昨日の夜は、映画『探偵はBARにいる』のDVDを観ていました。
舞台は札幌の歓楽街・ススキノ。
探偵の「俺」はいつものように行きつけのBARで相棒兼運転手の高田と酒を飲んでいるとBARに「コンドウキョウコ」と名乗る女から仕事の依頼の電話があった。
依頼内容は簡単。でも電話の依頼主は怪しさがプンプンする……。
それでも仕事を引き受けて翌日に実行するのだけれども、その直後に何者かに拉致されて無人の平原で雪の中に埋められてしまう……。
何とか雪中から脱出した「俺」は怒りが収まらない……。
監督は、橋本一。
出演者は、大泉洋、松田龍平、小雪、西田敏行、田口トモロヲ、波岡一喜、有薗芳記、安藤玉恵、新谷真弓、街田しおん、野村周平、上田文雄、桝田徳寿、諏訪魔、片山瞳、小橋亜樹、竹下景子、武井椋、マギー、榊英雄、本宮泰風、吉高由里子、並木史朗、片桐竜次、カルメン・マキ、中村育二、阿知波悟美、石橋蓮司、松重豊、高嶋政伸など。
東直己の推理小説シリーズ『ススキノ探偵シリーズ』が原作だそうです。
原作はまだ読んでいません。
ハードボイルドです。
大泉洋という役者さんは、能面のような無表情の顔でボソリと喋るシーンで見事な顔を見せて魅せるので私はそんなシーンが出てくるとドキドキして引き込まれてしまいます。キメの時しかそんなシーンは出てこないのでそんなに観ることができないのですが、彼の無表情の顔は怖くて悲しくて好きです。
大泉洋がハードボイルド? と驚きましたが、はまっているようではまっていないようで、はまっていないのが面白くてでもしっくりくる面白い探偵となっておりました。でも序盤はキャラがつかみにくくて戸惑いました。渋い2枚目を狙っているのか渋い2枚目を気取って失敗している2枚目半のキャラを狙っているのか、出来れば主人公の印象を冒頭でガツンと提示して欲しかったです。
大泉洋のコミカルな部分を排した怖い役も観てみたいなぁ。と思いましたよ。
悪役を演じてもこの人ははまるかもしんない。
面白かったですよ。
私は大泉洋の大ファンなので正当な評価はできませんが和製探偵物が好きなお方は楽しめると思います。
大まかな展開は「声」で分かってしまいますがそれでもスリリングに展開していくので面白かったです。
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