因数分解してみると……『超短時間』、『直訳的』、『本能的』……ざっとそんな所かな?
例えば……『美味しい』を考察すると……タピオカとあんパンに対する人の『オイシイ』は時間軸において全く相反する反応を示す。
百年を超えて目立つこともなく淡々と、しかし強かに確実に売れ続けるあんパン。
対して……信じられない数の人間を瞬時に集め長い行列を作らせたタピオカ……。
見た目も感触も名前も『真新しいタピオカ』は瞬間的、爆発的なインパクトを放った。
対して『日常的なアイテムで気にも留めない見慣れたあんパン』……何ヶ月に一度ふと思い出す程度?だろうか。
『女の魅力』の一つにアザトサがある以上……それと相反する魅力もある。
日常の普通に見えるのに、よく目を凝らして見れば……人生を通して人を静かに魅了し続けるあんパン的な魅力ってのもあると思う。
アザトサは『小聡明さ』と書く。
賢いに対して『小賢い』がある様に……。
賢さも聡明さも素晴らしい才能なのに対して『小』が付くと『刹那の思い付き?』、『浅い』、『猿の本能に近い?』そんなニュアンスが漂うのである。
時間を超える力を有する魅力っていうのは、結局『作為的』、『恣意的』といった人間の思い付き程度の意図が排除された自然的ニュアンスを放つ……意図せずとも『その人に在る状態のモノ』なんだと思う。
『天の配剤』とでもいう……自然的であり人の神経に触らず……人を落ち着かせる力……それが時間を超える魅力ってモノである。
アザトサすらウリにする人は多いけれど……その人気は短い時間経過とともに淘汰の定めにある。
だから……ひな壇でやたら騒いで見せる芸人には
救い難い哀しみが、漂うのである。
『あんな女に騙されて……男っておバカよね?』なんて負け惜しみ言ってる女は多い。それもやたら多い……。
しかしね?考えてみて欲しいのです。
あんパンを…日本人は見捨てるかいって?……あんな自然な和洋折衷の名作を日本人は…愛し続けるに違いないのです。
アザトサでモテてる気分の女も、負け惜しみってる女達もね?
貴女の中に……生まれた時から配達されてる『時を超える魅力の素』って奴をそろそろ本気で探しませんか?
アザトサとか?アカラサマな人の欲望とか?……ソレを横目に僻んだり妬んだりしてる人の引きつった表情……そんな風景をよく目にするけれど……。
自分を気にかけ、自分に問い掛けること。
自分に取っての正解は……自分が知っているのだという『自然な当たり前』に気付く事!!
ソレが手っ取り早く、便利で安上がり全盛と見える今の時代の……『最新のトレンド』だと僕は思います。