(神代植物公園のバラ)
プロモーション活動にはカーショップ会の支援も含まれますが、お主な活動は宣伝広告です。
一般的には専門誌などへの広告ですが、最も直接的に効果のあるのは、カーレースなどへの協賛です。カーレースといえば、やはりF1ですが、これには多額の資金が必要でまったく無理な世界でした。
とは言え、国内の主要なレースでないとマニアは集まりませんので、それらのレースに協賛することにしました。
実際の協賛の仕方は、それらのレースに参加するワークスとスポンサー契約して、自社のロゴをレースカーに表示してもらうことです。その車が良い結果を出せば、マニアに自社のロゴがインプットされ商品の拡販に繋がるというわけです。
スポンサー契約は2社としました。一社はトヨタ系で、メインはとても資金的に無理なため、サブスポンサーでしたが、それでも年間1千万円の契約料でした。ワークスとしては一流で、主要レースの結果も上々でした。この車のミニカーも市販されていて、今も私の机の上に置いてあります。
もう一社はメインスポンサーでした。当時、富士グランチャンピオンレースというのが行われていて、これに参加していた、こちらは個人に近いワークスでした。そのため、スポンサー料は安かったのですが、残念ながらリタイア続きで、TV中継されてもほとんど映らないという散々な結果でした。
結果的に断りましたが、今でも現役で、車好きで知られるある有名な芸能人のメインスポンサーの話もありました。契約約金は1千万円でした。
モータースポーツ、派手で水商売的な世界でもあります。投資に見合った効果があったのかかなり疑問ですが、問屋さんの協力もあって、次第に、ブランド名がカーショップにも浸透、個人ユーザーからの問合せも来るようになりました。
そんなこともあって、スポンサー契約はトヨタ系のワークス1社に絞り、プロモーション活動は、カーショップへの働きかけ・支援を中心へと次第にシフトさせていきました。
地道な日々の営業活動が大事ということを教えられる結果となりました。
(モータースポーツ:完)