【 ひさかたの 天照( あまて )る月の 隠( かく )りなば 何になそへて 妹( いも )を偲( しの )はむ 】 空に照る ぉつきさま 見えないと どのようにして &n . . . 本文を読む
【 我妹子( わぎもこ )に 恋ふれにかあらむ 沖( おき )に住む 鴨( かも )の浮き寝の 安( やす )けくもなき 】 あなたに 恋して いるから なのか ゆらゆら &nbs . . . 本文を読む
【 暁( あかとき )と 鶏( かけ )は鳴くなり よしゑやし ひとり寝( ぬ )る夜( よ )は 明けば明けぬとも 】 夜明けまぇですょ って 鶏さま 鳴ぃてぃる でも   . . . 本文を読む
【 紀伊( き )の国の 飽等( あくら )の浜の 忘れ貝 我( われ )は忘れじ 年( とし )は経( へ )ぬとも 】 紀伊の国 あくらの浜 二枚貝の かたほぅの 忘れ貝 & . . . 本文を読む
【 あしひきの 山鳥( やまどり )の尾の 一峰( ひとを )越え 一目見し児( こ )に 恋ふべきものか 】 ぁしをひきずって のぼるほど ふかい山の 雄山鳥は 赤銅色で尾羽がながい   . . . 本文を読む
【 結( ゆ )ひし紐( ひも ) 解( と )かむ日( ひ )遠( とほ )み しきたへの 我( わ )が木枕( こまくら )は 苔生( こけむ )しにけり 】 ぃとしぃぁなたさまに むすんで ぃただぃた ぉひも &nbs . . . 本文を読む
【 かくしつつ 我( あ )が待つ験( しるし ) あらぬかも 世の人皆( みな )の 常( つね )ならなくに 】 このょぅに ながぃぁぃだ ぃとしぃぁなたさま ぉまちもぅしぁげ ぃつか . . . 本文を読む
【 ま葛延( くずは )ふ 小野( をの )の浅茅( あさぢ )を 心ゆも 人引かめやも 我( わ )がなけなくに 】 葛のおいしげる 低いちがやのように 清らかなあなたを まさか . . . 本文を読む
【 独( ひと )り寝( ぬ )と 薦朽( こもく )ちめやも 綾席( あやむしろ ) 緒( を )になるまでに 君をし待たむ 】 ひとりで ねむっても ぉふとん ぃたまなぃ それでも
&n . . . 本文を読む
【 玉桙( たまほこ )の 道行( みちゆ )き占( うら )の 占正( うらまさ )に 妹は逢( あ )はむと 我( われ )に告( の )りつる 】 道行く ひとが なにげなく はなす 言葉を . . . 本文を読む
【 言霊( ことだま )の 八十( やそ )の衢( ちまた )に 夕占( ゆふけ ) 問ふ 占正 ( うらまさ )に告( の )る 妹相寄( いもあひよ )らむと 】 言霊の 道が 四方八方に通じている 辻で 夕方にする
. . . 本文を読む
【 たらつねの 母が養( か )ふ蚕( こ )の 繭隠( まよごも )り 隠( こも )れる妹( いも )を 見むよしもがも 】 おかあさんが はぐくむ かいこ みずからの 口からだす糸で &nb . . . 本文を読む