NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

12-13 vs ラプターズ

2012年11月07日 | Thunder 2012-13シーズン
前の試合でホームながらホークスに敗戦してしまったサンダーは今回、引き続きホームでラプターズと対戦しました。
絶対に連敗はなりません。

PG ウェストブルック
SG セフォローシャ
SF デュラント
PF イバカ
C パーキンス

なんとこの試合、両チーム合わせ初の得点がウェストブルックのアリウープというかなり豪快な立ち上がりとなったんですね。
これによりホームはいきなりの大歓声。
また、前回の敗戦を引きずっていないということを証明してみせたのです。
当然ながらラプターズもそんな簡単に引き下がるわけもなく、バルニャーニの3P等で点差を広げさせませんでしたので、最初の数分はシーソーゲームが展開されていきました。
しかし、ここで思わぬ選手ラプターズの前に立ちはだかります。
開幕戦であるスパーズ相手に、2-3で3Pをきめて以来全く3Pを放ってもいなかったセフォローシャですよ。
彼は連続して3Pを沈めるとここからだんだんと点差は開き始め、ダメ押しにもう1本沈めて見せたのです。
こうして流れが完全にサンダーへ傾いた試合は、その後デュラントのパワフルなダンク、ウェストブルックの3P、コリソンのテイクチャージと重なり、結局第1クォーター終了時には30-17とリードしていたのでした。

第2クォーターになると試合は突然かなりのスローダウンモードに入りました。
8分53秒まで3-0しかスコアに変動がなく、お互いセカンドユニットで攻めあぐねていたんですね。
ようやく試合が動き始めた頃には、既に38-20とダブルスコアに近い点差になってしまっていたのです。
そして最後またもやウェストブルックの3Pがきまり、前半を57-38で終了。

第3クォーター、いきなりウェストブルック、イバカがレイアップを沈めると、それに続きデュラントの3Pもヒット。
クォーター中盤にはウェストブルックとイバカによるバスケットカウントアリウープダンクも飛び出し、勢い・スコアからほぼサンダーが勝利を手中に収めた状態になったのです。
スコアは85-63。

そして案の定最終クォーターにスタートメンバーの姿はなく、セカンドユニットを中心にPJ3やラム、リギンスまでも出場機会が与えられたのでした。
快勝です。

○サンダー108-88ラプターズ●
ハイライト

この試合は完全に「地」の差が出たものでしたね。
これだけの快勝をしておいて結局ターンオーバーはサンダーの方が多いですし、勝因とも考えられるラプターズのFG35.7%においても決してサンダーのディフェンスが良かったというわけでもありませんからね。
単純に基本的なことをしっかりやっていただけという感じでしょうかね。
しかし、ロスター全員が出場でき、また前の試合に敗戦していただけに、この快勝は次の試合への弾みになると思われます。
では個人成績です。

ラッセル・ウェストブルック

28分の出場で19得点8アシストを記録。
前の試合で痛めたと思われる肩にゴツイサポーターをつけていましたが、やはり簡単に治るようなものではなかったのですね。
しかしながらそんなこと彼には関係ありません。
ひょーひょーといつも通りのプレースタイルを貫き、終わってみればチーム最高得点を記録。
何気にアシスト数が多く、そんでもってターンオーバーがたったの1回というのに驚いています。
画面外だった為何をしたのか分かりませんでしたが、テクニカルをコールされてしまったのが玉に瑕。





サージ・イバカ

23分の出場で17得点4リバウンド2ブロックを記録。
いつも通り、よく走り・よく飛び・よくブロックするのに加えこの試合ではミドルジャンパーも高確率でヒット。
結果、FG8-9ということとなり得点を17にまで伸ばしたのでした。
当然ブロックは機能していたのですが、いかんせん機動力のある彼であっても3Pまでのディフェンスはケアできませんでしたね。
バルニャーニの3Pにほんとよくやられてしまっていました。
対ヒートを考えるならば、ここは守ってもらわないと困ります。






ケビン・デュラント

29分の出場で15得点6リバウンド3アシスト2スティールを記録。
出場時間は30分にも満たないですが、いつも通りの時間プレーしていればスタッツもいつも通りになっていたと思われます。
問題はそこではないのですよ。
たった29分の出場時間でターンオーバーを4回も犯しているんです。
もしもアシストをする為それをパスカットされたとかだったらまだ納得いきますが、いかんせん単純すぎる凡ミスが多かったので、ここまで強く言っています。
とにかくボールを持っている時のホールドが甘いので、簡単にチップされてボールをこぼしてしまうんですよ。
それを見失いターンオーバーになるというケースですね。
まあ、彼ほどの選手に今更いうまでも無いとは思いますが、不慣れなアシストに重点を置くことでターンオーバーも増加が予想される為、こういった些細な部分から直していく必要があります。






ケビン・マーティン

22分の出場で15得点3リバウンド2スティールを記録。
ここまでの試合常に好調だったアウトサイドシュートの精度が多少落ちました。
それでも15得点と22分の出場時間を考えれば充分あスタッツですし、改めて彼のスコアラー能力の高さを知る試合になったと思います。
しかし一方で、ターンオーバー4回は良くないですね。
それもデュラント同様凡ミスなんですよ。
ダブルドリブルなんて初歩中の初歩ですからね。
改善よろしくお願いします。






タボ・セフォローシャ

25分の出場で11得点5リバウンド2ブロックを記録。
上述した通りこの試合は3Pを3連続でヒットさせ、試合の流れを作りました。
その他にも積極的にリングへアタックしていく姿勢や腰を低くしてディフェンスに取り組む姿勢がかなり評価できます。
何気にこの試合はパスも上手く、タップパスやノールックパスまできめてしまっていますよ。






ハシーム・サビート

22分の出場で10得点5リバウンド2ブロックを記録。
スタッツ通り、この試合は良い働きができていました。
リバウンドにも飛び込み、オフェンスのパスに合わせ、普段からこのようなことをやって欲しい次第です。
身長を活かしたブロックも中々のものでした。
しかし、まだ動きが非常に遅く、そんでもって足がもつれてしまいこともしばしば。
これだけ良い働きをしたのにも関わらず結局最後はファールアウトですから締まりも悪いです。
良い働きと言っても、これを最低限こなしてくれることを願っています。
ちなみに、試合後のインタビューは彼でしたね。






エリック・メイナー

20分の出場で9得点2アシストを記録。
セカンドユニットを纏め上げる為にはもう少し努力した方がいいですね。
もちろんその能力はあるのですが、いかんせん新加入のメンバーもいますし、特にこの試合ではPJ3もいたので、コミュニケーションの面難しかったのではないでしょうか。
ターンオーバー3回は多いですね。
一方オフェンスでは得意のフローターシュートでディフェンダーとのタイミングを上手くずらし得点していました。
この点は評価が高いというか、さすがですね。





ケンドリック・パーキンス

22分の出場で4得点9リバウンド2ブロックを記録。
この試合はそもそも相手のインサイド陣がアウトサイド型だったこともあり、ディフェンスに苦労していましたね。
しかしその中で、しっかり取れるリバウンドは取り地味に貢献していたのは良い傾向です。
調子に乗ってフリースローラインより外からジャンパーを放ってしまうという場面もあり(きまりましたが)、あれは良くないですね。
彼はどっちかというと無駄なポストアップだったり、ファール・ミスの少なさがそのまま評価ポイントとなりますから、そういった意味ではこの試合は良かったと思います。



その他
コリソン・・・奥義テイクチャージがさすがの活躍でした。
PJ3・・・この試合はセカンドユニットとして登場したのですが、ほぼ何もせずに終わってしまいました。
ジャクソン・・・華麗なドリブルワークから相手をスッパ抜きにする見せ場はあったものの、FGは1-4と低迷しています。
ラム・・・動きが完全にシューターですね。オフボールでの動きが素晴らしいです。
リギンス・・・今シーズン初出場。得点こそないものの、ルーズボールを泥臭く追いかける姿にはコリソンと同じものを感じました。



ということで、連敗とはならなかったものの、未だ不安定なチームであることは明確ですね。
先ずはミスを減らすことから始めないと到底優勝なんて無理ですから、そこの改善第一で次の試合に臨んでいきましょう。
相手はブルズです。


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (同じくサンダーファン)
2012-11-07 15:48:49
サビートがインタビューだったのは(わずか)10得点がキャリアハイだからっぽいです

2nd ユニットであまりパスが回らないのが心配ですね
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Unknown (JJJ)
2012-11-07 17:09:43
 デュラントはパスも捌けるようになることでチーム全体のレベルアップを図ろうとしている気がしますね。今はミスが多いですが、積極的にシーズンから使っていかないとプレーオフでは通用しないので、現状ミスが増えるのは仕方ないと思ってます。その分、周りの選手がシュートを打つ機会が増えるので、全員でスキルアップを目指していくんでしょう。今日のイバカはよく決めてました。ウエストブルックも何気にアシストが増えてますし。
 サビート君はヘイワードと同じくらいの期待値だったので、これだけやれるのか! と逆に驚いてます(笑)プレからそうでしたが、FTは苦手にはしてなさそうですね。これからもどんどんフリースローラインに立ってもらいたいところ。相手を立たせるのは勘弁ですけどね(笑)
 次のシカゴ戦も課題をクリアしつつ勝ってほしい! 頑張れ、サンダー! アウェイでサビートは何分コートに立っていられるか! あとキャリアハイおめでとう!
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Unknown (ラ・シード)
2012-11-07 18:10:21
ラムは大学時代ドリブルで切り込んでいましたが、線の細さもあってシューター的な動きなんですかね?
レイ・アレンみたくなって欲しいデスネ
しかしthunderはまだまだ本来の力出してない感がプンプンするのは気のせいでしょうか?(笑)
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Unknown (くろ)
2012-11-07 20:08:00
KDもブルックスHCも、今は再構築の時と考えてるようで、粗探し、ミスの洗い出しって感じなんすね。
前回の敗戦後のコメントでしたから、負け惜しみ、ホントに実験中、半ばってトコかなw

サビートは正直、ホントに使うのは難しいのではないかと、、ポジション争いにあからさまに腕で手で押しのけようとして、スクリーンは満足にかけれず、ハンドリングはかなり酷く、リバウンドは飛べず、、居るだけで相手に邪魔ではあるんですがねえ。

PJ3に時間を与えて、ファールトラブルでたまに使う程度にしか、、
いや、それもあって今のうちに使って慣らしておくのかな?
指導されてるのか、相手のシュートを叩こうとするの抑えてたり、フリースローがうまかったり、イイかも!と思える一瞬はあるんですよねー、あくまでも、ちょっとコートに居てもいいかな?くらいですがw
つまらない事し過ぎて鼻に付く、何故ファールなのか理解出来てない、、

なんでサビートばっかり見てるんだorz

ただ、ファールアウトでパーキンスの笑顔を引き出したのでオッケーヽ(;▽;)ノ

タボがディフェンス職人から脱皮、、それをいうならメイナーは攻め気出してるし、それぞれやらなかった事をやらせてる気もします。

レジーの動きの良さや、ちょい長めにPJ見れたり、なかなか楽しめましたw

次も楽しみです、、ブルズか((((;゜Д゜)))))))

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Unknown (トガイソーjr.)
2012-11-08 12:21:09
イバカさん、対ノビでもそうでしたが、やはり外のディフェンスは大変そうですね
(まぁそもそもそんなに居ないから良いんですが)
もしそこまでカバーできたら恐ろしいディフェンダーに・・・
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同じくサンダーファンさん (kdu)
2012-11-08 12:37:04
たった10点がキャリアハイなんて・・・
確かタイだったので以前にも10点を記録したことがあるのでしょうが、にしても低すぎませんかサビートさん(汗)
これを機に成長してくれることを期待しています。

セカンドユニットはハーデンの抜けた影響をもろに受けている感じでしょうか。
メイナー、コリソンと結構パス上手いんですけどね。
まだまだコミュニケーション力不足なのだと思います。
ま、時間とともに改善されていくことでしょうから心配はいりません。
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JJJさん (kdu)
2012-11-08 12:45:39
いかんせんサンダーはPGをウェストブルックがこなしているん点どうしてもアシストが少なくなってしまいますからね。
一方で得点面に関しては充分な戦力を擁している為、デュラントは自身が多少得点を落としてでもパスを積極的に出せば、チームが更に成長するのだと考えたのでしょう。
なので、仰る通り周りの選手のスキルアップも当然重要となってきます。
プレーオフに焦点を当てた場合、やはり今はたくさんミスをしてでも問題点を全て洗い出すべきだと僕も思います。

また、サビートですがまだまだ安心してはいけませんよ(笑)
キャリアハイの得点と言ってもたかが10点ですし、そもそも最後結局ファールアウトしていますし。
ま、ヘイワードより出場機会が多い分期待は高いですが、僕はまだ納得しません。
逆に、フリースローに関してはサンダーのチームカラーにあっていて中々好きですよ。

ローズがいないと言ってもブルズは中々強豪ですからね。
アウェーという点含め、今後の試金石になってくると思われます。
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ラ・シードさん (kdu)
2012-11-08 12:49:52
僕も動画で観ただけですが、確かにシュート以外も普通にこなしていましたよね。
仰る通り、恐らくNBAではその線の細さから割り切ってシュートに専念しているものと思われます。
それにしても、平気で3Pラインより後方からシュートをうつ度胸には大物だと感じてしまいますよ。
是非ともレイ・アレンを目標に頑張ってもらいたいものです。

サンダーが本来の力を発揮しきれていないのは、まだケミストリーの構築が完成していないからです(と信じたい)。
もう少々お待ちを(笑)
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くろさん (kdu)
2012-11-08 13:03:49
そうですね。
デュラントは新たなプレースタイル模索中で、尚且つチームもハーデン移籍で新たに立て直さなければいけなくなったので、今はチームを成熟させている段階と捉えられるでしょう。

サビートはその身長を全然上手く使えていませんよね。
この試合はまだリバウンドに飛び込んでいましたが、普段はただ立っているだけですし、ブロックだってリーチの長さを考えれば2本は平均でいけるはずです。
仰る通り、少なくともいるだけで相手は邪魔ですしね。
なぜかフロースローを苦手としていない点評価できますが、一方で簡単にファールしてしまいますからね・・・うーん。
何気にパーキンスの笑顔を引き出したのがこの試合のベストプレーだったりして。
現状、チーム的に起用せざるを得ないこととなっていますが、頑張らないといつか出場機会も無くなってしまいますよ。
そういえば、僕もサビートばっか観ていました(笑)
なんだかんだ期待してるんだな~と感じる今日この頃です。

セフォローシャ、メイナーを筆頭にサンダー各選手、新たなプレーを身につけようとしていますね。
これらの最終形がプレーオフで発揮されることを願いましょう。

次の試合はブルズですが、まあローズいなくても普通に強いんで、気の抜けないものとなりそうですね。
でも、ローズが復帰したらとんでもない強さになってしまうので、今のうちに勝っておきたいところです。
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トガイソーjr.さん (kdu)
2012-11-08 13:06:03
いくら機動力があっても3Pラインまでさがられてしまうと、イバカでもきついですね。
ま、ノビツキーやバルニャーニとまでは言いませんが、せめてボッシュくらいの範囲は守れないとファイナルの二の舞となってしまいます。
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