SYUUの仕事部屋:ものづくりの世界のしくみをもっと深く知ろう!

製造業(メーカー)の仕事の仕組みをご紹介しています。

スタート案内です。ものづくりの世界を知りたい方はどうぞ! 

3023-03-07 08:10:23 | 000はじめに ほか

 ブログ開設から1年と7か月が経ちました。そして、本日ガイドブックのご紹介が終了しました。
 途中から読んで頂いた方も多いと思いますが、ブログとしてはかなり硬い内容にもかかわらず、私の予想を裏切っていただいて、最近では多くの方に覗いていただいています。
 幸いgooブログはUPが終了しても、ブログは消されずに残っています。この後も、引き続き多くの方に覗いていただければ幸いです。それと、ご質問、ご意見大歓迎です。是非是非お寄せいただきたいと思います。
 ガイドブックのご紹介は本日で終わりますが、新たな企画もと思っています。その時は、あらためてこの場でご紹介します。引き続き「SYUUの仕事部屋」よろしくお願い致します。

 なお、最下段の「記事一覧」をクリックし、上段右の「古い順」を選択いただくと、本論を先頭から読むことができますのでお試しください。

                         2023年3月7日

 

 ブログ開設から6か月が経ちました。章ごとの目次では主に「概要」としていますが、入門編・入門者向けの内容の紹介が終わりとなりました。ここまでお付き合いいただいた方には厚く御礼申し上げます。

 元となっているテキストでは、各章ごとで入門編のあとに実務者向けレベルの応用編が続いていますが、このブログでは応用編を飛ばして入門編のみを先に紹介しています。本日からはいよいよ、応用編・実務者向けの内容となります。
 章を遡って、「第5章基準情報管理の詳細(実務者向けレベル)」から再スタートとなります。
 内容はかなり高度になりますが、面白さも倍増します。

 ブログのタイトルも「ものづくりの世界のしくみをもっと深く知ろう!」と変えました。是非引き続きお付き合いください。

 この頁の一番下の段の「記事一覧」を選択し、記事の表示順を「古い順」に切り替えて頂くと、本文の1頁から読んでいただくことができます。

                         2022年2月6日

 

 現役を引退して12年ほど経ちました。38年ほどの現役生活でした。
 おそらく現役への未練があったのでしょうね。引退後2年ほどかけて、現役生活での知識を整理して本にしました。
 その後、それなりに整理結果を活用する機会がありましたが、gooブログの場を借りて、より広く活用していただく機会を増やしたいと思いました。

 仕事がらみのかなり硬い内容ですが、一般の方でも読みだすと結構面白いと思います。「製造業の仕事のしくみ」をご紹介します。全ページで440頁ほどあります。原則1日1頁のご紹介でゆっくりご紹介します。ゆっくりお付き合いください。
 冒頭は表紙です。「システム化への道しるべ」とあるように、本来はコンピュータシステムのSE(システムエンジニア)向け、製造業の仕組み・業務内容紹介のために書いたものですが、初心者向けのため一般の方向けでもあります。その点を含んでお楽しみいただければ幸いです。

 なお、本文はパワーポイントで制作しています。それをペイントを利用し画像変換してUPしています。変換のバグも多少発生すると思います。多少の見にくさはご勘弁ください。

 前置きが長くなりましたが、今日は発行時の「はじめに」と目次のご紹介です。明日以降、本文を原則1日1頁づつUPしていきます。
 下段の記事一覧を選択し、記事の表示順を「古い順」に切り替えて頂くと、本文の1頁から読んでいただくことができます。

 なお、当面コメント欄は閉じています。ある程度UPが進んだ段階でメッセージ欄利用によりご質問を受ける予定でいます。

                         2021年8月3日

 

 
 

 

 

 


モータースポーツ4

2024-06-23 09:46:44 | 888私の履歴書ー仕事編-

(神代植物公園のバラ)

 

 プロモーション活動にはカーショップ会の支援も含まれますが、お主な活動は宣伝広告です。

 一般的には専門誌などへの広告ですが、最も直接的に効果のあるのは、カーレースなどへの協賛です。カーレースといえば、やはりF1ですが、これには多額の資金が必要でまったく無理な世界でした。
 とは言え、国内の主要なレースでないとマニアは集まりませんので、それらのレースに協賛することにしました。

 実際の協賛の仕方は、それらのレースに参加するワークスとスポンサー契約して、自社のロゴをレースカーに表示してもらうことです。その車が良い結果を出せば、マニアに自社のロゴがインプットされ商品の拡販に繋がるというわけです。

 スポンサー契約は2社としました。一社はトヨタ系で、メインはとても資金的に無理なため、サブスポンサーでしたが、それでも年間1千万円の契約料でした。ワークスとしては一流で、主要レースの結果も上々でした。この車のミニカーも市販されていて、今も私の机の上に置いてあります。

 もう一社はメインスポンサーでした。当時、富士グランチャンピオンレースというのが行われていて、これに参加していた、こちらは個人に近いワークスでした。そのため、スポンサー料は安かったのですが、残念ながらリタイア続きで、TV中継されてもほとんど映らないという散々な結果でした。

 結果的に断りましたが、今でも現役で、車好きで知られるある有名な芸能人のメインスポンサーの話もありました。契約約金は1千万円でした。

 モータースポーツ、派手で水商売的な世界でもあります。投資に見合った効果があったのかかなり疑問ですが、問屋さんの協力もあって、次第に、ブランド名がカーショップにも浸透、個人ユーザーからの問合せも来るようになりました。
 そんなこともあって、スポンサー契約はトヨタ系のワークス1社に絞り、プロモーション活動は、カーショップへの働きかけ・支援を中心へと次第にシフトさせていきました。

 地道な日々の営業活動が大事ということを教えられる結果となりました。

 

(モータースポーツ:完)

 

 

 

 


モータースポーツ3

2024-06-09 09:57:12 | 888私の履歴書ー仕事編-

(神代植物公園のバラ)

 

 まずは販売ルートの開拓です。

 自動車用の商品は大きく2つに大別されます。一つは修理用の部品です。もう一つはファッション用などの用品です。アルミホイールなどが代表でしょうか。モータースポーツ用の商品も用品に分類されます。
 この大別は、販売ルートにおいても言えることで、修理用部品に強い問屋・部品商と用品に強い問屋・部品商があります。モータースポーツに限定すると、カーショップといわれる専門ショップもあります。
 幸い、当時取引のあった問屋は用品ルートにも強かったため、新規の問屋の開拓は当面不要でした。ただし、カーショップとの関係は強くなかったため、カーショップへの働きかけ方の検討が行われました。

 検討結果としては、カーショップの組織化でした。主要なカーショップを選別、それらのお店に「○〇会」と命名した組織への加入を働きかけたのです。当然仕入価格など加入特典を付けての勧誘だったわけです。結果として、30社ほどの加入となりました。

 次に目指したのは大手の用品店との直取引です。

 修理用の部品商においては大規模店は無いのですが、用品については、オートバックスなどの大手の用品店が存在します。
 そこで、まず、それぞれの用品店の本部への売込みを図りました。結果はいずれもNOではありませんでしたが、各店補と交渉はOKとの回答をもらっただけで終わりました。
 その理由は量販店ということで、商品の手離れの良さという点でも問題があったようです。タイヤやホイールのように一般の商品と違って、機能用品は商品知識の店員への教育など広範囲な準備が必要で、それに見合った売り上げが予想できないためとのことでした。商品には魅力を感じる、店舗によってはモータースポーツなど高機能品の知識が高いメンバーもいるので、各店舗にあたってくれとの回答もありました。

 したがって、このルートは、各店舗への働きかけを行いましたが、そのためにはパンフレットなどのツールが必要のため、販売ルートの検討とともに、プロモーション活動が行われました。

 

 (つづく)

 

 

 

 

 


モータースポーツ2

2024-05-26 10:30:59 | 888私の履歴書ー仕事編-

(神代植物公園のぼたん)

 

 

 モータースポーツ向けの商品開発がスタートしました。

 まずは、品ぞろえです。とはいっても、修理用と違って車種は限定されます。一般大衆車用や、まして商用車用の商品を発売しても売れません。もっとも、日本では少ないですが、ピックアップトラックなどで走りを楽しむユーザーもいますから、トラックだからと大くくりで対象外とはできません。当時で言えばカローラやサニーなどの大衆車にもスポーティーなグレードがありましたから、大衆車だからと一概には対象外とはできません。

 ということで、まずはある程度の量産車で、スポーツタイプの車種、グレードの中から10点程度を品目選定しました。

 いずれも、修理用で発売済みの商品だったので、内部の調整でスポーツ用に変更が可能なため、開発は比較的容易でした。一番のポイントはどの程度のレベルに調整するかという点でした。

 このため、試作品を数点作成し、テスト走行を繰り返しました。カーメーカーのような本格的なものではありませんが、山梨工場にはテストコースがありました。
 当然。交通規則にのっとった範囲ですが。路上テストも行いました。箱根などの山道でのテストもしています。

 こうして。10品目の仕様が決定されました。いよいよ発売です。

 といっても、これまでの修理用部品とは違います。不特定多数の顧客向けということではありませんが、一般消費者向けの商品です。単純にこれまでの販売ルートで、プロモーション方法で、拡販が可能ではありません。

 ということで、商品開発と並行して、販売ルートの開拓とプロモーションの準備が進められました

 

(つづく)

 

 

 

 

 


モータースポーツ1

2024-05-19 09:27:48 | 888私の履歴書ー仕事編-

(神代植物公園のぼたん)

 

 モータースポーツというとまずは「F1」と頭に浮かぶでしょうか?モータースポーツの最高峰ですから。
 ただ、F1にかかわるのは、相当な資金が必要なんでしょうね。部品メーカーレベルでは容易なことではありません。
 もっとも、F1などのモータースポーツが大好きで、自分も少しはハードな走りがしてみたいという車好きはたくさんいます。
 つまり、モータースポーツへの進出とは、こういった車好きの人向けの部品の提供をしようというものです。
 幸い、製造している部品はいわゆる足回り部品のため、モータースポーツ向けに魅力ある商品として提供することが可能だったのです。

 実は直接ではありませんが、モータースポーツとのかかわりはかなり古くからあった話です。それは、カーメーカーが、サファリラリーなどに参戦していた時に、それ用の部品を提供していたことに始まります。つまりは半世紀以上前から経験のあったことでした。
 同じように、F1ではないですが、国内の自動車レース用の車向けにも、各ワークスの要望する部品の提供をしていたのです。さらに各ワークは、一般モーターファン向けの商品販売もしており、それ向けの商品提供もしていたのです。

 つまり、自社ブランドではありませんが、間接的にモータースポーツ用の商品開発の経験はあったため、これらの経験をもとに、自社ブランド品の開発・販売をしようと方針を決めたということです。

 ということで、モータースポーツ向けの商品開発が始まりました。

 

(つづく)