nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

南北海道紀行 3

2018-08-23 11:17:12 | 旅行記

平成30年8月13日(月)

 5時過ぎに起床、部屋の前は林で眺望がきかず、ガッカリ。

 朝食のため3階の『プリンスホール』へ行くと、ホール正面に『撮影スポット』があり、ここから林越しに『駒ケ岳』が

 見える。

 バイキングスタイルの食事でしたが、取り敢えず駒ケ岳の写真を撮る。生憎と曇り空なので空が抜けないが、証拠写真と

 する。

 駒ケ岳は平成15年1月にバードウォッチングで来たときに、『鹿部ロイヤルホテル』の展望室から朝焼けの姿を撮ったの

 で、参考までに載せておきます。

    

駒ケ岳

 標高1,131mの秀峰・駒ヶ岳は、自然豊かな山麓と火山の2つの表情を持ち合わせています。

 過去、寛永17年 (1640年)、安政3年 (1856年)、昭和4年 (1929年)に大爆発を起こしており、平成8年に小噴火を起こし、

 在でも小規模な噴気活動がみられます。 

 外輪山を形成する山頂部は、安政火口など3つの火口を中心として、剣ケ峰 (標高1,131m)、砂原岳 (1,113m)、隅田盛 

 (892m) の3つのピークからなり、これらのピークに囲まれて荒涼とした火口原が広がっています。

     *

 出発前、ホテルの玄関付近をカメラに収めました。青空が見えていますが、予報では雨となっており気がかりです。

         

 今日は積丹半島から洞爺湖へ行く予定です。

 バスは道央自動車に入り、駒ケ岳を車窓の右手に見ながら進み、『八雲PA』でトイレ休憩となりました。

 このPAは『噴火湾パノラマパーク』に隣接しており、噴火湾越しに見える広大な風景にすっかり魅入られました。

 遠く羊蹄山が霞んで見えていました。

   

 なお、羊蹄山(1898m)は平成3年7月に登頂しました。その時の画像、倶知安から撮った羊蹄山です。

         

噴火湾パノラマパーク

 「すてきな風景と出会う、体験と交流の丘」として平成18年にオープンした噴火湾パノラマパーク。

 噴火湾(内浦湾)を一望できる、なだらかな丘陵につくられた 62.7haの広い公園は、高速道路の八雲パーキングエリア

 隣接しているので、旅の途中の休憩施設としても抜群の便利さです。

   

     *

 噴火湾の景観を楽しんだ後は、再び道央道を進み黒松内JC Tを経て蘭越町の道の駅『シェルプラザ・港』でトイレ休憩

   

道の駅「シェルプラザ・港」

 美しい日本海沿いを走る国道 229号線沿いに位置し、海岸線でもひときわ目を引く貝の形をイメージしたユニークな貝の

 館に隣接しているのが当駅で、休憩スポットとして2倍楽しむことができます。

 当駅では、世界の珍しい貝も販売しており、アクセサリー、インテリアとして飾っておきたくなるものばかりです。

   

 ここから日本海沿いに北上しましたが、次第に雲が厚くなり、途中から雨が降り出しました。

 それも一時強くなり、海上の見通しが悪くなるほどでした。

 海岸沿いでは断崖や奇岩などが見られましたが、積丹半島神威岬丹岬も雨のため霞んでいまた。 

積丹半島 

 積丹半島開拓の歴史は古く、明治から昭和初にかけてニシン漁の大漁場として発達し、当時の番屋、トンネル、旧街道な

 どが保存されています。産業の中心である漁業の中でも特にウニは積丹町の名物であり、6月のウニ漁、秋のサケ漁、冬

 季のタラ漁と四季を通て水揚げがあります。 

 また、積丹町の海岸はおよそ42km あり、切り立った断崖や奇岩、積丹ブルーといわれる「神威岬」の景観は絶景です。 

 積丹半島はニセコ積丹小樽国定公園に含まれており、積丹の海は北海道で唯一、海域公園に指定されています。  

            

                       *

 幸いに昼食場所の『燐晃』に着く頃には小降りになったので助かりました。駐車場から階段を上がって2階の座敷に入り

 ました。

      

 ここでの昼食は待望の積丹名物のウニ丼です。積丹の数ある名物で夏の代表格はウニ、積丹の海で獲れるバフンウニ(赤

 ウニ)、ムラサキウニの味は格別で、ウニがからんだご飯の味の美味しさといったらまさに感動的でした。それにホタテ

 や海老の入った海鮮鍋はあっという間に平らげてしまいました。

   

 食後は『日本の渚百選』の一つである『島武意海岸』の見物に出かけました。ここは断崖絶壁が続く中で唯一波打ち際ま

 でおりられスポットになっていました。その昔、ニシンを丘に運ぶために掘られたという暗い細いトンネルを抜ける

 と、いきなり島武意海岸絶景が広がるので、感動のあまり思わず声を上げるほどでした。

   

 ただし、雨上がりの曇天では『積丹ブルー』という海の色が僅かに認められる程度でした。

 残念な気持ちでしばし眺めていると、次第に雲が薄くなってきて、どうにかブルーに近い色になってきました。

 皆さんは 90mあるという断崖を降りて、海岸まで行かれたようですが、足の悪い小生は我慢せざるを得ませんでした。

   

 どうにかウニ丼と積丹ブルーに満足して、今日の宿泊地『洞爺湖温泉』へ向かいました。

 ただ天候は一向に良くならず、途中ではまたまた前方が見えなくなるほど雨が激しく降り出しました。

 その強雨の中、『きのこ王國』でトイレ休憩をとりました。

きのこ王国

 きのこ王国の魅力のひとつは豊富に取りそろえた、おみやげの数々。品揃えは、全て王国自慢の名産ばかり! 名物「なめ

 茸」をはじめ、北海道の果実を使ったジャムや、自慢のチーズ・ヨーグルトなどの乳製品なども幅広く取り揃えています

   

     *

 その雨も今晩の宿泊地洞爺湖近くになってどうにか上がり、『洞爺サンパレス リゾート&スパ』に到着しました。 

洞爺湖温泉  

 1910年(明治43年)、有珠山の四十三山噴火によってもたらされた洞爺湖温泉。 

 2000年(平成12年)3月の23年ぶりの噴火後は、湯質もわずかに茶色がかったお湯に変化。多大な被害が及ぶ一方で、自

 然の恵みを町にもたらしました。特徴 : にごり(褐色)、泉質 : 塩化物泉、効能 : 冷え性など。

     *

 部屋は9階で、真正面に『洞爺湖』が見えますが、相変わらずの曇天で、墨絵のような景観になっていました。 

 夕食はサンパレス館1階の『パレシオ』でバイキングスタイル、和食を中心の内容としました。

   

 夕食後、遊覧船による洞爺湖上花火を鑑賞することになっていましたが、部屋からの出入りが億劫になり、部屋から鑑賞

 することにしました。

 花火は20時45分から20分間で約 450発とのことで、最初の5分間ほどは打ち上げ場所の関係で見えませんでしが、次第に

 移動してきて終わり頃には部屋の正面で見ることができました。

   

 かくて雨模様の一日となりましたが、幸いにも観光場所では雨に悩まされることもなく過ごすことができました。

 一日の汗を流し、早めにベットに入りました。

     *

 8.30.函館大沼プリンスホテル発(バス)→ 9.05. 八雲P.A.噴火湾バノラマパーク 9.25. → 10.40. 道の駅・

 蘭越シェルプラザ 11.00. → 12.30.  積丹町・燐晃(昼食)… 島武意海岸 … 14.00. → 15.35. きのこ王国 15.55. → 17.30.

 洞爺サンパレスリゾート&スパ着  20.45. 湖上花火 21.05.



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