昨年の採用試験を10戦全勝で駆け抜けたことは素晴らしい、今後の活躍を十分に予感させることだ!
若干16才、(6月からの)公式戦が待ち遠しいことだろう。
これまでも、非公式戦や国際大会の予選に参加しており、すでに棋士としての対局を経験している。
今回は、週刊碁の「新初段シリーズ」の中から、蘇耀国九段の胸を借りた1局(互先)をご紹
介したい。「咲け!長徳」蘇九段とのツーショットの後ろには満開の桜が鮮やかだ。
●週刊碁から抜粋
蘇九段のコメント
「僕らの時代と違って今の若手は強い。今日は手合いのつもりで打ちます」
そして圧勝し、局後
「一所懸命打った。次はどうなるかわからない」と若者の力は認めていた。
長徳君のコメント
「ボコボコにされて、これからやっていけるのかと不安になりました」
「本気で打っていただいたということなので少し安心しました」
対局を通して、どれくらいの差があるのか、果たして追いつけるのか、実感できたの
ではないだろうか。(世界で活躍するという)目標に到達するためにも、きっとそう
遠くない時期に(胸を借りた)蘇九段のみならず、トップ棋士たちに追いつき追い越
してくれることを期待していたいと思う。
長徳君へのインタビュー
1どんな棋士になりたい?
「アマチュアの方に長徳の碁は面白いと言われるのが夢」
2どんな棋風?
「積極的に打つことを心がけている。工夫する碁、面白いと思われる碁を打ちたい」
3一日の勉強時間は?
「平均、6時間ほどです」
4今、想ってることは?
「まだまだ弱いので、初手合までに実力をつけたいです」
初々しさを感じるが、待ち望んでいた棋士としてのスタートラインに立った。これか
ら、どこまで高みに到達するのか、自分の描いている目標に向かって、突き進むのみ
だ。みんな応援しているよ。
(風)
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