
「遠坂凛の憂鬱」
凛:「アギト・・・今、何してんだろ・・・」
ファイズ:「?気になるなら、会ってこいよ」
凛:「でも・・・」
ファイズ:「何だかんだいって、忘れられないんだろ
アギトの事。
会ってまた付き合って言えば?」
凛:「い、言えるわけないじゃない!
わたしから別れておいて、今更・・・」
ファイズ:「その別れる為に彼氏の役までやったのに」
凛:「・・・アギト、わたしといたら、ドンドン色ボケになる気がして・・・」
ファイズ:「アギトのお前と別れてからの行動を調べたけどよ」

女子高生と付き合うが受験の邪魔して蹴られてフラれる。

メイドにハマリ、何とかしようとするが、何も出来ないまま終わる

人妻とは知らずナンパし旦那に現場を見られてボコボコにされる

友人の妹を狙うがニューハーフ、あきらめる

合コンに参加するが、女のこの名前を間違えキレられて
独り取り残される

その後女子高生を悪者から助け、お付き合いするが、事もあろうに
その子の友達と二股をかけ、バレてコテンパンに
ファイズ:「別れてからの方がヒドクね?」
凛:「・・・ハァ」
ファイズ:「言い換えれば、アギトの奴も凛のこと忘れられないのかも
だからいろんな女性に手を出して無理に忘れようとしてる・・・
考えすぎか・・・」
凛:「わたし、どうしたら・・・」
ファイズ:「明日、清水の方に行ってみたら? あの辺でよく見かけるぜ」
凛:「・・・アギト・・・」

「再会」

凛:「結局 来ちゃった・・・でも、会ったら何言えばいいの?」
アギト:「り、凛?」
凛:「あ、アギト・・・?」
・
・

アギト:「ひ、久しぶりやね・・・」
凛:「ア、アギトこそ・・・(あ~言葉が出ないよぉ)」
アギト:「あの彼とは、上手くいってるの?(何聞いてるんだ?俺)」
凛:「あ、あのね、アギトそのことなんだけど・・・」
アギト:「・・・ハハ ゴメン 馬鹿なこと聞いて、
彼氏と仲良くね、じゃあ・・・」
凛:「ま、待ってアギト

違うの

ウソなの

みんなウソなの

ごめんなさい

」
アギト:「え

ど、どういうこと?」
凛:「え・・・そ、それは・・・」
突然周囲から悲鳴が

「
うわぁー助けてー」「
狼の怪人が人を襲ってる!」
アギト:「な、何だ

」
凛:「!わ、わたし行って助けてくる!」
アギト:「お、おい 待てよ!凛!」
凛を追いかけ現場に向かうアギト

ウルフオルフェノク(以降ウルフ):「ガルルルゥゥ・・・」

「覚醒」

駐車場内でウルフオルフェノクと闘う アギトと凛。
ウルフオルフェノクのキバが容赦なく襲い掛かる。
ウルフ:「ガァウ!」
凛:「キャ

」
アギト:「凛

大丈夫か

」
ウルフ:「ガァァ

」
アギト:「チィッ 凛 下がってろ

こい

この狼野郎

」
死闘を繰り広げるアギトとウルフオルフェノク・・・
しかし、戦闘力は僅かにウルフオルフェノクが勝っていた。
アギト:「ハァ、ハァ 強ぇ・・・勝てるのか?俺・・・」
凛:「アギト!わたしも手伝う!」
アギト:「凛!ダメだ くるんじゃない

」
ウルフ:「ガアアアアウォン

」
凛:「
キャー
」

ウルフオルフェノクの鋭利な爪が凛を捕らえた。
アギト:「り、凛ー

」
ウルフ:「ガァロロ・・・」
アギト:「
うおぉおおおお!!」

アギトの悲痛の叫びと、真の怒りにより
アギトの体が光り輝き、究極形態「シャイニングフォーム」へと変化した。
凛:「ア、アギト?・・・」
アギト:「お、俺は・・・凛を守る

俺が守ってやる

」
凛:「ア、アギト」

「ZUTTO」

シャイニングフォームに覚醒したアギト!
その戦闘力はウルフオルフェノクを遥かに凌駕した。
ウルフ:「ガ、ガルルルウウ・・・」
アギト:「行くぜ!ハァァ・・・」

アギト:「シャイニングライダーキィック

」
凄まじい蹴りが閃光とともにウルフオルフェノクを直撃
ウルフオルフェノクは、その場から消え去った・・・
ウルフ:「キャイ~ン」
アギト:「ハァハァ・・・凛、怪我は?立てるか?」
凛:「・・・アギト ゴメンね・・・わたし・・・わたし」
アギト:「凛・・・?」
凛:「ほ、本当は、別れたくなかった・・・!好きなの!今でも!
ウソついて、アギト傷つけて・・・」

そっと、凛を抱きしめるアギト。
凛:「

アギト・・・?」
アギト:「・・・いいよ 何も言わなくて、
俺も今でも凛が好きや、それでイイやん

」
凛:「・・・」
アギト:「決めた 俺、凛だけのライダーでいる!これから一生」
凛:「

アギト・・・それって」
アギト:「ああ、結婚しよう 凛」
凛:「
アギトー!」

再び付き合うどころか婚約しちゃった アギトと凛
抱き合う2人の影に マスクを外したウルフオルフェノクが・・・
その正体は・・・?
ファイズ:「フッつまらん役をヤラせやがって、
もう、別れんなよ

」
次回、アギト編 最終回