新型インフルエンザ対策

新型インフルエンザとその対策について、多くの人に知ってもらいたい。このサイトの情報により生じた損害には責任を負いません。

マスクメーカーに聴く 追加インタヴュー

2009年09月03日 | マスクの選び方・マスクの効果
先般、マスク製造者インタヴュー記事を記載したところ、閲覧者より質問がありましたので追加インタヴューをしました。前回ご覧になった方は後半のQ29以下をご覧ください。

今回取材するマスクメーカーは㈱エースインターナショナルで、インタヴューに答えていただくのは
重要ポストに就いておられる薮内氏です。

Q1.はじめまして。ブログ 「新型インフルエンザ対策」の管理者の高橋と申します。
 さっそくですが、株式会社エースインターナショナルは主にどんなことを
 やっている会社ですか?
A1.新型インフルエンザ対策用マスクの製造販売をはじめとして、
 健康や美容関係の商品開発を行っています。

Q2.マスクの製造・販売をはじめられたきっかけは何でしたか?
A2.創業者の宮尾が強毒性の鳥インフルエンザ(H5N1型)の感染状況を見ていまして、
 新型インフルエンザが発生する前にマスクを用意しておかなければ
 いざという時にマスクが不足することに気がついたのがそもそものきっかけです。
 理由は日本で市場に流通されているマスクの8割が外国産で、
 更にその外国産のうち9割が中国産であるという事実を知るにつれ、
 一旦新型インフルエンザが発生したら中国政府は自国民を守るため
 マスクの輸出を停止するだろうと思ったからです。

Q3.それでは、モースさんと貴社製造のマスクとの接点はどこにあったのですか?
A3.創業者の宮尾の友人でロナルド・モース博士は弊社の顧問として15年来のお付き合いで、
 過去に米国国防総省の官僚であった経歴があり、その関係で調べて
 頂いたところアメリカは新型インフルエンザをテロと同等のレベルで国家
 安全保障に大きな影響を及ぼすものとして、政府として1兆円という
 莫大な国家予算を投じて対策を講じていたのです。
 そこで、商品を製造する段階でモース博士にもアイデアを出して頂き、
 国防という観点から新型インフルエンザ感染予防に特化したマスクを
 作っていくことになったのです。

Q4,ロナルド・モース博士は「国防」の観点から新型インフルエンザ
感染予防を考えておられたのですね。

A4.基本的な製造技術に関しては宮尾(エースインターナショナル社主)
が中心となって弊社で素材集めを行いました。モース博士にはさまざまな
アドバイスをいただきながら製品化を進めました。

Q5.それで実際にマスクをつくる段になって、簡単につくれましたか? それとも苦戦しましたか?
A5.実際にはインフルエンザウィルス(0.1ミクロン)を通過させないフィルターの確保や抗菌剤の
加工の際、急がせれば生乾きでシミになったり変色したり、技術的にも何度も試作を重ねても
コンテナ単位で焼却したこともあります。大変苦労はありました。

Q6.日本で製造しないで、中国でつくることになったのはなぜですか?
A6.まずその前に日本国内で販売している大手のほとんどは中国製であることを申し上げておき
ます。弊社も当初は日本で最終縫製をやることは考えたのですが、コストが跳ね上がることも事実
ですが、残念ながら日本には我々の希望する数量を担える工場が無かったのが大きな理由です。そして、マスクの縫製加工において中国は6年前のサーズを経験していることや日本と違い世界をマーケットに対応しているために世界でもトップクラスの設備や技術を有していたということが中国
で製造することにした理由ですね。ちなみに抗菌剤は日本製、私共のフィルターを作る機械はアメ
リカ製です。

Q7.中国で製造する場合、いざ「毒性」の強いウイルス発生、というとき
中国政府は輸出をストップする可能性があります。
高病原性のインフルエンザが発生したとしても、輸出をストップしない
という「確約」はとれないのですか?
A7.そうですね。私共は4月~5月の有事の際、国内で最も活躍した会社の一つであったと思います。
 しかし、他社のほとんどは輸入出来なかったと言われています。それは、中国が世界を相手にして
 いることとその相手が国(政府)であるために製造会社に選択権を与えません。弊社はグループ企業
 にチャイニーズドラゴン新聞社があり、中国政府に直接的な強いパイプを有することが役に立ってい
 ると思います。但し、こういった事情さえも考慮されない事態になる可能性があるため事前の備蓄が
 重要になってきます。

Q8.今のうちに中国でどんどん製造して、日本に持ち帰り、貴社で大量にストックしておくという
方法は可能ですか?その場合には資金が製品として倉庫に眠るわけですから、資金によほど
余裕のある企業でないとできませんね。
やはり一番良い方法は各企業なり各職場や各家庭などで備蓄しておくことでしょうか?
A8.現在、私共は約2000万枚のマスクの在庫を有しております。また、有事の際も
 月間1000万枚位は確保できると考えています。しかし、それでも有事の際は全く
 不足すると考えられますから備蓄センターを引き受けてくれる投資パートナーを求め
 ています。

Q9.現在、貴社のマスク製造は月産何枚くらいでしょうか?
A9.現在、10アイテムほどの商品を製造していますが、合計で3000万枚位だと思います。

Q10.中国で製造された製品について、日本人はその信頼性について、心配する人が多いようですが、その点については大丈夫ですか?
A10.日本製の機械が運ばれて始まった仕事です。
  不織布の製造機もその検査機も元々はアメリカやドイツ製です。現実的に日本で流通している
  マスクの80%は海外産でその殆どが中国産ですし、サーズを封じ込んだ実績もあります。
  また、アメリカFDAやヨーロッパ基準など日本企業のほとんどが有していない国際基準をクリアー
  しています。

Q11.中国で製造してから、消費者に渡るまで、どのようなルートを経由しますか?
そして日数はどれくらいかかるものでしょうか?
A11.中国で製造したものは船(有事の際は飛行機のチャーターもやります)で日本に運び、弊社の
倉庫に入れます。そこから全国の代理店へ発送し、最終ユーザーにわたっていくという流れです。
日数的には中国から日本までが、量にもよりますが、製造から
 入荷まで30日~60日程度は必要です。

Q12.今年5月(2009年5月)に神戸で新型インフルエンザの国内感染が見つかり、「マスクが無い、マスクが無い」と一時は大騒ぎになりました。製造企業の倉庫にも本当に在庫が無くなったのでしょうか? 
A12.はい、もちろんです。

Q13.話を元に帰します。貴社のモースガードマスクについてです。
どういう機能・特長がありますか?
A13.モースガードマスクには3つの特長があります。
 ①ほぼウィルスと同等の大きさの0.1ミクロンの微粒子を99%以上捕集する特殊フィルターを
2層目と3層目に2重で採用。
 ②2層目のフィルターに静電気帯電加工を施して集塵機能を高めています。
 ③3層目のフィルターに銀系抗菌剤(日本製)を加工しています。

Q14.それで新型インフルエンザ感染防止に十分な効果がありますか?
A14.はい。正しく装着して頂ければ感染防止に大きく効果があると信じています。

Q15. くしゃみなどの際に飛び散る飛沫の大きさはどれくらいですか?
A15. 飛沫は3ミクロン程度ですがモースガードで採用しているフィルターは
 0.1ミクロンの微粒子を99%以上を捕集する性能を持っていますので
 飛沫は100%捕集するといって過言ではありません。

Q16. マスクで捕集した飛沫が時間の経過とともに乾燥して飛沫核になって
マスクを通過してしまう心配はありませんか?
A16. 通常のマスクはそうなることが予測されます。しかし、モースガードは、前述したとおり0.1ミクロンの
微粒子を99%以上捕集のフィルターをダブルで使用しますので、飛沫核の状態になっても通過を許し
ません。

Q17.   マスクのフィルター機能を上げると、すなわち機密性を上げると、マスクをかけたとき
息苦しくなりませんか?
A17. フィルターのメッシュそのものは細かくなりますが通気性は悪くはなりません。
ただ、4層構造ですので通常の薄いマスクと比較したら当然ながら違いはあります。

Q18. モースガードマスクのフィルター機能はN95と同程度ですか? それ以上ですか?
A18. N95のフィルターの規格値は0.3ミクロンを95%以上という捕集率です。
従ってモースガードはN95以上の性能を持っているといえ、N95は元々アスベスト等の防塵対策のために
 作られたものです。従ってマスクがずれたり外れたりしないようにゴムで頭の後まで被るようになっています。
 その為、息苦しく相当な忍耐力がなければ長時間の使用は出来ません。本来、工事現場用であること
 から日常生活には馴染まないとして厚生労働省も一般には勧めていません。

Q19. 2層目のフィルターに静電気帯電加工を施してあって集塵機能を高めているということですが、もう少しわかり易く説明していただけますか?
A19.浮遊する飛沫や飛沫核は電子を帯びています。布に静電気を帯電することによって粒子の通過
 を許さないのです。

Q20. 3層目のフィルターには銀系抗菌剤を加工してあるそうですが、銀系抗菌剤について素人にもわかるように説明していただけますか? また銀系抗菌剤が体内に入ることはありえないのですか? 例えそれが体内に入っても心配ありませんか?
A20.銀は昔から食器等に使用され人体に悪影響を与えないことで有名です。また、銀イオンとして
 様々な成果を上げており、塩素類に比べて皮膚への刺激や金属の腐食作用が低いことから殺菌、
 除菌剤として使用されています。原料メーカーの実験でも実際にインフルエンザウィルスや各種の
菌に高い抗菌効果を示しています。また、安全性についも証明されており、世界で最も厳しいといわれる米国FDA(食品医薬品局)の認可を受けており人体にも無害です。

Q21.人により顔の形がみんな違いますが、マスクは顔にフィットしますか?
 顔とマスクの間に隙間はできませんか?
A21.プリーツ形状ですのでどんな顔の方にもぴったりフィットします。
 またノーズフィッターも付いていますので鼻の形に合わせてよりぴたっとフィットするようにつくられています。

Q22.日本では6月、7月、8月、9月は新型インフルエンザの流行は この間おさまっていて、
秋以降に流行すると言われていました。ところが気温や湿度が上がっても流行は続いています。
秋以降には感染は相当な勢いで拡大するのではないかと心配する人が増えています。
家庭や企業ではどれくらいのマスクを備蓄すればいいのでしょうか?
A22. 一回の感染の波が約8週間続くと言われています。従って1人最低1日1枚として60枚以上は
必要だと思います。

Q23.貴社のモースガードマスクは1枚いくらですか? 備蓄用は1箱
 何枚入りで値段はいくらですか?
A23.1枚200円ですがインフルエンザ対策用として信頼を得ている中では最も安いのではと思います。
1箱60枚入で標準小売価格12000円(消費税別)です。

Q24.それは一般の薬局で販売していますか?
A24.販売されています。

Q25.モースガードマスクは何回でも使用できますか?
 1回使ったら廃棄するのですか?
A25.1回ごとの使い捨てが好ましいです。
 使用限度の問題より、使用したマスクにウィルスがついていた場合、それに触ることによる二次感染が心配
 されることから複数回の使用はお薦めしません。

Q26. それだけ機能性の高いマスクであれば、国内の有力企業などが購入しているでしょうね。
A26. そうですね・・・、まず、内閣府や日本医師会、歯科医師会が新型インフルエンザ対策の備蓄マスク
として指定でモースガードマスクを購入頂いております。

Q27. エー! 本当ですか?  
A27. 案内されています。新型インフルエンザ対策に関する行動計画をご覧ください。

Q28. モースガードマスクを購入した主な企業はどんなところですか?

(質問者  いただいた資料を拝見しながら) 有名企業が並んでいますね。
  ㈱東急百貨店 ㈱東急ハンズ ㈱近鉄百貨店 鳥取大丸㈱ 
㈱NHKメディアテクノロジー NHK共済組合 ㈱フジテレビジョン
㈱TBSテレビ  ㈱テレビ東京  ㈱ニッポン放送 岡山放送㈱ 
山陽放送㈱ NTT東日本 鳥取ガス  長野都市ガス㈱ 
ジャスダック証券取引所  日本生命保険相互会社 明治生命保険相互会社
三井生命㈱ 東京海上日動㈱ ㈱トマト銀行 岡山信用金庫 
高山信用金庫 全国信用組合連合会  いすゞ自動車㈱ 日野自動車㈱
パナソニック㈱ パナソニック電工㈱ などなど

長い時間お付き合いいただきましてありがとうございました。貴社のますますのご発展を祈念しています。

 ありがとうございました。


追加インタヴュー

 今回は 宮尾社主さんに聴きます。
   
 新型インフルエンザが日本国内で予想より少し早く感染拡大をはじめたようです。最近までマスコミはほとんど新型インフルエンザ関連の情報を流さなかったのですが、ここに来て急に堰を切ったかのように報道を始めました。

Q29 マスクの売れ行きはどうですか?
A29 会社の方も忙しくなってきました。

Q30 マスクの在庫に余裕はありますか?
A30 当社の場合は製造ラインも多いですし、在庫量が多いですから心配ありません。他社の製品が売り切れても当社は大丈夫でしょう。いつでもご連絡ください。すぐに対応しますから。(インタヴュー最後の部分に連絡先を載せています)

Q31 日本医師会が貴社のマスクを備蓄しているそうですが、どうして貴社のマスクがえらばれたのでしょうか?
A31 当社のマスクはウイルスを通過させない、それが一番の理由だと思います。他社の製品にはウイルスを不活化するマスクとかダチョウの卵を使って云々など様々な機能を持ったマスクがありますが、日本医師会の先生の中にはそれらを信じない先生もおられるようですね。当社のマスク機能のうちウイルスを通過させないということを理解してくださったのでしょう。

Q32 N95マスクも市販されていますね。日本医師会はなぜN95マスクでなく貴社のマスクにしたのでしょうか?
A32 N95マスクは使用してみるとわかりますが、長い時間の着用には不向きといわれているようです。

Q33 私もそのようなお話を聞いたことがあります。鳥インフルエンザH5N1が国内で鶏に感染を広げたとき、鶏舎の鶏の処分をした職員に「N95マスクを着用して作業すると息苦しくありませんか?」と聴いたところ・・・「大丈夫です、息苦しくなるとマスクを少しずらして作業していますから」
A (笑)

Q34 N95マスクは息苦しくなって、貴社のマスクは息苦しくないのですか?
A34 他社の製品について詳しいことはわかりませんが、N95のマスクが全てかどうか知りませんが、先のとがったような形状をしていますね。その形状を維持するためにある材料を使っていて、それに不織布を貼り付けるために空気の通りがいくらか悪くなるのではないでしょうか。
それに通常ののN95マスクに使ってある不織布と当社のマスクに使っている不織布では孔の数が違います。当社のものはおよそ3倍孔の数があります。

Q35 貴社のマスクはウイルスを通さないほど穴が小さいといわれるのに、なぜ息苦しくないのか? ウイルスを通過させない不織布マスクなんて、ウソではないのか、と疑っていました。本当に信じていいんですか?
A35 分り易く言えば、孔は小さくしたけど孔の数を増やしたんですね。
 
Q36 なるほど、なるほど。それで息苦しくないのですね。
A36 息苦しさが全くないといったら嘘になるでしょう。しかし身体をあまり動かずにできる仕事なら長時間でも全く問題ないと思います。

Q37 貴社のマスクにはモースガードマスクとモースプロテクションマスクがありますが、その二つのマスクの違いは?
A37 後者はウイルスを除去するための不織布が1層、前者は2層となっています。

Q38 モースガードマスクの方が息苦しくなりませんか?
A38 大丈夫です。ウイルス防御機能がより高いのです。お値段も若干高いです。

Q39 日本医師会はどちらのマスクを備蓄していますか?
A39 両方を備蓄してもらっています。モースプロテクションの方は職員の通勤用で、モースガードの方はより感染リスクの高い場所で使ってもらうためです。

Q40 それでは一般人が備蓄する場合はプロテクションの方でいいのですか?
A40 そうです。

Q41 貴社が使っているウイルスをも通さない不織布が製造可能なら、どこのメーカーでもそれを製造して使えばいいのでは・・・?
A41 そうですね。しかしことはそう簡単ではないのですね。

Q42 といいますと?
A42 それには高い技術もいりますし、たとえ製造できたとしても他に使い道がないんですね。他に用途がないのです。しかもマスクはいつも大量に売れるものでもありません。技術的に造れることと現実に造って利益が出るかどうかは別のことですからね。

Q43 なるほど。そういうことですか。
かなり理解できました。他のマスクメーカーの社長さんにおたずねしても、マスク製造は厳しい商売ですね。つまり季節やその他の要因による需要の変動が大きいので企業としてペイさせるのが難しいのですね。従って在庫にも限りがあるのですね。
A43 そのとおりです。売れるかどうか分らないのに大きな設備投資をして大量生産しても、予測が外れて売れなかったらさっぱりですからね。

Q44 新型インフルエンザが感染拡大するぞ! とマスコミが騒ぎ出すと、マスクが売り切れ、となる訳が少し分ったように思います。
A44 マスクメーカーの多くは中小零細規模が多いのです。資金力も生産力も大きくありません。大手企業といえどもどれだけ売れるかはっきりしないのに、幾らでも大量生産するわけにはいきませんからね。
従って、いざことが起きるとマスクは売り切れるのですね。

Q45 サーズが感染したとき、中国はもちろん日本でもパニックになりましたね。
A45 あのときは当社は未だ存在しなかったのですが、日本国内でマスクが店頭からあっと言うまに無くなりましたからね。

Q46 話は変わりますが、石原東京都知事が貴社のマスクを使っているというのは本当ですか?
A46 それはどうでしょうか。たぶんこの前の北京オリンピックのとき、石原都知事と猪谷千春氏は当社のマスクを周りの人が準備して持参しましたからね。
東京都が当社のマスクを備蓄しているかどうか知りません。今手元に資料もありませんから。

Q47 猪谷千春氏というのはあの有名なスキーヤーの? 
A47 そうです。東京でオリンピック開催を、と石原都知事はがんばっていますが、それで猪谷氏と行動を共にすることが多いようです。

お忙しい時、お付き合いくださいましてありがとうございました。


 お問い合わせ先
  ㈱エースインターナショナル 
  
本部 03-5443-8444
  詳しい資料は→ここをクリック

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ブログ管理者より
 新型インフルエンザ対策でマスクを備蓄しようとする家庭や企業は増えてきています。マスクについての情報がもっと欲しいと思っている人はさらに増えていると思います。
そこでマスクメーカーの方にお願いがあります。このブログのインタヴューに応じていただきたいのです。
ご希望がありましたら電子メールでご連絡ください。
 takehikoアットマークextra.ocn.ne.jp


1 コメント

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このブログならではの記事、とても参考になりました (cumulonimbus)
2009-08-31 21:10:48
管理人様、インタヴューお疲れ様でした。
そしてマスクメーカーの方、有用なお話を有難うございました。

フィルターの開発に苦心されたこと、そしてマスク製造をビジネスとするには、需要次第ではリスクが伴うことも分かりました。
マスク分野に進出していたメーカーが撤退した理由も、ビジネスとして成り立たなかったからなのでしょうね。

私、帯電フィルターが2枚になったモースダブルプロテクションを購入しています。

ここでマスクに関する思い出を…
私が学生の頃、医師だった祖父と、ちょうどSARS国内流入防止対策に追われていた関西国際空港に行った事がありました。
空港関係の方も乗客の皆さんもマスクをされていて、報道でも、マスクは一枚ではなく二~三枚重ねて着用するとより予防に有効だと奨められていた時期です。

その後、SARS対応と銘打った高性能フィルターを持つ不織布マスクを店頭で見かけるようになりました。
それまでは、インフルエンザ対応マスクはあったもののガーゼ製のものが多く、特殊フィルターをマスクのポケットに入れて使用するものが殆どでした。
あのパナソニックも、カテキンフィルターでウイルスを不活化するインフルエンザ対策マスクを発売していて、電器店で販売されていましたね。

私が最初に不織布マスクを買ったのは、ニチバンのハイドロキシアパタイトフィルターマスク、当時、1枚500円もしました。
それから年数は少ししか経っていませんが、マスクの性能は大きく進歩したと思います。

私も一応、20代の女性ですが、見た目よりも予防!
混雑した電車内では必ずマスクをしています。
エレベーターのボタン、エスカレーターの手すりに触れた後は、手指の消毒も忘れません。
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