私、大病を患ったことがありません。大怪我をした事も無い。一番酷い怪我は足首の捻挫くらいで、病院に入院した事もありません。
否、子供の頃に倉敷川に落ちて溺れて死にかけたらしい。その時は運良く助かって病院に入院したそうです。でもその時の事は殆ど憶えていないのです。
それ故、病気を患っている人や怪我をしている人の気持ちが多分、分かっていません。理解するよう努めてはいるのですが、決定的な深い所では理解していないんだと思います。大病を患った人が身近にいた事も無いので、病気を患っている人や怪我をしている人に如何接してよいのかもあまり分かっていません。
今朝、お仕事に向かう途中、車椅子に乗ったおじいさんを見かけました。
おじいさんは車椅子から立ち上がって、家の中に入ろうとしていました。
その時私は、何か手助けになることがあればお助けしたいと思ったのです。
でも何を如何手助けすればいいのか分からない。
それにお助けする事はおじいさんにとって「余計なお世話」な可能性もあります。
如何なんだろう? 分からない。
話しかけて訊いてみればよかったのでしょうか?
でもいきなり話しかけるのは失礼な事かもしれない。否、それでも話しかけるべきだったのでしょうか?
ジロジロ見つめるのも失礼だと思って立ち去ったのですが、それも良くない事だったような気がします。
お助けしたい気持ちがあっても何もしなかったのだから意味が無い。
間違いかもしれないけど、次に今朝のような場面に遭遇したら、話しかけてみることにいたします。
今回の記事は、「いい歳をして情けない話」でありました。
真っ当な大人であるならきちんと的確な判断をして行動が取れる筈。
情けない限りで御座います。
本日の倉敷は晴れのち曇りでありました。
最高気温は九度。
最低気温は五度でありました。
明日は終日曇りとなりそうです。