(よみうりランドジュエルミネーションより 2023年12月19日撮影)
カタログの原稿作成方法はこんな具合です。
①ライバルメーカーの品番別一覧表に自社の品番を採番する。
②ライバルメーカーの車種別カタログの品番を自社品番に置き換える。
つまり、最初はいたって単純な方法ですが、ライバルメーカーカタログをそっくりまねてカタログを作成したわけです。
ここで①の作業はカタログ作成以前に行っていたことです。それは、開発すべき部品を選定するための作業として行ったものです。つまり、自社で開発積みの部品をライバルのカタログと照合して未開発の部品をリストアップする作業で行ったものです。新しい部品開発の初期段階で行った作業です+。
しかし、この方法では、ライバルメーカーのカタログが発行されるまでは、新規の部品の開発も自社のカタログ作成もできず、ライバルの後追いとなってしまいます。
ということで、初回はこの方法によりましたが。2回目からは違う方法つまり本来すべき方法をとりました。
その方法は先に一部お話済みですが、次のとおりです
①カーメーカーの新車の発売時に、その新車の部品カタログを入手する。
②入手したカタログを確認して、純正の品目番を自社の品目番号に置換する。
③置換できなかった部品は新規開発部品としてリスアップし、品番を採番し開発計画に追加する。
④純正のカタログの純正品番を新規に採番した自社品番に置き換え、これにより新車のカタログ原稿を作成する。
以上により、これまでライバルの市版部品メーカーの後追いであった開発もカタログ作成も少なくとも同レベルとなりました。
この結果、新規部品の開発も順調に進み、カタログも整い。これに伴い売上も順調に拡大していきました。
そして、私の仕事に内容も新規部品の開発、カタログ作りから次第に本来の営業の仕事へと広げていくことになりました。
(市販品メーカーへの道:おわり)
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