昨日の夜は、映画『複製された男』のDVDを観ていました。
大学の歴史講師アダムは、知人に勧められた映画の中に自分と同じ顔をした俳優を見つける。
アダムは、アンソニーというその俳優を調べて居場所を突き止める。
面会した二人は、姿形だけでなく後天的についた傷の痕も同じ場所に同じ形であることを知り……。
監督は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。
出演者は、ジェイク・ギレンホール、メラニー・ロラン、サラ・ガドン、イザベラ・ロッセリーニ、など。
以下、一応ネタバレあります。
間違っているかもしんないけど。
面白いのだけれども面倒な映画。
はじめのうちは「登場人物達は何でこんなに深刻に物事を考えているのだろ」と思っていたのです。
「世の中にはよく似た人がいるものだなぁ」と思ってそれで終わり。となるはずなのに何故か似た人がいることを深刻にとらえてしまう。
では「何故そっくりさんがいるのか?」という謎の解明にお話は向かうのかと思っていたら、そちらにはお話は向かわない。
むぅ?
所々で妙な映像が挿入される。
『複製された男』??
表面を見ただけなら邦題は変。なのだけれども……。
物語の途中で出てくる主人公の母親の台詞が変。あの台詞はどちらとも取れる台詞で、もしかしてミスリードを誘っている?
最終盤で出てきた写真。終盤のヘレンの台詞。
序盤から変な感じで場面が変わるシーンがある。現実と乖離しているシーンもある。
もしかして夢の世界? 或いは妄想?
どちらか(多分、俳優の方)が、抑圧された願望から生み出された存在? 或いは悔いながらも捨てきれない過去の自分?
それを妄想している男のお話???
ラストは妻に怒られた。ってことなのかな??
間違っているかもしんない。
面白いのだけれども面倒な映画だなぁ。
面倒な映画は好きだけれども、悪い意味で外連味がありすぎな気がする。
でもハマる人はどっぷりハマるだろうなぁ。
面白い映画ではありました。
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