個人の社会に対する信頼度って奴は…『人の言』に対する評価が如実に体現されるものである。
『国民の皆様の為に！』も『あなたの為を思って！』もその言葉の中に混入しているバイアスとノイズ具合で全くその趣は変わる。
昔……信頼をおけない人を評して、その人の言葉は『話半分で聞け』なんてのがあった。
何時しか『半分本当なら？上出来だね？』ってニュアンスに時代は変化した……少しずつ少しずつ。
まるで麻薬の量を少しずつ増やしたかの様に……社会の病理は何時しか危険領域に踏み込んだ？
そんなイメージがあるよね？
昔から盗人にも三分の理……と言うように１００％嘘で出来た言葉を吐く人はいない訳だけど……。
法律と道徳との狭間でどの様に振る舞うか？
人はその本質を問われる訳だけど……。
総ての事象に道徳をクリア出来る人は、神、仏の領域にある人だからとても稀である。
バレるまでは居丈高、不遜の限りを尽くしていた人間がいざ『バレたら……』、数%の言えることだけ掻き集めてその中に引き籠もるの術。
巷の庶民間ではそんなトラブルの場合……確信犯の加害者は『言えることだけの数%』を携えて『陰で撒き散らかすの術』を使う……。
『実はね？』と自作の想定する『完成バイアス』の脚本を上演し続ける……。
『自分だけは！大丈夫！！』という根拠は全く無いその自信は『そこまでを上手く演ってきた』という実績のお陰なのか？
その実績って……『味をしめた悪徳』だからその人間に『罪の自覚症状は全く無い』のである。
経済的要因の集積も、道徳的要因の集積も……全体の変遷は全く同じルートを辿る。
『整合性の誤謬』である。
節約？ケチ？に徹してカネを使わず自分の懐に溜め込む。皆がやると経済は回らず給与は目減り。……だから……と螺旋階段を下り続ける負のスパイラルの完成である。
『自分だけは自分を守らなきゃ！』は決して大上段から責める事が出来ない『人間の弱さ』かも知れない。
しかし、『皆も演ってるんだから！』と皆が皆……それを『演ること』によってマクロの世界は大きく地盤沈下を開始するのである。
長い間『数パーセントのホント』で表面を整えながら『自分だけは上手く演る！』として生きて来たけれど…物事の大半を占めている『嘘の毒』はもう……。
『皆もそうだから？』と集積してきた嘘の山……事態はとっくに誤魔化しきれない領域に迷い込んでしまってる……。
子供の７人に一人を恒常的に『餓えさせ』、若いシングルマザーとか派遣切りにあった女性を自殺に追い込んでいる。
そんな社会の中で
家族で楽しむグルメ？………？？？
もし？ソレ本気で楽しんでいるのなら判断力は相当危ない所まで疲弊し病んでいるかも？……。
リア充？……それは一体何を看過傍観して演ってる充実なのでしようか？
人の為か？……そんなのどうでも良いのです。
道徳なんて自分の為に思考し行うべきものなのだから？……。
長い道を歩き続ける時間の中で……物心両面、トータルで自分を棄損させることがない生き方を指し示すロードマップ……ソレが道徳なのである。
その間に……如何なる迷い道、間違い道、畜生道……様々な悪徳の道に踏み込もうと……『ソレに気付くこと』、そしてまた『自尊のルートに復帰を目指すこと』でOK……。
そんな間違うことOKな生き方には『他人の言も目線も必要ない』……。
何時でも何処でも自分が自分を決める。
自分に自分の責任を引き取らせるという生き方。
『３％の言えること』にしがみつき汲々として自分の97％の嘘に絶えず怯えている生き方……。
例え無意識下に隠そうと……『その嘘を自分は知っている』のです……。
自分の道徳違反に『皆も……』という免罪符を与える事を止めてみませんか？
そうすればきっとね？………あなたはあなたの嘘から開放される筈ですから……ね？
