米・モデルナワクチン 新たに5000万回分を契約(2021年7月20日)
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は20日、日本テレビの報道番組で、東京都の1日の新規感染者数について、8月第1週には過去最多の3千人近くまで増加するとの見通しを示した。それに伴い、医療逼迫(ひっぱく)が起きる可能性も「極めて高い」とした。
【写真】会見する新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長=2021年7月16日午後4時20分、東京都千代田区、西畑志朗撮影
尾身氏は番組内で、「2週間後には(新規感染者数が)2倍になって、(年末年始の)第3波のピークを超えていく可能性が出てきた」と述べた。この日の新規感染者数が1387人だったことから、司会者が「8月の第1週には3千人に近い数字になるのか」と質問すると、尾身氏は「そういうことだ」と応じた。東京では、1月7日に2520人の新規感染者を数えている。
尾身氏は、ワクチン接種が進んでも「東京では入院の患者が増えている。このままのスピードで感染が広がると、医療の逼迫がまた起きてくる可能性が極めて高い」とも指摘した。「この1、2カ月はもうひと頑張りして、医療の崩壊、逼迫を起こさないようにしてほしい」と、感染防止対策への協力を呼びかけた。
知念実希人 小説家・医師@MIKITO_777
21日午後に開かれた東京都の専門家会議では、新規感染者数の7日間平均は1,170人で、前回のおよそ1.5倍にのぼっているとの分析結果が示された。
そのうえで、このままでは2週間後の8月3日には、1日の感染者数が2,598人に達し、過去最多の2,520人を上回るという。
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