昨日の夜は、アニメーション『猫物語(白) つばさタイガー』のDVD上下巻を観ていました。
夏休みが終わって二学期が始まる。
羽川翼は二学期の始業式の朝に登校中に巨大な虎の怪異に出会う。
翼は、阿良々木暦に相談しようと思ったのだが彼は新学期から行方が知れない。
その日、翼の家が火事で全焼する。
行くあてのない翼は、学習塾跡の廃墟で寝泊まりしようと考えるのだが……。
化物語、傷物語、偽物語、猫物語(黒)に続く化物語シリーズの第5弾で、この『猫物語(白) つばさタイガー』から化物語シリーズのセカンドシーズンとなります。
品行方正で完璧で本物にならなくてはならない境遇の羽川翼という少女が自分自身を見つめ直す物語です。
今まで泣くこともなく泣くことなど考えもしなかった少女が号泣するお話です。
普通ならどこかで折り合いをつけるはずなのに全てのスペックがあまりにも高いので幼い頃の思い込みである良い子であらねばならぬという強迫観念を完璧に実行していた羽川翼という少女が、真の意味での感情を吐露することを覚えるお話。
聖なるものだけで構成されて非人間的であった少女が聖も邪も併せ持っている人間でありたいと願って全てを受け入れようとしたお話です。
ギャグパートや楽しいシーンを挟みながらシリアスにお話は展開します。
羽川翼さんが主人公で、本来の主人公の阿良々木暦くんはほとんど登場しません。しかし最後に美味しいところを持っていきます。
面白かったですよ。
続きの『傾物語』を観てみようと思っております。
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