道の傍らに、涼しく咲いてるホタルブクロを見つけました。昔の子どもはこれにほたるを入れたというのは、本当でしょうか。つりがねの形をした花は、妖精が帽子にしてかぶるのでしょうか。花の中に誰かいないかとのぞきたくなります。花の中をのぞいたら、緑の精の国に行けるといいのに。幼いとき、ひとりで遊んでいた私は、花の国があると思っていました。そこでは、いつも友だちと一緒にいる私がいます。私も花の一人で、どんな花になりたいか、と想像して楽しんでいました。髪の毛は亜麻色、長さは少し短めでクルッと巻き毛で、かわいい子になりたかった。友だちいっぱいの子になりたかった。友だちを大事に思う子になりたかった。
道の傍らに、涼しく咲いてるホタルブクロを見つけました。昔の子どもはこれにほたるを入れたというのは、本当でしょうか。つりがねの形をした花は、妖精が帽子にしてかぶるのでしょうか。花の中に誰かいないかとのぞきたくなります。花の中をのぞいたら、緑の精の国に行けるといいのに。幼いとき、ひとりで遊んでいた私は、花の国があると思っていました。そこでは、いつも友だちと一緒にいる私がいます。私も花の一人で、どんな花になりたいか、と想像して楽しんでいました。髪の毛は亜麻色、長さは少し短めでクルッと巻き毛で、かわいい子になりたかった。友だちいっぱいの子になりたかった。友だちを大事に思う子になりたかった。
足元の草陰にいたのでしょうか。びよんと大きな音がして、びっくりして見れば、カエルさんです。私が現れてくれたカエルさんの写真を撮っていると、「何や？」と夫の声がします。本日、会いたかったのは、モリアオガエルくんですが、このカエルさんに会えて、私は十分にうれしく思います。私が見つけたカエルさんを夫はうらやましそうに見ています。だって自分でなく、まず妻のところに現れたのですから。「ふふん、トノサマガエルか。」（夫は、実はカエルが好きです。子どもが小さかった頃、自分が見つけたカエルを捕まえては、子どもに見せ、「かわいいやろ、目がクルッとして。」こう言いながら、そっとカエルの背中をなでていました）今日は、私の勝ち。私がトノサマガエルを見つけたのだから。
モリアオガエルはただいま、産卵期。藤など絡まる樹に白く見えるのが、モリアオガエルの卵です。森のカエルの名にふさわく、緑の葉陰からこの池を見守っています。今年は雨が少ないので、池の水はあまりありません。おたま達は、生まれた後、うまく池に入れるのでしょうか。それとも、小さなおたま達は賢いので、池の準備が整えられたとき、池へと飛び降りるのでしょうか。今年も、未来のモリアオガエル君に会える季節になりました。（京都 丹後の仲禅寺近く）
白いドレスが素敵です。花嫁のウエディングドレスみたいにふわーと広がっています。きれいな花柄のレース。自身の結婚式でドレスを着たことを思い出す。フランス人形を見て、そっとドレスに触った。透けるドレスは花やリボンがついていて、一度でいい、こんな衣装を着たいと憧れた。結婚式で覚えていのは、あっという間に宴が終わったこと、ひな壇で皆に見られ、少し恥ずかしいけども、何か誇らしく、そして幸せだったこと。宴の後、新郎と新婦のお腹が「ぐー」となり、二人で外に食べに行ったのがなつかしい。これが本当に二人の最初の一歩です。それから、今も二人で歩く。
ギガンチウム（花ネギ）を見つけました。すっと空に向かって立っています。ネギはネギでも、花のネギ、紫がすてきです。上品な年配の婦人を思わせる色です。でも、ネギ坊主さんですよね。ネギ坊主、坊主頭、かわいいものですね。そう、うちの子も坊主と呼ばれた昔がありました。坊主頭してました。短い、でも柔らかい毛ただったのでしょうか？子の頭に手をのせれば、心地よいブラシとなり、ゴシゴシ（よしよし）と「いい子になれ」と頭をなでてやりました。その頭は、夜布団の中 隣りにいれば、つんつんチクチクと、母のパジャマの胸に刺さってきました。小さな寝息を聞く時が「寝顔が一番かいい」というか言葉が浮かぶ幸せな時間でした。