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サンチョパンサの憂鬱

サンチョパンサの食卓(222)……『今』も真新しい残像である

トヨタが水力エンジンの実用化間近な技術の開発に成功した?…というニュース。水道水が燃料となり電気分解された水素を内燃機関で燃やして走る。究極のエコカーである。

問題点は?2600度Cまで上がるエンジンの冷却だった。それを新技術の水冷方式で解決に至った。将来的には燃やして排出される水を『再利用』するまでが視野に入ったと……。

パソコンや周辺機器によってかなりの人が失業した。
画像処理、編集機能等によって印刷業界とか?デザイン関係とか?図面作成者とか?様々の業界が『古過ぎる残像』となって過去に流れ去って行った。
それは時代の進化によって繰り返されて来たパターンだけど?

ITによってその様々の職業の栄枯盛衰のスパンが恐ろしく短くなった。
ソフト・コンテンツにしても世に出て来て消え去って行くスピードは、Windowsの登場前と後では格段に違う様になった。

トヨタのその技術が実用段階に入れば?

やたら大きく重いバッテリーは不要。ガソリンスタンドの様な重厚長大なインフラも不要となる。
すると?テスラなどの電力使用の電気自動車業界でさえ『古過ぎる残像化』することは自明の理なのである。

素晴らしき新技術?

しかしその技術がもたらす『人の不幸』は膨大な数に渡る事が予想される。

常々、ケチを付けられてばかりのトヨタだったけれど『何となくそういう方向に進む』だろうと予想していた僕は嬉しいんだけど?

そこ迄、エネルギーを効率化し、人の煩わしさ(様々の作業・労働)を消して行く事は、相当数の人間の仕事を奪う事になるのだと考える時……どうしてもその未来予想図がイキイキと動いている様を想像できないのである。

雇用を奪われた人達が、どんな用事でスマホで話し?その究極のエコカーを買えたとして一体何処に出掛けられると言うのだろう……?

最近、トヨタのモリゾウ……豊田章男の名言?って奴が頻繁にティックトックに映し出される。
彼を上げては貶とし、またまた担ぎ上げるの何度目かのサイクルの繰り返しである。

如何に神経を集中し『今』を見つめてもこの瞬間からそれは古びた残像へ向かってひた走って行くのである。


書いていて青臭過ぎて恥ずかしいけれど?残像になって古びて行かないモノは何?
結局自分の思いなのである。
『未来に向かって描く』未だ現実となってない自分自身が抱く真剣な思いだけが……時空を超えて未来へと旅が出来るのだ!と思う。

『今何が良いか?』……と周りを見回し、人を観て、SNSに血道を上げたってそんなモノには直ぐコケが生えてしまうのである。

自分の思い……が何時でも、何時までも過去の衣装を纏わぬように、コケがつかない様に『ローリング・ストーン』状態で絶えず未来形を維持して生きて行きたいと僕は思うのである。
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