サンチョパンサの憂鬱

今は未来の元ネタです

世界は音楽で救えないし、愛で地球は救えない。

人を殺して性的興奮を得る人間だっている。
ミサイルを撃ってカネくれとくる……恐喝する乞食見たいな半島の国だってある。

神は偉大なり!と叫びながら首をナイフで切り落とすイスラム国だって、要求するのは何時もカネである……。

カネの為なら、神を持ち出し、ミサイルを放ち……そして愛を語る。
牛を羊を殺すのは良いけれど、イルカとクジラを殺すのは許さない。

安倍は民衆の声に謙虚に耳を傾ける為に?野党の質問時間を大幅に削り落とし桜の会を催した……岩盤規制の文科省の大御所だった前川は行政が歪められたと正義を語り今や『世の中裁判所長官』の風情である……。

そんな魑魅魍魎の世界には、何時も綺麗な包装紙が必要だ……。
コンサートの『売上の一部』は寄付に回されると謳うアーティストの心は慈善なのか偽善なのか?……。

日本国中で町興しが行われてるけれど、自力で起き上がった町は無い……。
地元民さえ忘れ見捨ててた食い物を引っ張り出して来て、グルメグルメの合唱でほんの一瞬盛り上がる……。


それをこれを憂えて怒る気持ちはサラサラ無い……。
あなたの為にを語る前に、自分の為をしっかり考え抜いてる事は……当たり前だものね……。

理不尽とか不条理とかに怒ってる間は
人に対する信頼とか希望が僅かに残ってる。
その期待が底を付いた時……やるかやられるか?といったシンプルな行動原理が剥き出しになる。

死に取り憑かれ、自分の命を弄んで暇を潰す人間が其処ら中に普通に暮らしてる……。
そんな彼等の耳に『命は大切!』という台詞は虚しく響くだけだろう。

彼等はその言葉の欺瞞を知っている。
死んで花実は咲かないけれど……生きてどんな花実が咲くのだろう?……と。

この世の不毛と欺瞞を散々味わった彼等に、生きろ!と説得出来る有効な手立てが見付からない。
カミュの言葉を借りれば……彼等は無意識に、不条理に辿り着いているのだと思う。
この世の意味の無さに気付いているのだ……。

そうだ!確かにこの世に意味など無い。
しかし、お前の存在には意味が在るのだ!と教えられる大人は僕を含めて……自分の存在する意味など考えてはいない。
善意も好意も愛さえも全ては利己主義に使い込んでいるのである。

死の誘惑に辿り着いた人間にはどんな嘘も通用しない。

利己の為の嘘しか知らない僕達大人は
殺人犯を遠巻きにして……残酷を忌み嫌うポーズで脆弱な正義の言葉を発する事しか出来ないのである……。

殺人犯は、少なくともそんな彼等と自殺をネタにコミュニケーション出来たけれど……僕達は彼等と共有出来る価値観も言葉も持ってはいない。

若くして死に誘惑される環境を作ったのは僕達大人である事は……間違いない事実なんだけど……。

それは原発の構図と似ていて、作る事は出来たけれど……その副産物や後始末には知らん顔をする芸しか持ち合わせていないのである。
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