キアゲハの幼虫

　

慣れとは恐ろしいとはよく言うが、キアゲハの幼虫に対して、わたしは完全に慣れた。 慣れとは恐ろしくなくなることだ。 毎年見ている、ナミアゲハの幼虫はなんとも思わないのに、人様のブログで拝見した、キアゲハの幼虫写真には、最初、びびってしまった。 我が家のスープセロリについた幼虫がキアゲハとわかった時、終齢幼虫の黒と黄色の威嚇色に、平常心でいられるだろうかと、危惧していたのだが、毎日毎日 「おーい、今日も元気だ、セロリがうまいかい？」 などと話しかけてるうちに、まったく怖くなくなった。 むしろ、情というものもわいてきて、指の先でそっと触ってみたりもできるにょだ。 この年になって、わたしはひとつ、成長した。のか？ ところで、プランターに２株植えていたスープセロリは、１株、ほとんど食べ尽くされてしまった。 終齢の幼虫は、このプランターのどこかにいる。わかりますか？白黒写真をクリックしてみてね。

白黒は猫の目から見た世界。派手な模様だけど見つけにくいでしょう。
クリックすると人間や鳥の目から見た世界。遠目はやっぱりわかりにくいですね。

この写真を撮ったのは昨日の夕方だったのですが、今朝見たら、大きい幼虫のほうが、いなくなっていた。
きっとサナギになるため、どこかにモクモクと、移動して行ったのだろう。
あたりを探したけれど、どこにも見当たらない。どこかわかりにくい安全な場所を探して、無事サナギになったと信じたい。
そして、きれいなキアゲハになって、また会いに来てください。

　

上の写真をクリックすると、終齢幼虫の大きな写真が出ます。
見たい人だけ、クリックしてね。