昨日の夜は、映画『アイアン・スカイ』のDVDを観ていました。
2018年。
アメリカ合衆国は46年ぶりに月に人を送り込むミッションを行う。
月面に着陸した2名の宇宙飛行士達はそこで巨大な採掘場を発見した。
その事を報告する前に、一人は殺され、一人は採掘場にいた者達に拉致される。
拉致された宇宙飛行士が連れ込まれた所は、国家社会主義ドイツ労働者党ナチスの月面基地だった。
ナチスは1945年のドイツ第三帝国崩壊の際に秘密裏に開発した宇宙ロケットで月へと脱出していた。
彼らは再び地球へ帰還する為、地球侵攻の準備を進めている……。
監督は、ティモ・ヴオレンソラ。
出演者は、ユリア・ディーツェ、ゲッツ・オットー、クリストファー・カービイ、ウド・キア、ティロ・プリュックナー、ペータ・サージェント、ステファニー・ポール、など。
SF映画で莫迦映画です。
でも真面目に莫迦映画を作っていますね。
かなりきつい風刺が散りばめられています。笑えるのだけれども考えさせられてしまう。
ナチスを批判しながらナチスの手法を真似している人や集団は現代でもたくさんいます。
日本のリベラルと呼ばれる人達は、彼ら彼女らの主義主張の延長線上から多くの独裁国家を生み出したことを理解した上でそうならない方法を模索すべきだと思うのだけれども……。社会主義や共産主義は独裁や軍事国家と親和性が高いのですよ。今のところ彼ら彼女らは自らの主張は完全なる正義でそれ以外は完全なる悪で敵と見做して述べているような気がするのだけれども……。それは国家社会主義ドイツ労働者党ナチスとよく似たやり方だと思うのだけれどもな。すごく不安ですごく怖い。彼ら彼女らが政権を取ったらどうなるのだろ?
話がずれちゃった。閑話休題。
この映画は、ハラハラドキドキの冒険活劇です。
三角関係のラブロマンスでもあります。
間違った歴史教育を受けて育った女性が事実を目の当たりにして認識を改めるお話でもあります。
そして各国の政治家達や国際政治を皮肉ったお話でもあります。
でもって莫迦映画。
面白かったですよ。
『ヒトラー最後の12日間』のパロディの場面は笑ってしまいました。
楽しい映画でありましたよ。
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