前日の続きです。
Q 大槻教授といえば、鳥インフルエンザで著名なあの方ですか?
A そうです。
Q それから二人の関係はどうなっていきますか?
A SARSが全盛の時に大槻教授に呼ばれ、「SARSはこれからおさまる」といわれました。
Q SARSが全盛のとき、「SARSはおさまる」と言われたのですか?
A ええ。それにも驚きましたがもっとびっくりしたことがあります。
Q それは何でしょうか?
A 「1年後には鳥インフルエンザが発生する。そして人から人への感染が起き世界的な感染となるかもしれない」と。
Q それは大変なことです。
A 大槻教授はつづいて言われました。「このドロマイトを使ったマスクを作れば感染予防の決定打となる。それは社会に大きく役に立つであろう」と。
未だ誰も鳥インフルエンザのことを言っていないときでしたからね。びっくりしましたし、直感的にこれは大変なことになると思いましたね。
Q 人の命を救うことにもなり社会的にも意義の大きいことだと直感したのですね。
A そうですね。そこで弊社の経営資源をマスクの開発に集中特化することにしました。
Q 貴社がドロマイトの抗菌作用について研究員を鳥取大学に送り出してなければ、マスクとの縁もなかったのですね?
A 平成10年に、弊社の研究員とドロマイトと大槻教授が、地元鳥取大学で出会ったことが不思議な御縁でした。
Q ところでドロマイトはインフルエンザウイルスを不活化する働きをもっているのですね。 それをどうやって見つけたのですか?
A インフルエンザウイルスを不活化するということを発見したのは大槻公一教授です。
Q 天然鉱物ドロマイトがそのままでウイルスを不活化するとは思えません。何か特殊な加工をするのでしょうか?
A ドロマイトを独自の条件で焼成し、そして微細化、その際に弊社のコア技術であるメカノケミカル技術で特殊加工したドロマイトの表面活性化を上げることにより、菌やウイルスに効果のある素材の加工技術の構築は弊社です。
Q 貴社のマスクであるバリエールマスクはどこで製造していますか?
A 当初は国内で外注しておりました。しかし国内生産で間に合わなくなりマレーシアや中国で作るようになりました。
Q やはり海外生産ですか?
A いやいや、現在はそうではありません。いろいろと考えてみまして、パンデミックになれば船舶が止まる可能性が高くなり、海外から入ってこなくなるという大きなリスクがあったため、国内で作る決意を固めました。
A バリエールマスクはウイルスを不活化するそうですが、鳥インフルエンザH5N1ウイルスでも新型インフルエンザAH1N1ウイルスでも不活化するのですか?
Q 特殊加工したドロマイトはメカニズムからもウイルスの構造を選びません。
事実鳥取大学が持っていたH1からH16までの内13種類はありましたので総て試験を行い、その確認をしました。これから心配されているのは、新型インフルエンザH1N1だけではなく、H5N1やH7、H9もパンデミックの可能性を言われています。したがってどのウイルスが来ても不活化ができることとなります。
Q それはすばらしい。
A 苦労もたくさん経験させていただきましたが、世の中の役に立つものができ、大変うれしく思っています。
Q 製造現場を拝見したいのですがよろしいですか?
A いいですよ。それでは御案内しましょう。
Q 長時間ありがとうございました。貴社のますますのご発展を祈念します。
A どういたしまして。ありがとうございました。
社長さんは大変ご多忙で、ゆっくりとインタヴューをする時間がありませんでした。もっとお話を伺いたかったのですがそれができず残念でした。
お問い合わせは
株式会社モチガセ
電話 0858-87-2711
ブログ管理者より ( お願い )
新型インフルエンザ対策でマスクを備蓄しようとする家庭や企業は増えてきています。マスクについての情報がもっと欲しいと思っている人はさらに増えていると思います。
そこでマスクメーカーの方にお願いがあります。このブログのインタヴューに応じていただきたいのです。
ご希望がありましたら電子メールでご連絡ください。
takehiko@extra.ocn.ne.jp
Q 大槻教授といえば、鳥インフルエンザで著名なあの方ですか?
A そうです。
Q それから二人の関係はどうなっていきますか?
A SARSが全盛の時に大槻教授に呼ばれ、「SARSはこれからおさまる」といわれました。
Q SARSが全盛のとき、「SARSはおさまる」と言われたのですか?
A ええ。それにも驚きましたがもっとびっくりしたことがあります。
Q それは何でしょうか?
A 「1年後には鳥インフルエンザが発生する。そして人から人への感染が起き世界的な感染となるかもしれない」と。
Q それは大変なことです。
A 大槻教授はつづいて言われました。「このドロマイトを使ったマスクを作れば感染予防の決定打となる。それは社会に大きく役に立つであろう」と。
未だ誰も鳥インフルエンザのことを言っていないときでしたからね。びっくりしましたし、直感的にこれは大変なことになると思いましたね。
Q 人の命を救うことにもなり社会的にも意義の大きいことだと直感したのですね。
A そうですね。そこで弊社の経営資源をマスクの開発に集中特化することにしました。
Q 貴社がドロマイトの抗菌作用について研究員を鳥取大学に送り出してなければ、マスクとの縁もなかったのですね?
A 平成10年に、弊社の研究員とドロマイトと大槻教授が、地元鳥取大学で出会ったことが不思議な御縁でした。
Q ところでドロマイトはインフルエンザウイルスを不活化する働きをもっているのですね。 それをどうやって見つけたのですか?
A インフルエンザウイルスを不活化するということを発見したのは大槻公一教授です。
Q 天然鉱物ドロマイトがそのままでウイルスを不活化するとは思えません。何か特殊な加工をするのでしょうか?
A ドロマイトを独自の条件で焼成し、そして微細化、その際に弊社のコア技術であるメカノケミカル技術で特殊加工したドロマイトの表面活性化を上げることにより、菌やウイルスに効果のある素材の加工技術の構築は弊社です。
Q 貴社のマスクであるバリエールマスクはどこで製造していますか?
A 当初は国内で外注しておりました。しかし国内生産で間に合わなくなりマレーシアや中国で作るようになりました。
Q やはり海外生産ですか?
A いやいや、現在はそうではありません。いろいろと考えてみまして、パンデミックになれば船舶が止まる可能性が高くなり、海外から入ってこなくなるという大きなリスクがあったため、国内で作る決意を固めました。
A バリエールマスクはウイルスを不活化するそうですが、鳥インフルエンザH5N1ウイルスでも新型インフルエンザAH1N1ウイルスでも不活化するのですか?
Q 特殊加工したドロマイトはメカニズムからもウイルスの構造を選びません。
事実鳥取大学が持っていたH1からH16までの内13種類はありましたので総て試験を行い、その確認をしました。これから心配されているのは、新型インフルエンザH1N1だけではなく、H5N1やH7、H9もパンデミックの可能性を言われています。したがってどのウイルスが来ても不活化ができることとなります。
Q それはすばらしい。
A 苦労もたくさん経験させていただきましたが、世の中の役に立つものができ、大変うれしく思っています。
Q 製造現場を拝見したいのですがよろしいですか?
A いいですよ。それでは御案内しましょう。
Q 長時間ありがとうございました。貴社のますますのご発展を祈念します。
A どういたしまして。ありがとうございました。
社長さんは大変ご多忙で、ゆっくりとインタヴューをする時間がありませんでした。もっとお話を伺いたかったのですがそれができず残念でした。
お問い合わせは
株式会社モチガセ
電話 0858-87-2711
ブログ管理者より ( お願い )
新型インフルエンザ対策でマスクを備蓄しようとする家庭や企業は増えてきています。マスクについての情報がもっと欲しいと思っている人はさらに増えていると思います。
そこでマスクメーカーの方にお願いがあります。このブログのインタヴューに応じていただきたいのです。
ご希望がありましたら電子メールでご連絡ください。
takehiko@extra.ocn.ne.jp
管理人様、取材、お疲れ様でした。
そして記事掲載、有難うございました。
マスク表面に付着したウイルスを不活化する機能を備えたマスク、使用者にとって有難いですね。
メーカー様もフィルターに工夫をこらして、ウイルス飛沫の通過を防ぐだけではなく、二次的なウイルス飛散を防ぐように工夫されていらっしゃるんですね。
マスク表面に付着したウイルスを化学的に不活化してくれる…
この工夫は、万一マスク表面に手が触れたりした時も安心です。
更に将来の新型インフルエンザ候補の型のウイルスをも不活化出来るというのも安心です。
官例年の人様、モチガセ社長様、有難うございました。
先ほどの記事の「官例年の人様」は「管理人様」の間違いです。
どうぞ、お許し下さい。
テレビ、新聞、インターネット等の記事ですが、私の見聞きした限りでは、予防法として、咳エチケットと手洗い、うがいしか報道されていません。
各社一斉に予防対策としてのマスクを報道しなくなったのは申し合わせ?それとも、どこからか、そういう指示が出ているのでしょうか。
関西方面では、特にマスクに対する偏見、新型インフルエンザに対する人々の安心感が大き過ぎますね。
5月のマスク不足時、関西の各テレビ局は一斉にマスクの予防効果への反論を開始しました。
「マスクが店に無いちゅうてマスクを探し回ってるうちに、逆にインフルエンザに罹ってしまうがな、アホちやうか。
マスクはインフルエンザに罹った人だけしたらええんや。」
というような、お笑いをミックスした関西独特の報道の仕方の影響があるのでしょうか…
今、関西では、大流行は起こらないと考えている人が多いです。
ネット上でも有名な先生が関西の番組に出演されることがありますが、流行第二波がやって来ると言うのはマスコミが勝手に煽っているだけというご発言も影響しているのかなと思います。
もちろんその先生も、先の予測は専門家でも困難だという意味で仰ったものだと思うのですが、テレビ番組の影響は大きいですから、関西の人々は「な~んや、流行第二波が来るて嘘やんか」と取ってしまうところがあるようですね…
興味深く拝見させて頂きました。
私もモチガセさんのマスクを色々調べてみたら、公式サイトより詳しい情報が載っているサイトを見つけました。
バリエールマスク販売代理店らしいです。
http://daiku.shop-pro.jp/
ある有名な先生が「第二波はやってこない」というマスコミ受けする予言をしていましたが、芸能人や評論家が集う番組でのこうした報道は各方面に流れていき、そのうち世間に浸透していきます。
誤った情報を放流していては、正しい結果は帰ってこないと私は思います。
今回の新型インフルエンザパンデミックは弱毒性ですから「手洗い、うがい」とか「手洗い、咳エチケット」といった啓蒙が行われています。
しかし、もし強毒性だったら、今頃は「自宅隠遁、N95マスク」「外出自粛、全員マスク着用」といった啓蒙が行われていると想像します。
正しい情報を流すこと、正しい情報かどうか判断すること・・・難しいことだと最近よく思います。