鑑賞作品:「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~」
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原作?:「ぼけますから、よろしくお願いします。 おかえりお母さん」
一、二、五、終章を映像化したモノが本作にあたる(…ん?逆か。本作をテキスト化したのが一、二、五、終章…と言うべきか)。
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前作っ「ぼけますから、よろしくお願いします。」
映画の前半は前作の未公開カットを含む振り返りと、前作上映前後の様子がほぼ時系列で描かれる。
地元広島の映画館、100歳を前に舞台挨拶に立つ父は「娘をよろしく」と深々頭を下げる。
あのシーン、この姿…。過去に何度か見て来たオレの父母とダブらせて観てしまうのは覚悟していた。
それにしてもこの父と娘のメンタルの強さよ。
もちろん見せていないだけで悲嘆に暮れ、泣き悩んだ日々もあるだろうが…ここまで平静を保ってカメラを構え、あるいは老体に鞭打って慣れぬ家事・介護をする気力はオレには無いだろう。
個人的な感傷が混じるので公正な評価でない事は承知の上。
「鑑賞評価:☆☆☆☆☆」
蛇足…小さな事だが「茶碗の大きさ」が経年の変化をジンワリ感じさせる。