新型インフルエンザ対策

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バリエールマスク(株式会社モチガセ)を取材(その1)

2009年08月18日 | マスクの選び方・マスクの効果
みなさんこんにちは。ブログ「新型インフルエンザ対策」の管理者です。
新型インフルエンザが発生しましたが、幸いなことに病原性の低いウイルスであったので、政府・地方自治体の関係者、医療機関の関係者、国民すべてがほっとしたところです。しかし今後、ウイルスは変異する可能性があり、タミフル耐性ウイルスになるとか、病原性をアップしたウイルスになるのではないかとの懸念もあります。
一般国民が感染防止に努めるとすれば、手洗い(消毒)を頻繁にするとか、人ごみに出来るだけ出掛けないとか、必要に応じてマスクを着用するとかできることはかなり限られているように思います。
マスクについては一定の効果があると思いますが、どれを選べばよいのか、困っている人が多いと思います。マスクについての詳しい情報や説明が不足していることがその理由の一つです。
そこでマスク製造者(企業)に直接取材し、より詳しい情報を記載することは意義があると思います。

今回はバリエールマスク(株式会社モチガセ)を取材します。


ブログ管理者(Q)
  本日は鳥取県智頭町を通って来ました。智頭町は昔の宿場町の面影が随所に残っていて風情がある街ですね。それに石谷家の屋敷や庭園は見事なもので文化財として価値が高いでしょうね。
社 長 (A)
  京阪神方面からの観光客が鳥取市方面に来られるとき、途中で立ち寄られる人気場所ですね。

Q モチガセという社名についてお尋ねします。社名にはどんな意味があるのでしょうか?
A モチガセは会社の所在地である用瀬(もちがせ)町という地名です。戦国武将の用瀬氏が由来です。用瀬町には伝統行事である「流し雛」があり有名です。用瀬町は素晴らしい町です。私は用瀬の町に特別の思いを持っております。将来ともにモチガセの名前を大事にして行きたいと思っております。
 
Q 貴社は昔からマスクを製造しておられましたか?
A 弊社は昭和42年創業で、エアコンのコンプレッサーモータの巻線加工をメインに事業を行ってきた会社です。社名も用瀬電機となっておりました。平成9年より弊社のマスクに使っている天然鉱物ドロマイトの基礎研究を始め、平成16年に抗ウイルス「バリエールマスク」を発表しました。研究開発が進み、事業が発展してきたことから、電機を脱皮し社名をモチガセとしました。用瀬町は素晴らしい町です。私は用瀬の町に特別の思いを持っております。将来ともにモチガセの名前を大事にして行きたいと思っております。

Q ドロマイトというものは天然鉱物ですか? 薬品ではないのですね。
A ドロマイトは天然鉱物です。自然界に存在し国内で産出します。このドロマイトを特殊加工することによってウイルスに大きな力を発揮するようになります。

Q マスクを製造・販売しようとしたのは何かきっかけがありましたか?
A 平成10年に地元の大学(鳥取大学)の博士課程に社会人学生として弊社の若い研究員を派遣しました。テーマはドロマイトを特殊加工したものが抗菌機能を持っており、そのメカニズムと菌の研究です。

Q ドロマイトの抗菌機能の研究がマスク製造につながるとは思いませんが?
A 弊社の社員が博士課程に入ったのですが、その時の指導教官が鳥インフルエンザの研究で有名な大槻公一教授だったのです。

Q 大槻教授といえば、鳥インフルエンザで著名なあの方ですか?
A そうです。

Q それから二人の関係はどうなっていきますか?
A SARSが全盛の時に大槻教授に呼ばれ、「SARSはこれからおさまる」といわれました。

Q SARSが全盛のとき、「SARSはおさまる」と言われたのですか?
A ええ。それにも驚きましたがもっとびっくりしたことがあります。

 この続きは明日です。


1 コメント

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マスクへの理解が深まります (cumulonimbus)
2009-08-16 19:02:07
管理人様、マスクメーカーに出向かれての取材、お疲れ様でした。

“モチガセ”ってカタカナ表記ですので地名とは気付かなかったのですが、源流が用瀬左衛門尉とは…

マスクメーカーの事は殆どの方が知らないと思います。
こういう記事を読ませていただくと、メーカー様の研究の経過も分かりますし、マスクに対しても愛着が湧いて来ます。
私、「SARS」の文字が表記されたパッケージのマスクを最初に見つけたのがバリエールでした。

管理人様、取材のいいところで「明日に続く」は、ちょっと意地悪ですよ(笑)
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