審査員席の後ろに揃いの赤い衣装を着た若い女性をズラリと配置。審査員は全員男。出演者も男ばかり。
『笑う役割を若い女性に押し付けている』ことが『問題だ?』というのである。
確かにこの番組に限らず、言われてみればバラエティって『こんなものだ!』という刷り込みに制作者側がヤラれているんだろう。
しかしまた、それを観てる側にも同根の刷り込みを頼りに『予定調和』しているのである。
これも、双方が同じ一つのトンネルの中で日々同じ風景(トンネルビジョン)を眺め暮らしているのだからそれは仕方ない?と思う。
これに対して『異議あり!』とクレームつけなきゃ気が済まない自称『問題意識高い系』の方々が参加してくるの図……大学教授のセンセまで『問題だと解説してる』に至っては?
イチャモンと何が違うのかい?なぁ~んてついつい斜めから冷笑混じりになりそうな自分を自戒した。
嫌なら観なきゃ良いのである。
退屈なトンネルビジョンに『飽きること』が急を要する一番大事で唯一の処方箋だと思う。
『何か?無いかな?』という100%依存ベースのコンテンツ探し。そうやって見付けた『何か?』が意識高く『性差別問題』に切り込むなぁ~んてある訳無いでしょ?
制作者側が『内向きになっている』のが問題!
と大学教授のセンセは仰るのである。
そのセンセが帰属してる大学もまた内向き、予定調和の権化の世界なんじゃね……?
コレ……日本全国随所に見られる様々な組織共通の『ニッポン風土病』だと思いませんか?
『意識低い』そんな『低俗コンテンツ』(僕が言ってる訳じゃなく批判される方々の意見)を受信してばかりの『受け手の程度問題』なんじゃないの?…って思った。
そんなゴミ箱のイチャモンネタが風に吹かれて舞い上がった?それを契機にして一斉射撃開始の『何時もながらの予定調和振り』……。
最近では『ジャニーズ問題』というひときわ大きなゴミがやっと目を付けられたばかり。
何十年も見ない振りしてた予定調和。一旦叩いてOKとなるや『問題意識高い系?』が叩くわ叩くわである。
問題意識?そんな高尚な問題じゃなく、自分達が品性下劣を下敷きに生きて来てることにはそんな方々の『問題意識』は目が向かない不思議である。
問題一つ自分で用意できなくなった人達の知性・スキル。『誰かの失敗・失点』を待ち焦がれ、スワッ大変だぁと演る以上、そんな人間は膨大な暇を持て余している。
そんな自分の暇と低知性・スキルに意識が向かわない以上『生きるネタさえも人頼み』って悪循環はスパイラルするしかないのである。
今、真剣に何かを創っている人達は……『自前のネタを創出出来る人材』に恋い焦がれている。
そんな人同士の化学反応でしか瑞瑞しい作品は作れる筈もないのである。
どんな環境であれ、頭一つ出して来る人間は『出るべくして世の中にデヴューしてくる』のである。
政府も国会もカイシャもガッコもこの国の組織という組織が『何時ものヤツ以上』を必死に排斥してしまうのは?『自前のパワー』を恐怖するからに他ならないのである。
ことここまで来ると………批判までが予定調和してるなぁと感じた次第です。
そんなの何の意味も驚きもなく……読んでる人もまた『何時もの人達』なんだろうなぁ……?