SYUUの仕事部屋:ものづくりの世界のしくみをもっと深く知ろう!

製造業(メーカー)の仕事の仕組みをご紹介しています。

就職活動・就職試験先の選定

2023-05-02 07:53:42 | 888私の履歴書ー仕事編-

(昭和記念公園のチューリップ    令和4年4月12日撮影)

 

 1971年6月、大学4年の私は、庶務課のテーブルの上に無造作に積まれた就職案内の山の前にいました。

 当時、私が通っていた大学は、現在は松本市の「あがたの森公園」となっている場所にありました。その校舎は、旧制松本高等学校時代のものをそのまま使用しており、現在もあがたの森公園に講堂など一部の建物が保存されています。

 そんな古い建物の暗い庶務課で、特段の就職希望ももたない一人の男が、特段の基準もなく、3社の就職案内を選びました。

 当時の就職状況は、高度成長期ということもあって、いわゆる売り手市場でした。それもあってか、今のような活発な就職活動は皆無と言って状況でした。大学での就職説明会やサポートも全くない時代でした。単に、『就職案内書をどうぞご覧ください!』程度だったわけです。そんな雰囲気もあって、4年生同士での情報交換もなく、選んだ3社の就職試験を受けることになりました。もっとも、地方の大学、大企業への就職はよほど成績優秀でないと難しく、『〇〇が三菱商事に合格したらしい』などのうわさも伝わってきて、そのことは、就職試験で十分に知ることになります。

 選んだ3社はいずれも自動車部品メーカーでした。漫然と『メーカーが安定していていかな?』という思いがあった気がします。うち2社は、地元の愛知県、1社は関東(本社川崎)のメーカーでした。漫然と地元で就職という気持ちがありましたが、これも漫然と、という程度で、ともかく、就職をまじめに考えていなかったことだけは確かでした。

(つづく)

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿