NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

11-12 vs マブス

2011年12月31日 | Thunder 2011-12シーズン
昨プレーオフのカンファレンスセミファイナルリマッチを終えた次の日はカンファレンスファイナルのリマッチとなっていました。プレシーズンで2連勝しているチームではありますが、昨シーズンの王者に変わりありません。
しかし、僕はこの前の試合でウェストブルックとデュラントが口論になったというニュースが頭から離れず、試合内容というよりそちらを意識して試合を見てしまいました。

ということで試合内容はほどほどにして今回はその件について、この試合から感じたことを主に書いていきたいと思います。

PG ウェストブルック
SG セフォローシャ
SF デュラント
PF イバカ
C パーキンス



試合は開始4分で6回もターンオーバーを犯してしまうなど、サンダー大乱調で始まりました。一方マブスはミスは少なかったのですが、いかんせんシュートがきまらず両チーム予想外の接戦となってしまったのです。更には試合全体で5回のテクニカルファールがコールされるなど、かなり荒れた試合でもあったのでした。
前半終了時に56-52とわずか4点しかサンダーリードではなかったのですが、FG%はサンダー61%、マブス45%でターンオーバーはサンダー13回、マブス4回と数字通りの結果になっていたのです。

後半になってもサンダーのミスはほとんど改善されず、セカンドユニット中心の時が一番良かったりしました。第3クォーターでは、ブザービーターでクックの3Pがきまりなんとかサンダーが78-76とリードしている程度で、両チームはいまだにシーソーゲームを続けていたのです。
しかし、第4クォーターになるとホームの歓声に後押しされサンダーが徐々に息を吹き返してきました。例のウェストブルックがスティールからバスカンダンクをきめると、直後のプレーでピックにきたノビツキーにわざと当り負けをしてコートに倒れ込みました。このプレーが見事ノビツキーのオフェンスファールとなり、更にはこの判定に文句を言ったノビツキーからテクニカルまでもひき出したのです。
そして最後は、前の試合から1本もきめられていないストップ&ジャンプシュートを沈め、この大接戦の中活躍を見せてくれたのでした。
この活躍で101-96と残り45秒で5点差を奪うことに成功したサンダーだったのでしたが、一度目のマブスのオフェンスでテリーに3Pをきめられてしまい、イバカのフリースローが2本外れ、二度目のマブスのオフェンスでもカーターに3Pをきめられてしまい、残り1.4秒で1点ビハインドになってしまったんですね。
まさかこんな形で逆転されてしまうとは思っていなかったのですが、このカーターのスーパープレーは更なるスーパープレーの予兆にすぎなかったのです。
直後のサンダーのオフェンス、ダブルスクリーンを使いスローインを受けたデュラントはチェックを受けながらも3Pラインから2~3m離れた位置でシュートを放ちました。そしてこれがブザービーターとなりサンダーは辛くも勝利することができたのです。

スコア 104-102



最終的にもFG%がサンダー42%、マブス34%でターンオーバーがサンダー26回、マブス12回となっています。つくずくサンダーよく勝てたなぁ~という試合でした。






ではこんなに簡単にまとめていいのかはなはだ疑問である試合内容も終わったことで、この試合のウェストブルックとデュラントについて書いていきたいと思います。
ことの発端は昨夜のグリズリーズ戦、第2クォーター中盤のタイムアウトでウェストブルックがセフォローシャにキレたところを、デュラントがなだめに入りそのまま2人の口論となったんですね。デュラントは「よくあること」と言ったようなのですが、ウェストブルックはコメントせず。ツイッターでもそのことに関しては何も言っていませんでした。
そして今日の試合、ゲーム開始前はいつも通りの2人で、お互い拳を合わせて気合いを入れていました。
しかし、試合が始まるとウェストブルックは昨夜の試合内容が明らかに足を引っ張っているようで、ジャンプシュートをを早くきめようと無理矢理狙いにいっていたのです。当然このシュートは入らずチーム全体でもパスが回っていないため、チームの雰囲気が悪くなり、ターンオーバーも重なった結果2-11とリードを許してしまいました。
なんとか流れを変えようとデュラントがシュートで応戦していましたが、ウェストブルックは相変わらず。

メイナーと交代する際もそのままベンチの隅に歩いていき、ずっとそのまま座っていました。第3クォーターにクックがブザービーターをきめた時も一番最後に立ちあがったのも彼だったんですね。これはかなり苛立っている、そう確信しました。
普段なら上手くいってるはずのウェストブルックからデュラントへのパスだったり、逆のパターンがことごとく失敗していたのも関係しているでしょう。

そして一番気になったのが、選手が倒れた時に腕を貸して起こしてあげるという、NBAではルーティーンであることなのですが、あるプレーでデュラントがコートに倒れました。近くにいたのがウェスォブルックだけだったのですが、普通なら何か声をかけて起こしてあげるのですが、この時は腕は貸したものの声をかけるどころか顔さえ見ずに起こした、というシーンがあったのです。

しかし、上述した通り2人は最後の最後にお互い見せ場を作りましたね。
ウェストブルックはスティールからバスカンダンクをきめ、ゴール下のカメラマンや観客があるところに倒れ込みました。これを起こしたのが遠くから全力で走ってきたデュラント(とハーデン)だったのです。この時はお互いバシッと体をあて喜びをあわわしていました。
(いかんせん僕にはウェストブルックがそっけなかったように感じますが)
そして直後のジャンプシュートでもデュラントが真っ先に、ウェストブルックへ駆け寄り体を当てに言ったのですが、ウェストブルックはきちんと反応したのでした。
(これも何となくそっけなく感じますが)

一方デュラントのブザービーターの際もお互いきっちりとハグをかわしています。
(しかし、ウェストブルックという最高の相棒だとしたら真っ先にハグをするものだと思うのですが、最初ではなくそもそも短かったのも気になります。前の試合でいざこざを起こしているのならば、尚更ですね。)


とまあこの結果を見る限りは何の問題もないかな、と思いますね。このブザービーターは勝利の他にも大事なものを繋いでくれたかなと感じています。とりあえず次の試合で再度確認してみたいと思いますが、この件は一見落着としたいと思います。
ちなみに括弧内は僕の被害妄想ですので、確認したい方はこちらをどうそ。







では個人成績です。

ケビン・デュラント


41分の出場で30得点11リバウンド6アシスト2ブロックを記録。
最後の3Pで4試合連続30点オーバーを記録、更にはアシストも4試合連続3本以上としています。試合最初で見せたファンブルによるターンオーバーなど簡単なミスで合計6回ターンオーバーを記録していますが、最後のブザービーターで全てが帳消しとなりました。
実はデュラント、同点からのブザービーターは経験あるものの、ビハインドからの逆転ブザービーターはこれが初めて。僕の中ではカーメロは越えたと思うのですが、どうでしょう?








ラッセル・ウェストブルック


31分の出場で16得点4アシスト2スティールを記録。
この試合もターンオーバー7回とリーグトップを独走していますが、前半はエアーボールまで飛び出していたジャンプシュートも、勝負所できっちりきめられる度胸も戻ってきました。
まあ色々言われていますが、それはほとんどが悪口ばかり。なので今回だけは彼がかわいそうなので擁護に回りたいと思います。
次の試合の大活躍を期待してください。








サージ・イバカ


36分の出場で16得点8リバウンド3ブロックを記録。
この試合は結果的に4回ファールをしてしまっていますが、長い時間プレーすることができ理想的な活躍&数字を残すことができたと思います。
試合中に珍しく感情をあらわにする場面も見られテクニカルも吹かれてしまったのですが、その後は冷静になりプレーで見返すというNBA選手の理想とも言える行動で勝利に貢献してくれたと思います。
それにしてもカーターの挑発は酷かった・・・








ジェームズ・ハーデン


35分の出場で15得点4リバウンド4アシストを記録。
この試合は周りのことは関係ないと言わんばかりに、ひたすら淡々とプレーしていました。ウェストブルックが突っ込んでいって攻められないから仕方なく一旦外角にパスをしたボールを、そのまま3Pにしてしまいいつものポーズをきめた時には爆笑しましたね。
チーム的にはいいのですが、ウェストブルックのことは何も考えていないようでした。
しかし、35分も出場したらもはやベンチスタートの意味があまりないような・・・











ニック・コリソン


22分の出場で8得点3リバウンドを記録。
ハーデン以上に淡々とプレーしていたように感じます。FGが4/4を記録していることから分かるように、パスのへの合わせが素晴らしかったですね。そしてポンプフェイクやステップといったビッグマンには到底できない起用な技を使い得点に結び付けていました。
出場時間内ノビツキーを抑え込んだのも、評価できますね。











ケンドリック・パーキンス


27分の出場で7得点4リバウンドを記録。
全ては最初のポストプレーが成功してしまったのが悪いんです。開始早々にポストプレーからのフックシュートをきめると、気を良くしたか、その後もやたらポストでボールを欲しがり、相手が誰だろうと勝負にいってしまいました。
結果ダブルドリブル、オフェンスファールとCとしては多すぎる6回ものターンオーバーを生んでしまったのです。
この試合の彼はニックス時代のカリーやランドルフを思いださせるほどでした。









エリック・メイナー


17分の出場で5得点3アシスト2スティールを記録。
この試合アレだっただけにもう少し出場時間が多くてもよかったかなと個人的には思います。
得意のフローターシュートは今シーズンまだきまっておらず、あとはその解禁を待つばかりです。アシストや安定したボール運びは相変わらずで、この試合ではデロンテの挑発も冷静に対処していました。
ここぞという場面での3Pをきめる等勝負強さも兼ね備えていて、非常に使い勝手の良い選手となっています。









その他
セフォローシャ・・・ヘイウッドからテリーまできちんとサシで抑え込んでいました。シュートはうたないのはもはやデフォ?
クック・・・クォーター終わりのブザービーターは素晴らしいの一言。しかし、またしてもサイドラインを踏むというミスを犯してしまっているのが玉に傷。
モハメド・・・5分出場してジャンプシュートをきめてベンチに戻っていきました。









ということで開幕4連勝を飾るとともに昨シーズン王者を3連敗とすることに成功しています。個人的にあれほどの勝利をしておきながらパッとしていないのですが、なにはともあれ良い気持ちで年を越せそうです。
次の試合は来年となり、相手はホームでサンズと対戦です。現地はまだ11年なんですけどね(汗)

では皆さん、良いお年をお迎えください♪


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6 コメント

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Unknown (折れたろう)
2011-12-31 01:04:11
どうも!初コメです。いつも拝見させていただいています。

試合には勝ちましたが、KDとウェストブルックが怒鳴りあいの口論になったそうですね
セホローシャがフリーで3Pを打たなかった為、それに対してキレた感じみたいですね

ですが今日のKDは見事でした。
さすがエース!!
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Unknown (Orca)
2011-12-31 04:54:25
正直ウエストブルックに早々見切りをつけトレードしてほしい度が上がってきました。
けして嫌いなプレイヤーではないのですが、上へ勝ち上がっていくには冷静なPGがほしいです
絶対に契約すべきなのはハーデンであり、まちがってもウエストブルックに大金つぎ込むのはやめてほしいですね
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Unknown (g-wiz)
2011-12-31 11:50:00
KDはさすがの一言です。これぞエース。

4試合経過した時点では、なかなかウェストブルックのエンジンがかかってないようですね。
色々批判はあるようですが、やっぱり彼はサンダーには欠かせない存在だと思ってます。昨シーズンのセルツ戦、デュラント&グリーン抜きにも関わらず、ウェストブルックが孤軍奮闘しアウェーで勝った試合は忘れられません。

今後の活躍&KDとのプレイに注目したいですね。
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折れたろうさん (kdu)
2011-12-31 14:12:54
初めまして、コメありがとうございます。

そうなんですよ~まさかあの2人に限ってとは思ったんですが、本当だったようです。
元凶はセフォローシャなんですが、知らぬ間にウェストブルックの怒鳴りの対象がデュラントに向いてしまったということですね。まあセフォローシャはもともとシュートに積極的なタイプの選手ではないので、うてないと判断してのことだと思うんですよ。
話を聞いた限りだとウェストブルックの一方的な怒りだと感じてしまいます。若気の至りだと思えば大したことないですもんね。


KDのこの試合のブザービーターはその仲を取り戻す意味でも素晴らしいスーパープレーになったと思っています。
仰る通りさすがエース!!
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Orcaさん (kdu)
2011-12-31 14:29:06
そう感じてしまうのも無理ないと思います。僕も今シーズン試合を重ねていくごとに、彼が悪くなってのを嫌というほど感じていますんでOrcaさんの気持ちよくわかります。

しかし、仮にウェストブルックをトレードしてしまったら変わりとなる選手がいるのでしょうかね。冷静という面ではメイナーがチームシステムを理解しているという点で一番いいと思いますし、ドラフトでジャクソンを指名したのもこのような事件を想定してのことだと思います。
ですが、他チームから引っ張ってくるにはウェストブルックに勝る、もしくは彼並みの選手はそうそういないと思うんですよ。何よりチームケミストリーが一番の持ち前であるサンダーにおいて、それを補えるだけの選手が他チームにいるとは考えにくいからです。

まあ僕も現在の活躍を見る限りでは、ハーデン>ウェストブルックに間違いありませんが、上記のことを踏まえると、金額にもよりますが後数年はサンダーにいてもらっても良いのでは、と思っていますね。



最後に、否定的なコメ返になってしまって申し訳ありません。
まだ開幕して1週間しかたっていないので、今後のウェストブルックが変わってくれれば何の問題もないと、プラス思考に考えて今後もサンダーの応援をしていきましょう♪
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g-wizさん (kdu)
2011-12-31 14:41:08
KD凄かったですね~
その日のハイライトプレートップはもちろん、週間でも1位になっていました。記録もそれに伴っているので週間MVPは確実かと。さすがエースです。


ウェストブルック、エンジンがまだ温まりきってないようです。開幕してまだ4試合ですからね~
しかし、今後はもううかうかしてられません、そろそろ本調子を出してもらわないと、批判も強いまるばかりですし、本格的にトレードの噂が出てきてしまいます。
そして、僕も彼はサンダーには欠かせない存在だと思うんですよ。なんたって現在のサンダーを基礎からデュラントと作り上げてきたんですから。
あの日のセルツ戦の活躍っぷりったら、この試合のデュラントを凌ぐほどのものでしたね。あれくらいの活躍をコンスタントにできるようになれば現在の批判その他諸々を払拭できると思いますので、今後大いに期待したいと思います。

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