昨日の夜は、映画『バケモノの子』のDVDを観ていました。
母親を亡くした少年・蓮は、親戚に養子として貰われることになる。
父親は母親と離婚していて蓮は連絡を取ることができない。
いぢわるそうな親戚に反発して蓮は逃げ出して渋谷の街を独り彷徨う。
しかし、何処に行っていいのか分からず蓮は裏通りでしゃがみ込む。
そこに二人の男が通りかかる。
二人のうちの一人はどうやら「弟子」を求めているらしい。
蓮を見つけた男達は蓮の顔を覗き込む。
弟子を求めていた男・熊徹は熊のような顔をしているバケモノで……。
監督は、細田守。
冒険活劇のアニメーション映画です。
日本の都会の描き方が抜群に上手い監督さんです。
ここまで上手い描き方ができるのは実写も含めてそんなにはいません。
都会を醜く映すのが上手い監督さんは多いのですが、美しく都会を描いています。
さらにふいっと異世界に入り込んでしまう描写が素敵です。
そして動きが滑らかで細かいです。
描写能力と観察眼の両方が必要となるのですが、アニメーションで滑らかで細かい動きをされると気持ち良くなります。
父親と息子のお話で師匠と弟子のお話です。
バケモノを何かの暗喩と考えたなら、現在の日本の状況に色々と述べている、と考えることができるのですが、エンターテイメントなのだから深いことは考えずに楽しむのが一番です。
面白かったですよ。
楽しめました。
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