江東区役所も、立派な建物だけど、文京区役所を見たあとは、昭和の風情をそこはかとなく感じました。
写真には映っていないけれど右手のエントランスには緑が多くて、小さな公園みたいで、なごみます。
晴れていたので、ベビーカーを押したママさんたちが木陰の下で休憩中でした。
私は、一見さんだから断定はできないけど、子育てにやさしい街ではないかと、想像してしまいました。
用事がすんだあと、江東区役所近くの木場公園までぶらぶら歩き。
これは、公園の中を渡る橋の上から見えたスカイツリ-。
文京区より近いせいか、ぐっと大きく見えて、なぜかビビった。
しばらく広い公園内のお花を見たり、緑の中でまったりしました。(小さな写真はクリックで拡大)
風がさわやかで、気持よかったですよ。この日の風に色があったら、
きっと みどりいろ~~~・・・みたいな(笑)
江東区の「まちなみ景観賞」と書かれたプレートが取り付けてあるし。
階段の向こうに何があるのか?・・・妙に気になって、引き寄せられるように、階段を登ると
真っ赤な欄干の橋だった。大通りの1本奥に川が流れていたのですね。
昭和の名残を残すような、渋い景色が、ビルの向こうに隠れていました。
この橋、新田(にった)橋といい、「木場の赤ひげ」的存在だったお医者さんがその名の由来だそうな。
大正時代、岐阜県から上京し、木場5丁目に医院の開業をしていた新田清三郎さんが、昭和7年(1932)、不慮の事故で亡くなった夫人の霊を慰める「橋供養」の意味を込めて、近所の多くの人たちと協力して架けられたものです。
当初、「新船橋」と名付けられたが、町の相談役としても人望が厚く、「木場の赤ひげ先生」的な存在であった新田医師は、亡くなった後も地域の人々から愛され、いつしか「新田橋」と呼ばれるようになりました。
・・・と、橋の欄干に設置された看板に書いてありました。詳しくは下の写真。
川を渡り切ると、すぐに「吉野屋」が!
といっても、牛丼屋さんではなくて「深川木場・屋形船」の吉野屋さんでした。いい風情です。
さらに進むと、向こうに小さな神社が見えました。思わず、引き寄せられるように道をわたり、「これも何かの縁」と、神社にお参りしてきました。写真は撮ってないのでありません・・m(_ _)m
この神社は、洲崎神社といって、元禄13(1700)創建当時は、海岸に浮かぶ弁財天だったということです。
・・・つまり江戸時代は、この辺り一帯、海! だったのですね。
境内には、寛永3年(1791年)の高潮によって、死者行方不明者、辺り一帯に甚大な被害がでたことから、津波警告の碑もありました。合掌。
(やっぱり日本って、昔から地震や津波の被害にあっていた国だったのですね。普通に考えても、原発なんかもってのほかだと思うわ)
ところで、駅はどこだ?と、途中に駅がなかったことを思い出し、洲崎神社で写真をとっていた方に尋ねたら、完全に行き過ぎてしまったようで・・・汗。
教えてくださった方の言葉通り、後戻りしたら、地下鉄の入り口が見えました。
さっきもここを通ったのに、全然気づかず、どこ見てたのか?
でも、おかげで、ちょっと珍しい橋を見学でき、洲崎神社にお参りできて、良かったです。
結構楽しかったんですが、電車で行った方が寄り道できますね。
千葉の松戸市役所~足立区役所へ行ったときは、すごくスリル満点・・
だったんですが、時間で動いていたんでやっぱり寄り道はできませんでした。
江東区役所の回りの商店街には、お昼のときだったんでちょっと歩いた記憶があります。
でもほとんど忘れてますが・・・
「木場の赤ひげ先生」的な存在であった新田医師は亡くなった後も地域の
人々から愛され、いつしか「新田橋」と呼ばれるようになりました。
みなさんから親しまれた先生だったんですね。・・
にゃんころりんも楽しみながら、調べ事をなさっているんですね。
頑張ってね。私もとっても興味深く読ませて頂きました。
ながなが御免なさい
昔は、ごちゃごちゃした東京、とめるところを探すのも、大変でしたでしょう。
私も、やっと少し出歩けるようになったのはいいのですが、基本、方向音痴なので、一度は道がわからなくなるのですがにゃ。
昔仕事して、東京にいた時、近所に名所旧跡があったのに、知らなかったので、今になって行っときゃよかったなあって思うこともあります。
今回は、木場公園で帰るはずが、偶然新田橋や洲崎神社に行けて、ラッキーでした。
ご用でお出かけだったのでしょう?こういう付録が良いですね。
私も義妹の所へ出かける度に行き当たりバッタリで見つけるものを
楽しみに歩いています。昔は「海」そういうのよくありますね。
ほんと、永六輔さんみたいな小さな旅でした(笑)
奈良のように歴史のある場所は、行き当たりばったりでも、
興味深いものに出会いそうで、よけい楽しそうです。
いろいろな発見がある。
都内も江戸の風情が残っているのね、たまには行ってみたいです。
なかなかいいところですね。
江東区は 私には縁がないので行ったことがないのですが
こういった下町(なのかな?)を散策するんのも
刺激があって楽しいかもしれません。
あちこち初めて見るところなら
知らず知らずにどんどん歩けて いい運動にもなりそうです
こういう日は、歩くのも楽しいです。
今日みたいな天気だったら、暑かったかなあ。
木場公園は、スカイツリーが見えたり、いろいろなお花があって、目の保養になりました。
桜の時期は終わってたのですが、きっとお花見の時期はきれいだったと思いますよ。
緑の中を歩くのは、楽しいけど、やっぱりお天気次第かなあ。