立山山麓にある国立立山青少年自然の家にて
第16回こども囲碁林間学校が行われました。
イベントの詳細はこちらのブログです
今回は
下島先生が別のお仕事のご都合で来られないという事で
下島先生の大親友でもある
山本賢太郎先生が指導棋士として来場されました
山本先生は広島県在住。
広島で生活をしながら普及活動をするようになって
9年目になるそうです。
数多くのプロ棋士がいる中で
このような活動をされているのはごくわずか。
ご自分の対局がある時は新幹線で1時間20分かけて
大阪まで行かれるそうですが
移動に要する様々な負担が何かしら影響すると思います。
それでも広島に住むという選択をされて
地域に密着した普及活動を展開され
それを軌道に乗せ
今では1000人規模のイベントも毎年開催されているそうです。
富山の私達も、その活動を是非お手本にさせて頂きたいという思いがあり
是非1度ゆっくりお話を
お聞きしたいな~と思っていましたので
山本先生がいらっしゃるのを心待ちにしていました。
このブログも毎日見てくださっているそうで
ありがとうございます
下島先生とは院生時代に知り合ったそうで
20年近いおつきあいになるそうです。
下島先生が富山にいらっしゃる事になったのも
広島で活動されている山本先生の存在が
刺激になったのかもしれません。
日頃から多くの子供達と接していらっしゃるだけあって
すぐに子供達に溶け込んで
楽しそうに打っていらっしゃいました。
女の子たちにも大人気。
とても積極的な女の子達に
少し戸惑い気味だったのではないでしょうか
下島先生との対局数が一番多い こうたろうくん。
下辺の石が連絡できず
右側の石がたくさん死んでしまいました。
どう打ったらよかったのかな?
この日は今年1番の暑さを記録しました。
「暑いのが苦手」とおっしゃる山本先生には
とてもハードな2日間だったと思います。
2日間で約60局打って頂きました。
山本先生は
指導碁と言っても負けない主義だそうですが
今回は半分くらいの子供達には
白星をプレゼントしてくださったようです。
広島では
大会の運営などご父兄が中心になってやっていらっしゃるそうで
富山のように県代表レベルの方が
ジュニアの育成に携わるのは良い事ですねと
おっしゃって頂きました。
翌日には広島で大会の審判長をなさる予定とか。
言葉にすれば簡単そうですが
大変なご苦労をされているのだと思います。
だけど その大変さを感じさせない所が
山本先生のカッコよさですね。
来月にはジュニア交流会のため
広島の子供達を連れて
また富山に来てくださる予定です。
これも今までになかったイベント。
下島先生と山本先生のつながりがあったからこそ
実現したのだと思います。
お話を伺っていると
やはり大親友というだけあって
根底にある物は下島先生と共通するものがあります。
囲碁人口減少に歯止めがかからないという
囲碁界全体の危機的状態を打開するため
囲碁の良い伝統を守りつつ新しい風を吹き込んでいく存在に
このお2人がなっていかれるのだと感じました。
これからも
このお2人の活動から目が離せません。
山本先生 本当にありがとうございました。(かねごん)
「何にする?」
「賢ちゃんがいい!」
「ok,では賢ちゃんで決まり!」
「今回は何人の参加がありますか」と賢ちゃん先生、
「総勢56名のジュニアたちとご父兄15名です」
「出来ればジュニア全員とうちたいですね^^」
かくして賢ちゃん先生の二日間にわたる激闘が始まりました。
途中ご父兄たちへの指導碁もあり、総対局数は60局を超えたかも!すごい数でした。
次から次と先生にチャレンジする子供たち、きときと碁界恐るべし、と思われたに違いありません^^。
期間中、へいちゃん先生からは何度かお電話をいただきました。
志賀高原囲碁フェスティバルと重なり残念ながら参加していただけなかったのですが、みんなで花火を楽しんでいる頃にも、
「行きたかったなあ、こちらは今から10秒碁の決勝戦です。でも賢太郎君がみんなに受け入れてもらったようでうれしいです」とのコメントをいただきました。
来月の広島ジュニアたちとの交流会は両先生の主導のもと、有意義な時間が送れると今から楽しみです。たくさんの子供たちに参加してほしいですね。
「きときと碁界帰りは成績が良い」の伝説^^を生かしていただくためにも賢太郎先生の手合いでのご活躍を期待しております。
みんなも両先生を応援しようね