「こんにちはー。プロの先生はどれ」
飛び込むように入ってきたK君。
大声で聞いてきた。
初めて見るプロ棋士に興味があって仕方ないのだ。
「一番奥にいる人だよ」
「え、4人の人を同時に相手してるの?へーすごいな」
すると奥から
へいちゃん先生が声をかけてくれた。
「こんにちは^^」
k君、またまたびっくり。
聞こえたの?そりゃあんなに大声なんだから聞こえるよ^^
K君と仲間のT君は、最近とんぼに来はじめた小5の男の子。
「こんなに面白いものはない」そうだ^^

僕たちがKとTだ!みんなよろしく。
この年頃は、多感で吸収力も一番ある。
いわゆるゴールデンエイジの年代だ。
面白く楽しく囲碁に親しんでいれば
順調に棋力も伸びて
一層囲碁を好きになり
仲間たちが増えていくことだろう。
時々へいちゃん先生に相手をしてもらえれば最高だ。

高校生達は よくがんばったねぇ
この日は冬休み。
今年最後とあって
へいちゃんを慕う子供たちが多く集まってくれた。
専門学生から小学生までその数20名余。

碁盤が足りないよ^^;
その上少し前まで
同じく子供だった大人の人たちも7名。
合計30局近くの手談義が行われた。
どれだけ相手が多くても
1局1局を大事に打ち進めるへいちゃん。
終わると必ずワンポイントのアドバイスをおくる。
そして1日が無事に終わった。
当地に来られるようになってちょうど3年の月日が経つ。
「先生、ここ3年の間にどれくらいの子供たちと会いましたかねぇ」
「そうですね、1000人は下らないと思います。
ご父兄の皆さんにしても500人以上会ってないかな」
対局したり、話をした人たちの数だ。
そんなに多いかねぇ、と思ったが
思い出してみると
つい最近も若栗小学校1校だけでも
児童140名、保護者80名を超える出会いがあった。
なるほど、本当に多くの子供たちと
先生の交流があったのだなと
あらためて先生に感謝する思いがした。
そんなへいちゃんもあと4勝で八段昇段だ。
公式戦と普及と両方頑張るへいちゃん先生。
雪が解け、桜の咲くころ(4月28日予定)に
たくさんの子供たちと一緒に昇段お祝いをしましょうね。
もう年も明けましたが
今年もどうぞきときとの子供達をどうぞよろしくお願いいたします。
そして
今月仲間の皆さんと一緒に開店する
「アンチェイン」
(束縛されない、自由の意味のよう^^
とても美味しいコーヒーと料理が出るらしいですよ)の
成功を願っています。
文&写真 海さん