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昨日の夜は、映画『レーサー/光と影』のDVDを観ていました。
ロードレーサーのジュリは、ワールドカップ優勝を目前にしていた。
コーチのJPと共に過酷な練習に励んでいたが、ドーピング行為も繰り返していて、ドーピング検査の測定結果に対しても誤魔化しを行っていた。
しかし専属医師が裏切ってジュリーにドーピング疑惑がかかる。
世界アンチ・ドーピング機構にマークされたジュリーはドーピング疑惑を否定するのだが……。
監督は、アレクシス・デュラン=ブロー。
出演者は、ロランス・ルブーフ、パトリス・ロビタイユ、バンサン・ルクレール、デニス・ブシャール、ルネ=ダニエル・デュボア、など。
実在の女性ロードレーサーであるジュヌビエーブ・ジーンソンの半生を描いた映画です。
近代スポーツの大前提の一つに「競技者を死なせてはいけない」というものがあります。
当たり前の言葉のように思えますが、近代スポーツ以前ではそのことはあまり厳格化されていなかったようです。
それでも現代でも事故があったりして死者が出る場合があるのですが、そのような事故は最小化されるように努力がなされています。
アンチ・ドーピングも選手に重大な健康被害が出たり最悪の場合は死に至ったりする薬物の摂取を禁ずるもので、選手の身を守る為のものであるのですが、それをかいくぐろうとする選手はどうしても出てきます。
孤独なトップアスリートのお話です。
トップアスリートとなると周囲の動きが凄いレベルになるので簡単にトップアスリートであることから降りられない。
彼女がドーピングをしていることを知っている者は彼女に勝利しか求めていない。
彼女がドーピングをしていることを知らない者には相談が出来ない。そしてその人達も彼女に勝利しか求めていない。
薬の過剰摂取による死に怯えながら周囲のプレッシャーに耐えきれず薬無しでは勝ち目がないとドーピングを行う。
彼女が最後に選択することとは?
面白かったですよ。
楽しめました。
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