
3/7(木)、『アリータ: バトル・エンジェル』を観て来ました!
予告編はこんな感じです。
『アリータ: バトル・エンジェル』は、日本の木城ゆきとさんの漫画「銃夢」を、ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー製作、ロバート・ロドリゲス監督という、超豪華なクリエイターによって映画化されたものです。
僕は原作は未読なのですが、ジェームズ・キャメロンが日本の観客に「銃夢」の魅力を語る予告編が長く流れていたりしていたのでかなり気になっていました。
どんな物語かと言うと、富裕層が住む空中都市ザレムと、貧困層が住む地上のスラム街アイアンシティに分断された近未来を舞台に、廃棄物の山に捨てられていた少女のサイボーグは一人の医師により修理され「アリータ」として生まれ変わるが、サイボーグ達の殺し合いに巻き込まれ、その中で秘められた戦闘能力を発揮していく…というSFアクションです。
予告編を見た時は、二つの世界の間で戦争が起きるくらいの派手なストーリーを想像していたんですが、実際はサイボーグ同士の肉弾戦、主人公の過去の秘密に迫るミステリー的な展開や心境の変化、登場人物たちの人生を群像劇的に描きながらも劇中世界の闇を描くなど、なかなか渋いSFでした。
確かに、派手なアクションも登場しますが、痛快娯楽活劇と言うよりは、富裕層と貧困層に分かれた世界、人は何のために生きるのか、などなど、色々考えさせられる内容で、こういう心にぐっと迫るところもまた、SFの魅力だよなあと思いました。
また、上空と地上に分断された近未来の世界、サイボーグ達の造形など、SFじゃないと有り得ない世界観の映像表現やアクションはかなり見応えがありました。
それにしても、過去の秘密が全部明かされたわけじゃないし、いかにも続きがありそうな終わり方だったんですけど…どうなるんでしょうか!?
ちょっと、「銃夢」読んできます!