春雨じゃ

短歌を少しだけ。

驟雨のやうに突然詠んだり。

集中豪雨のやうにまとめて詠んだり。

印象批評 036:組

2006-03-24 | Weblog
組織化に反対意見言うものは誰であろうと破門命じる・・エクセレント安田

(組織に不要なものは目立ち過ぎて織り込めない個性と正論を吐く奴である)

悪性の新生物を削ぐこころ江戸の火消しに「ひ」組なかりき・・謎彦

(江戸の火は向かうところ敵なし障害物無しで燃え盛り日本を黒煙で覆い尽くし多くの悪性患者を蔓延させた)

組からは足を洗えと言われたがすぐに汚れる海亀の足・・ 新井蜜

(いっそ靴を履かせてみよう)

印象批評 035:株

2006-03-24 | Weblog
株分けのアマリリスの鉢抱きしめてあの娘は遠い町にて微笑う・・ねこまた@葛城

(博愛というところか、または下心か)


人類の全滅を業務としている株式会社に就職した日・・aruka

(ほんに株式会社とは人の褌(金)で相撲を取り環境破壊するほどなぜか崇められる)


どん底に落ちた株から見上げればすべての裏が覗けるだろう・・かっぱ

(裏のない表はなくその均衡が大切である)

印象批評 034:シャンプー

2006-03-24 | Weblog
該当の無い場合は自分の歌を批評することにしました。

ローマより持ち帰りたるオリーブのシャンプー減らず二度を夢見る・・しゃっくり

(ローマへもう一度行きたい。あのホテルのオリーブシャンプーは今も使用していない。なぜか?腹立たしいほどに泡が立たない)

HPでシャンプーハットを首にして微笑むオカメなにかを知らず・・しゃっくり

(シャンプーハットはペットにとり嬉しい道具ではないけれど先輩オカメを真似たがるので首にかけてやるとご機嫌です。なんと無邪気なオカメでせうか)


印象批評 033:鍵

2006-03-24 | Weblog
二重三重(ふたえみえ)こころに家に国家にも鍵かけ守る<敵>のをるらし・・髭彦

(見えぬ敵、近くの敵、物騒な世ゆえに心が落ち着かない)


その鍵をわれら失くしてしまひしかアジアの鉄扉ひらけぬままに・・ほにゃらか

(もしや鉄扉が錆びてしまって開かないのかも)