(神代植物公園のバラ)
まずは販売ルートの開拓です。
自動車用の商品は大きく2つに大別されます。一つは修理用の部品です。もう一つはファッション用などの用品です。アルミホイールなどが代表でしょうか。モータースポーツ用の商品も用品に分類されます。
この大別は、販売ルートにおいても言えることで、修理用部品に強い問屋・部品商と用品に強い問屋・部品商があります。モータースポーツに限定すると、カーショップといわれる専門ショップもあります。
幸い、当時取引のあった問屋は用品ルートにも強かったため、新規の問屋の開拓は当面不要でした。ただし、カーショップとの関係は強くなかったため、カーショップへの働きかけ方の検討が行われました。
検討結果としては、カーショップの組織化でした。主要なカーショップを選別、それらのお店に「○〇会」と命名した組織への加入を働きかけたのです。当然仕入価格など加入特典を付けての勧誘だったわけです。結果として、30社ほどの加入となりました。
次に目指したのは大手の用品店との直取引です。
修理用の部品商においては大規模店は無いのですが、用品については、オートバックスなどの大手の用品店が存在します。
そこで、まず、それぞれの用品店の本部への売込みを図りました。結果はいずれもNOではありませんでしたが、各店補と交渉はOKとの回答をもらっただけで終わりました。
その理由は量販店ということで、商品の手離れの良さという点でも問題があったようです。タイヤやホイールのように一般の商品と違って、機能用品は商品知識の店員への教育など広範囲な準備が必要で、それに見合った売り上げが予想できないためとのことでした。商品には魅力を感じる、店舗によってはモータースポーツなど高機能品の知識が高いメンバーもいるので、各店舗にあたってくれとの回答もありました。
したがって、このルートは、各店舗への働きかけを行いましたが、そのためにはパンフレットなどのツールが必要のため、販売ルートの検討とともに、プロモーション活動が行われました。
(つづく)
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