたのです。まあ前からちょくちょくやっていましたが、ここまで本格的に成功しだすと才能があるのかと思いたくなりますね。でも僕はまだ信じませんよ。もう少し、もう少し・・・
いつにも増してテクニカルになるようなプレーも多くありましたが、ヒヤヒヤさせられた分きちんと活躍しています。







デレック・フィッシャー

14分の出場で8得点1アシストを記録。
前回のクリッパーズ戦は彼のサンダーデビュー戦だったんですよね。その試合のように今回勝利することはできませんでしたが、彼自身とても良い働きができていたと思います。
とりあえずサンダー加入後酷い確率だった3Pがこの試合は2/2できめていて、やっと本来の姿を取り戻してくれたのだと感じました。また、ベテランならではの上手い演技もあり、見事シモンズからしてやったりのオフェンスファールも引き出しています。
勝敗とは別ですが、彼自身プレーオフに向け順調に仕上げてきているようですね。






その他
セフォローシャ・・・3P2/2は評価できますが、ターンオーバー2本は減点対象です。
コリソン・・・チームトップの3オフェンスリバウンドはさすが。その他グリフィンを抑えてくれています。
クック・・・きっちり3Pを沈めています。プレー中、脇腹?を負傷していたみたいですが、大丈夫でしょうか。
モハメド・・・安定のチップイン。




ここのところホームアウェー関係なく敗戦してしまっているのが、プレーオフに向けて不安ですが、とりあえずまずは気持ちの切り替えですね。幸いにも次の試合もサンダーホームの為、チームの士気を取り戻す意味でも是非勝利してもらいましょう。
相手はキングスとなっております。


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